科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

若手研究者の就職難と劣悪な待遇の解決のための公開シンポジウム

 以下のシンポジウムに参加いたします。


http://www.jcp.or.jp/tokusyu/daigaku/071205.pdf

 に案内が出ています。

若手研究者の就職難と劣悪な待遇の解決のための公開シンポジウム
――日本の学術の将来と社会の発展をみすえて――

「高学歴難民」「高学歴ワーキングプア」などといわれ、大学院博士課程を修了しても安定した研究職につくことができない若者の急増が社会問題化しています。政府の科学技術政策が生みだした深刻な矛盾であり、日本の学術研究と社会の発展にかかわる大きな問題です。このシンポジウムは、若手研究者の就職難や劣悪な待遇の現状を告発し、その解決の展望をひらくために、日本共産党と研究者のみなさんが交流する場です。日本共産党は、この成果をもとに現状打開への国会内外での活動をさらに進めます。大学院生、ポスドク、非常勤講師など若手研究者のみなさん、大学、研究機関に関わるみなさんに参加をよびかけます。

日時:2008 年2 月2 日(土) 午後1 時30 分〜5 時
主催:日本共産党学術・文化委員会
場所:日本青年館6F グリーティングルーム
(JR 千駄ヶ谷駅より徒歩9 分、地下鉄銀座線外苑前駅3 番出口より徒歩7 分、
地下鉄大江戸線国立競技場駅A2出口より徒歩7 分。地図はこちら)
http://www.nippon-seinenkan.or.jp/hotel/access/access.htm

プログラム
▽主催者あいさつ
足立正恒(日本共産党学術・文化委員会責任者)

▽パネリストの報告
・榎木英介(NPO 法人「サイエンス・コミュニケーション」代表理事
・岡田安正(元産総研主任研究官)
・坂東昌子(日本物理学会キャリア支援センター長、愛知大学教授)
・吉田裕(一橋大学大学院社会学研究科教授)
・石井郁子(衆議院議員日本共産党副委員長)

▽討論
若手研究者、大学関係者など参加者のみなさんの発言で交流します。

                  • 事前申し込み不要・参加費無料来聴歓迎します---------

お問い合わせ先       
 日本共産党中央委員会   
 学術・文化委員会事務局  
E-mail:gakubun@jcp.jp(@を小文字に変えてください)
Fax:03-5474-8397

 政党のシンポジウムに参加するにあたって、考えを述べます。

 NPO法人は法律で、特定の政党や候補者を応援してはいけないと定められています。

 今回のシンポジウムの出席は、あくまで無党派として意見を述べさせていただくためで、共産党のほうからもそのように話してほしいといわれています。このシンポジウムへの出席は、共産党の政策すべてを応援するためではなく、あくまでポスドク問題や博士の就職問題に絞り、それを解決するための一つの方法として、当NPOの理事会で議論の上決めさせていただきました。

 このブログや日経BTJジャーナルで、先の参院選の科学政策に関するマニフェストを比較しました。

 日経BTJジャーナルの9月号にマニフェスト比較が掲載してありますので、ご覧ください。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/pdf/btjjn0709.pdf

 ご覧いただけたら分かりますように、私たちはどの政党の政策も見つめており、自民党の科学政策に高い点をつけています。

 自民党民主党などから同種の御誘いがあれば、当然のことながら参加させていただくつもりです。

 一部の政党ではありますが、政治がポスドク問題に興味をもってくれました。

 これを足がかりに、党派を超えて議論が深まり、この問題を解決するための具体策が実行されていくことを願っています。