科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

2007-01-01から1年間の記事一覧

代表理事としての一年

2007年がくれようとしている。 ここで、代表理事としての一年を振り返る。 今年は原稿依頼や講演依頼を多くいただいた。発表の場を与えてくださった関係者の皆様に御礼申し上げる。 以下、発表リスト。★書いた文章●なぜ我々はAAASに注目するのか.榎木英介.…

今年最後のメルマガ221号

先ほど本年最後のメールマガジンを発行いたしました。 さまざまな出来事があった年だと思います。気候温暖化問題、iPS細胞など、何年後でも語られるようなインパクトの強い出来事もありました。 とくにiPSは、非常にインパクトの強いものでした。あっという…

更なる動き iPS

支援体制などができつつある。以下メールマガジンに掲載したニュース。●「iPS細胞研究等の加速に向けた総合戦略」の決定について http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/12/07122607.htm▼iPS細胞研究等の加速に向けた総合戦略 http://www.lifescience.mext…

iPSをめぐる動き、薬害肝炎首相決断ほか〜メルマガ220号目次

今朝発行のNPOサイコムニュースの目次をご紹介します。 なんといってもiPSをめぐる動きが非常にめまぐるしく、かなりのスペースを割きました。 iPSに関する動きに関しては、ブログにまとめましたのでご覧ください。 http://d.hatena.ne.jp/scicom/20071220/p…

iPS、予算措置

本日発行のメールマガジンにもご紹介したが、先日のエントリーからさらに事態は動いている。 平成20年度予算政府案の資料文教及び科学技術予算によると、再生医療の実現化プロジェクトとして、前年比10億円増の20億円が投じられる。 以下。●08年度予算復…

芸術駆使、科学を伝える

本日(2007年12月20日)の日本経済新聞「波頭旗頭」という記事です。 建築家の松川昌平氏(33)、サイエンス・アーティスト奈良島知行氏(57)、和歌山大学尾久土正己氏(46)が紹介されています。 松川氏は理化学研究所の脳科学者、深井朋樹氏(49…

日本科学未来館 科学コミュニケーター研修プログラムのご紹介

以下のご案内をいただきましたのでご紹介させていただきます。 どうぞよろしく御願いいたします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日本科学未来館 科学コミュニケーター研修プログラムのご紹介日…

平成20年度予算財務省原案出る

平成20年度予算財務省原案が出た。 早速科学技術関連予算をみる。 平成20 年度予算(財務省原案)のポイントから。 【文教・科学技術】 ◆ 歳出削減方針を徹底しつつ、「信頼できる公教育の確立」 に資する施策に重点的に対応 ◆ 科学技術振興費は、国家基幹…

iPS支援 急速な動き

iPS細胞研究を支援…文科省 http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071220-OYT8T00382.htm 万能細胞 京大に研究センター 研究を一元的に加速 http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/071220/acd0712201306003-n1.htm 京大にiPS細胞研究…

独立行政法人の統廃合案…研究所が統廃合される…

独立行政法人、少なくとも16を削減…政府計画の骨格 研究所がいくつか統廃合される。JSTは今回は統廃合されないようだ。 以下記事から。廃止 日本万国博覧会記念機構 国立国語研究所 メディア教育開発センター 緑資源機構 統合 防災科学技術研究所+海洋…

COP13など〜メルマガ219号

COP13が閉幕しました。 科学史的にどのように位置づけられるのでしょう。 iPS細胞研究の支援策が打ち出されつつあります。こちらもフォローしていかなければと思いますが、夜も寝ないで働くパワフルなアメリカの研究者にどうやって対抗していくべきなのか…難…

教育再生会議の大学院改革は?

●第10回教育再生会議 議事次第 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/dai10/10gijisidai.html▼大学・大学院改革について議論された模様。 配布資料などを見ると、第三次提言にむけて、大学、大学院改革については 大学・大学院教育の充実(卒業生の質…

研究不正問題、毎日新聞のインタビューに答える

本日の毎日新聞に、サイコムジャパン代表理事榎木のインタビューが掲載されている。●科学研究不正:科学者の良心とは…不正対策で議論−−日本分子生物学会がシンポ http://mainichi.jp/select/science/news/20071216ddm016040122000c.html 新聞紙上では、私の…

日本物理学会雑誌12月号にポスドク問題の記事を書きました

本日別刷が届きました。 「ポスドク問題−現状と課題−」と題して、ポスドク問題の歴史から現状、そして私見を交えて解決策を書きました。 解決策では、今一番言いたいことを書きました。 私たちがなぜサイエンス・コミュニケーションと名乗っているのか、キャ…

渡海文科相と経団連の懇談

渡海文科相と今後の科学技術政策で懇談−宇宙・海洋分野の研究開発や科学技術の国際競争など

メルマガ218号目次〜COP13、OECD調査、名古屋市大教授逮捕ほか

メルマガ218号の目次をご紹介します。 COP13や名古屋市立大の教授が逮捕された事件等いろいろなニュースがありましたが、OECDの学力調査の結果が、理科離れとともに語られています。 私は理科だけでなく、知に対する敬意とか好奇心がなくなっている…

若手研究者の就職難と劣悪な待遇の解決のための公開シンポジウム

以下のシンポジウムに参加いたします。 http://www.jcp.or.jp/tokusyu/daigaku/071205.pdf に案内が出ています。 若手研究者の就職難と劣悪な待遇の解決のための公開シンポジウム ――日本の学術の将来と社会の発展をみすえて――「高学歴難民」「高学歴ワーキン…

メルマガ217号目次〜山中教授をどう支援すればよいのか

メルマガ217号の目次をご紹介します。 やはり山中京大教授のiPSの研究のことが大きいですね。 どのような政策を行えば、山中教授の研究を大きく発展させることができるのでしょうか。なかなか難しいことではありますね。エディトリアルにはそのあたりのこと…

日本学術会議のシンポの様子ほか

あまり時間がとれないので、今朝発行予定のメルマガのキャリアに関する部分をそのままはりつけます。●公開シンポジウム「研究・教育者等のキャリアパスの育成と課題」について(結果報告) http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/bunya/kisose/sinpo101...●我…

広がる草の根サイエンス・コミュニケーション報告

サイエンスアゴラ2007にて「広がる草の根サイエンス・コミュニケーション」というワークショップを開催したので、簡単なご報告第一弾をします。 正直言って時間が短かった。 実はもっと時間を長くとっていたのですが、われわれのイベントと完全に合致す…

本音で語るポスドク問題報告

先日サイエンスアゴラ2007で、「本音で語るポスドク問題」というイベントを開催しました。そのときの議論から考えたことなど。ちなみに「5号館のつぶやき」というブログで批判されてます((^_^;)http://shinka3.exblog.jp/7528203/ 議論を聞いていると…

215号目次〜IPCC報告、阪大不正事件

今朝発行したメールマガジンの目次をご紹介します。 IPCCの報告書が出たということで、かなりの量がそれにとられました。 また、阪大で研究費不正流用事件が発生したのも、印象的です。 今週末サイエンスアゴラ2007がありますので、そのご案内をさせてい…

サイエンスアゴラ2007、いよいよ来週!

サイエンスアゴラ2007が、来週日本科学未来館近辺で行われます。 以下、サイコムジャパンのサイエンスアゴラ2007実行委員長、横山雅俊会員のご挨拶です。 皆様、是非お気軽にいらっしゃってください。 早いものでもう来週末になりますが、国際研究交流大学村…

サイエンスアゴラ2007サイコムジャパン企画ご案内

サイエンスアゴラ2007という行事が、来週日本科学未来館近辺で行われます。 以下、サイコムジャパンのサイエンスアゴラ2007実行委員長、横山雅俊会員のご挨拶です。 皆様、是非お気軽にいらっしゃってください。 早いものでもう来週末になりますが、国際研究…

経団連の政策評価

日本経団連の自民党、民主党に対する政策評価が発表されたようです。 2007年政策評価の発表にあたって さて、早速科学政策をみてみる。自民党4.日本型成長モデル実現に向けたイノベーションの推進 合致度 A 取組み A 実績 B 国際競争力強化に向け、第3…

メルマガ214号目次

メルマガ214号の目次です。 週末に科学技術社会論学会に参加してきました。いろいろ思うところがあり、それをEditorialにしました。※SciCom NewsはNPO法人サイエンス・コミュニケーションの発行するメールマガ ※ジンで、毎週月曜配信されます。 ※詳しくはサ…

メルマガ213号〜薬害肝炎問題など

薬害肝炎の問題が社会問題になっています。報道も洪水のようで、これは皆様のほうがお詳しいかもしれません。 文部科学省の出した民間企業の研究活動に関する調査報告(平成18年度)も注目です。 その他ポスドク問題の記事もいくつか出ていました。 Editoria…

月刊テーミス11月号

月刊テーミス11月号にこんな記事が出ていた。「博士」の就職難・大学院の失敗は当然だ‐「大衆化」の成れの果て ポスドク問題を概観した内容で、この問題の現状がよく分かる記事だ。さまざまなデータを引用し、非常にバランスよくまとめていると思う。 最後の…

国家百年の計

国家百年の計-未来への先行投資のために 文部科学省若手官僚の政策提言!作者: 文部科学省未来研究会出版社/メーカー: ぎょうせい発売日: 2007/11/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (2件) を見る文部科学省の若手官僚がまとめ…

渡海大臣インタビューに答える

サイエンスポータルで、渡海 紀三朗大臣のインタビューが始まった。取材は科学新聞の中村記者。 科学技術はライフワーク、と言い切る渡海大臣。どのような発言が聞かれるか注目したい。