科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

広がる草の根サイエンス・コミュニケーション報告

 サイエンスアゴラ2007にて「広がる草の根サイエンス・コミュニケーション」というワークショップを開催したので、簡単なご報告第一弾をします。

 正直言って時間が短かった。

 実はもっと時間を長くとっていたのですが、われわれのイベントと完全に合致する(そして私自身出ていた)科学コミュニケーション活動をする人たちの活動報告会とバッティングしてしまいまして、それで無理やりそれとバッティングをしないよう時間をずらしたので、あんな時間になってしまいました。

 非常に残念でした。

 それはともかく、科学コミュニケーション活動をする小規模団体の抱える課題が見えてきました。

 まず、お金のこと。やはりどの団体も苦労されています。またお金がからむと、きちんと管理をしないといけないわけで、そのあたりの人材マネジメントも大きな課題です。ボランティアの方にいかに責任をもって仕事してもらうか、という大きな課題も出ました。

 お金に関しては、助成金の情報など、科学コミュニケーションにお金を出してくれるところの情報を集約するサイトが必要との意見をいただき、それをわれわれNPO法人サイエンス・コミュニケーションがやれ、とのご指名も(^_^;)たしかにJSTは複数のお金が動いてますし、団体もたくさんありますよね。

 団体のPRも課題で、教育委員会とのタイアップとか、さまざまな手法の報告がありました。

 そのなかで、地方新聞の支局に実際出向いて話をする、というのが効果的、というアイディアをいただき、なるほどな、と思いました。

 というわけで、時間が短く、あまりつっこんだ話はできませんでしたが、なんとかこの議論をもとに、草の根ネットワークを続けていくことができたらなと考えています。


 私は、草の根サイエンス・コミュニケーション団体が各地にできることが、サイエンス・コミュニケーションにとっても、そして、研究経験者の多様なキャリアにとっても不可欠と思っています。

 アゴラ後業務が多忙でまだできていませんが、草の根支援サイトの立ち上げ、草の根ネットワークの設立なども考えています。どうぞご協力よろしく御願いいたします。