科学・政策と社会ニュースクリップ

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本音で語るポスドク問題報告

先日サイエンスアゴラ2007で、「本音で語るポスドク問題」というイベントを開催しました。

そのときの議論から考えたことなど。

ちなみに「5号館のつぶやき」というブログで批判されてます((^_^;)

http://shinka3.exblog.jp/7528203/


議論を聞いていると、ポスドク対策として、読売新聞中島さんがおっしゃるように

1)自分が変わる
2)社会が変わる
3)制度を変える

の3つの対策が出てくるわけです。

1)は、民間企業やベンチャーなども視野にいれるということ

2)は博士の市場価値を高めること
 テレビドラマなどメディア戦略
  NHK連続テレビ小説とかキムタク主演ドラマとか

3)はポスドク雇用促進法などの法律をつくってもらうこと
 国会議員にポスドクの代表を送り込みこと
  毎日新聞元村さんに立候補してもらうこと

などが挙げられました。

その中で、どれにも関わるのが、若手の会などのコミュニティの役割の重要性で、やはりポスドクの意見を集約する組織をつくらないと、1)も2)も3)もすすまないのかなと思いました。

1)にも、ロールモデルを提示するなどのポスドク情報提供をする組織が必要です。

私はこれのモデルとして、アメリカのScienceを発行している非営利組織AAASを考えています。

AAASについては
http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/pdf/btjjn0711.pdf

をご覧ください。

#私は1)の秘策として、草の根科学コミュニケーターになるということを普段から言っているのですが、今回は書記として発言する機会がなかったので残念。

ただ、これらはちょっと中長期スパンの対策であり、今40歳で明日職がなくなるかもしれない人を救えません。

そこをどうするか、大きな課題です。

まずは第一弾のご報告まで。