科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

代表理事としての一年

 2007年がくれようとしている。

 ここで、代表理事としての一年を振り返る。

 今年は原稿依頼や講演依頼を多くいただいた。発表の場を与えてくださった関係者の皆様に御礼申し上げる。

 以下、発表リスト。

★書いた文章

●なぜ我々はAAASに注目するのか.榎木英介.科学技術コミュニケーション 第2巻 49-55, 2007年.
●研究倫理問題 現状と課題〜科学研究の不正行為を中心に.榎木英介.社団法人神緑会学術雑誌 第23巻 118-121, 2007年
ポスドク問題〜現状と課題.榎木英介.日本物理学会誌 第62巻第12号 950-953,2007年.
基礎医学が崩壊する?臨床研修制度がもたらした“もう一つ”の医療危機.榎木英介、尾内隆之. メディカルバイオ Vol.4 No.5 108-109.2007年.
●科学政策を「勝手に」比較、科学技術は“票”になるか.榎木英介. 日経BTJジャーナル Vol.21 15-17. 2007年.

★インタビュー

●競争的環境が誘発.榎木英介. 「科学者の良心とは 不正対策で議論 日本分子
生物学会がシンポ」記事中インタビュー掲載.毎日新聞 2007年12月16日.

★講演

●研究下流社会? 取り残された若手研究者のキャリア問題 第34回JSAO綜合科学シンポジウム 討論主題:「現代社会が求める大学の役割と現状」(2007年5月19日)
●研究下流社会をぶっ飛ばせ 幸せをつかむためのサバイバル術 第47回生化学若い研究者の会生命科学夏の学校(2007年8月3日)
●研究者の多角的なキャリアパス提案 NPG ネイチャーアジア・パシフィック主催 ライフサイエンス研究職キャリアセミナー(2007年9月7日)
●多様化する大学院生のキャリアパス 教員の皆さんに望むこと 岐阜大学医学部ファカルティデベロプメント講演会(2007年10月19日)

 その他11月には学生団体に呼ばれて講演させていただいた。

 サイコムジャパンとしては

●メディカルバイオ連載
●日経BTJジャーナル連載
サイエンスアゴラ2007への参加
●政策研究会

ほか多彩な活動を行うことができた。

 日常の仕事の合間にこうした活動をしたので、非常に忙しかった。しかし充実していたと思う。

 もちろん、NPOはミッションを達成する組織であり、自己満足で終わっては意味がない。社会をどのように変えることが出来たのか、厳しく問わないといけない。

 ポスドク問題や研究倫理問題をはじめとして、未解決の問題が多々ある。こうした問題の解決に向けて、具体的な行動を続けていきたいと思う。

 来年も知ったご鞭撻の程何卒よろしく御願いしたい。