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No.1200 2026年10月27日(発行11月1日)巻頭言
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【巻頭言】 東大が総長選考の経緯を公表 京大「JIP論文」通報者の雇い止め PHPの重大脆弱性
カセイケン代表 榎木英介
今週の記事ピックアップです。最初の2つはメルマガ本誌発行後の話題です。
【東大が総長選考の経緯を公表】
総長選考の選考経緯に関する資料の公表について(東京大学) https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z1303_00008.html
東京大学のガバナンス改革に関する資料について(東京大学) https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0508_00142.html
東大総長選 選考会議が詳しい選考の経緯を公表(NHK) https://news.web.nhk/newsweb/na/nd-20261030de68783
東大総長選考、藤垣氏は「15人中14人が承認」 新たな文書を発表(朝日新聞) https://news.yahoo.co.jp/articles/ba23f308728748a0965a299db9ee0e341cd6b7ff
東大、2位候補を次期総長に選出した経緯公表 最終投票「15人中14人が承認」(テレビ朝日系) https://news.yahoo.co.jp/articles/bbb5b5f4379a962692eb63f168d87b8a0cf25f11
【総長選考2026】選考会議が選考プロセスを説明 藤垣教授、委員16人の投票で2回とも最多 2回目投票で12票(東大新聞オンライン) https://www.todaishimbun.org/setsumei_20261030/
「東大に高い説明責任」 関文科相、学長選考の検証巡り(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD232270T21C26A0000000/
<主張>東京大 象牙の塔に立てこもるな(産経新聞) https://www.sankei.com/article/20261026-JWBUMVYSKVJLRFLDDXXDG7XMYM/
先週お伝えした文科省の検証要請を受け、東京大学が10月30日に総長選考の経緯を説明する11ページの文書を公表しました。選考・監察会議の委員16人による無記名投票を2回行い、藤垣氏がどちらも最多得票(2回目は16票中12票)、最終的に議長を除く15人中14人が承認したとしています。
ただ、意向投票で1107票対553票という大差の1位だった染谷氏を選ばなかった理由について、具体的な説明はなかったと報じられています。手続きの正当性は示されたが、判断の中身は示されていない、という形です。議長のコメントでは、10月27日に教職員有志から再度の質問が出ており、回答文書を作成中であること、文科省の検証にも協力することが示されました。
同じ30日には、医学系研究科・附属病院の一連の不祥事を受けたガバナンス改革の第二四半期の進捗も公表されています。総長選考の説明とガバナンス改革の実行が、同時に問われる状況です。
【京大「JIP論文」通報者の雇い止め】
京都大学教授による研究活動上の不正行為(改ざん)の認定について(文部科学省) https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/fusei/1360847_00059.html
京大「JIP論文」通報者雇い止めが国会へ――文科相が制度見直しの検討を明言、問われる大学の自浄能力(スローニュース) https://slownews.com/n/n5e8c66b62292
【スクープ】京大教授"出世論文"改ざんの舞台裏 告発した研究員は3カ月後に雇い止めを告げられた(スローニュース) https://slownews.com/n/nd5b94ac91248
京都大論文不正で告発者が雇い止め?泉健太衆院議員が文部科学委員会で指摘 「全国研究者に動揺と疑念」(京都新聞) https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1817107
10月28日の衆議院文部科学委員会で、泉健太議員が京大「JIP論文」の通報者が雇い止めに遭った問題を取り上げました。通報の約3か月後に雇い止めを通知されたことを紹介し、文科省や各大学のガイドラインが通報者の不利益を防ぐ内容になっていないとして、見直しを求めています。
関芳弘文科相は、通報者が安心して通報できる環境は極めて重要だとして、制度上の課題も踏まえた対応を検討すると答えました。京都大学は3月に小田裕香子教授による改ざん1件を認定して公表していますが、通報者への不利益取り扱いの調査は終わっていないと指摘されています。
研究公正の仕組みは、内部からの通報にほぼ全面的に依存しています。その通報者が職を失うようでは、制度そのものが成り立ちません。今回の件が国会で取り上げられ、文科相が制度見直しに言及したことの意味は小さくないと思います。
【PHPの重大脆弱性】
プログラミング言語「PHP」に重大欠陥 ネット社会のもろさ浮き彫り(Science Portal) https://scienceportal.jst.go.jp/stories/20261026_s01/
【まとめてわかる】PHPとは?何が起きた?影響は?悪用されると…(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBQ2JPXVBQULLI00LM.html
オープンAI「PHPの欠陥は2カ月前に発見」 防御準備と発表(毎日新聞) https://mainichi.jp/articles/20261022/k00/00m/020/055000c
PHPの脆弱性公開から半日で「攻撃」数百万件 公開前から試行も(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBQ3515VBQUTIL01TM.html
情報管理の不手際続き「非常に危険」 修正プログラム公開前に漏洩、意図的も PHP欠陥(産経新聞) https://www.sankei.com/article/20261024-BYJCVT6JNNJZLP3RVZEM57JGEU/
政府サイト一部停止、ウィキペディアも影響 PHP対応追われる各国(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBQ2WF8VBQUHBI00MM.html
PHPの脆弱性対応に伴うすべてのサービス・コンテンツの公開再開について(文部科学省) https://www.mext.go.jp/a_menu/mext_00007.html
PHP並みの脆弱性「まだ出てくる」 米クラウドフレアCEOが予告(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN23C8Y0T21C26A0000000/
PHPの脆弱性 世界を揺るがす重大な危機だ(読売新聞社説) https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20261022-GYT1T00388/
[社説]PHPの警鐘を次の脆弱性対策に生かせ(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK227W10S6A021C2000000/
PHPに重大な脆弱性が見つかり、世界中でサイトが停止しました。文科省を含む日本の政府サイトも一時公開を止め、ウィキペディアにも影響が出ています。
注目したいのは、この欠陥をAIが発見したという点です。オープンAIは2カ月前に発見して防御の準備をしていたと発表しました。一方で、修正プログラムの公開前に情報が漏れ、公開から半日で数百万件の攻撃が試みられています。意図的な漏洩の可能性も指摘されました。
AIが脆弱性を見つける速度と、人間が修正を配布する速度の差が、そのまま危険になる。クラウドフレアのCEOは同じ規模の脆弱性が「まだ出てくる」と予告しています。研究機関のシステムも例外ではありません。
【相次ぐサイバー攻撃と能動的サイバー防御】
高市総理は第1回サイバーセキュリティに関する関係閣僚会議を開催しました(首相官邸) https://www.kantei.go.jp/jp/105/actions/202610/26kaigi_cyber.html
サイバー攻撃元の無害化措置、高市早苗首相「戦略的に実行」(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA264L30W6A021C2000000/
能動的サイバー防御とは? 警察・自衛隊が攻撃側に侵入し「無害化」(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBS2381VBSUTIL005M.html
GMOに79億円要求 サイバー攻撃者の脅迫文を公開、支払いは拒否(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBV3FWKVBVULFA01CM.html
佐川急便サイトに不正アクセス 個人情報最大5323万件流出か(毎日新聞) https://mainichi.jp/articles/20261023/k00/00m/020/359000c
大阪公立大のシステム障害、NECの再委託先へのサイバー攻撃が原因(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBP15NCVBPPTIL00MM.html
大阪大学で約7万8000人分の個人情報漏えい 学生の氏名やメールアドレスなど(TBS NEWS DIG) https://news.yahoo.co.jp/articles/c1e9a87ff16a84a1064f02993769a8b9c7d46cf9
技術者1人に求人29社、セキュリティー人材不足 情報漏洩の背景?(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBS2V4MVBSULFA013M.html
経産省が11月に「ホワイトハッカー」専門チーム 不正アクセス対応(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBR0DD9VBRULFA003M.html
(社説)サイバー攻撃 官民で総力挙げ対策を(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/DA3S16572516.html
GMOへの79億円の要求、佐川急便の5323万件、大阪公立大、大阪大。被害が相次ぐなか、政府は10月26日に初のサイバーセキュリティ関係閣僚会議を開き、高市首相は攻撃元の無害化措置を「戦略的に実行」すると述べました。
大阪公立大の障害は、NECの再委託先が攻撃を受けたことが原因でした。自前の守りを固めても、委託の先の先から入られる。この構図は多くの大学に当てはまります。セキュリティ技術者は1人に29社の求人という売り手市場で、大学が人を確保するのは容易ではありません。
【科学技術投資60兆円と戦略17分野】
国の科学技術投資「5年で60兆円に」 小野田紀美科学技術相が表明(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA171U30X10C26A3000000/
政府の科学技術投資、目標60兆円へ「裏技」模索 演出より質を(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD2761G0X20C26A4000000/
科学技術投資、何を増やす? イノベーション創出に重点(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD151FN0V10C26A9000000/
高市政権、戦略17分野を順序づけ 半導体・水素など事業段階で3分類(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA193BF0Z11C26A0000000/
(72)我が国の「重点科学技術分野」の力量は十分だろうか(JST研究開発戦略センター) https://www.jst.go.jp/crds/column/director-general-room/column72.html
小野田紀美科学技術相が、5年で60兆円という科学技術投資の目標を表明しました。ただ日経は、目標達成のための「裏技」が模索されているとも報じています。数字の演出より中身が問われます。
戦略17分野は事業段階で3つに分類され、順序づけが進んでいます。JSTの研究開発戦略センターは、重点分野とされた領域の日本の力量が本当に十分なのか、と問いかけています。
【財政審が高校の規模縮小と国立大授業料を提言】
財政制度分科会(令和8年10月22日開催)資料一覧(財務省) https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20261022zaiseia.html
高校、少子化で規模縮小を 財政審、無償化に多額の国費 「ダウンサイジングは不可避」(産経新聞) https://www.sankei.com/article/20261022-6H55CVJRBZLMLIJHOXECHULTVA/
国立大の授業料引き上げ促す 20年間すえ置き、財務省「見直しを」(朝日新聞) https://digital.asahi.com/articles/ASVBQ23G4VBQULFA00PM.html
教員の奨学金返済免除案「慎重な分析を」 文科省要求に財制審けん制(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2273O0S6A021C2000000/
財政制度等審議会が、少子化を踏まえた高校の規模縮小は「不可避」とし、20年すえ置かれてきた国立大学の授業料の引き上げも促しました。教員の奨学金返済免除案にも慎重な分析を求めています。
科学技術投資は60兆円へ、という話と、教育予算は絞る、という話が同じ時期に出てきます。どちらも財政の話ですが、向いている方向は逆です。
【iPS細胞の心筋シート、世界初の実用化】
クオリプスのiPS細胞心筋シート、世界初の実用化 心不全患者に移植(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC298F70Z20C26A9000000/
iPS治療「治験」から「治療」の段階へ 初の移植手術「実用化の第一歩」(産経新聞) https://www.sankei.com/article/20261021-66DHZ4CBTBMWRFQTLFICRP6X4E/
iPS製品、世界初移植で執刀医ら会見「深く息吸えるようになった」心臓病患者喜び(産経新聞) https://www.sankei.com/article/20261021-HYWRTNLU3JJLXE2RFKCNMDQ2T4/
山中伸弥教授「一生の運使い果たした」 iPS細胞20年の軌跡(毎日新聞) https://mainichi.jp/articles/20261022/k00/00m/310/312000c
臓器作りやすい「iPS細胞2.0」開発へ 脳梗塞や慢性腎不全に効果期待(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG0737K0X00C26A9000000/
クオリプスのiPS細胞由来心筋シートが保険適用のもとで移植され、治験から治療の段階に入りました。患者本人が「深く息が吸えるようになった」と語っています。
論文発表から20年での実用化です。山中伸弥教授は「一生の運を使い果たした」と振り返っていますが、ここから先は運ではなく、製造や品質管理、保険財政といった地道な話が続きます。
【文化勲章にそ合憲三氏と長田重一氏】
任天堂・宮本茂氏ら8人に文化勲章 「マリオ」生みの親 ノーベル賞のそ合憲三氏も(産経新聞) https://www.sankei.com/article/20261023-A6WSELNVWBK5XGUEAGZTLPD4ZU/
ノーベル賞・そ合さんに文化勲章 「運命の出会い」につまらせた言葉(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBQ3V1PVBQUTFL014M.html
「始まりは純粋な好奇心」 文化勲章に細胞死解明の長田重一さん(毎日新聞) https://mainichi.jp/articles/20261023/k00/00m/310/129000c
機構報 第1878号:第8回輝く女性研究者賞(ジュンアシダ賞)受賞者の決定について(JST) https://www.jst.go.jp/pr/info/info1878/index.html
輝く女性研究者賞に高木里奈さん 東大准教授、物性物理学(共同通信) https://news.yahoo.co.jp/articles/6b084e6510d3e93fe34fc40587e0e448bb7f3ef5
ノーベル化学賞のそ合憲三氏と、細胞死を解明した長田重一氏が文化勲章を受章しました。長田氏の「始まりは純粋な好奇心」という言葉が印象に残ります。
輝く女性研究者賞は東大物性研の高木里奈さんに決まりました。活躍推進賞を受けた岡山大学は、2009年に導入したウーマン・テニュア・トラック制が評価されています。
【シャモンダウイルス、初のヒト感染死】
フランス・リヨンでシャモンダウイルスに感染し男性死亡 ヒトへの感染確認は世界初(TBS NEWS DIG) https://news.yahoo.co.jp/articles/16dada75e302dad2083e964a076a4acb29ef9f59
希少なシャモンダウイルスに初の人の感染例:わかっていること(Nature) https://doi.org/10.1038/d41586-026-03416-1
最近発見された家畜ウイルスに関連する初の人の死亡例、欧州で(Science) https://www.science.org/content/article/first-human-death-linked-recently-discovered-livestock-virus-europe
コンゴでエボラ流行が猛威、ワクチン試験に大きな望みを託す(Science) https://www.science.org/content/article/ebola-epidemic-rages-congo-bets-high-stakes-hope-vaccine-trial
AIが設計したウイルスをヒトに投与 世界初、薬剤耐性菌患者に(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBP1QR9VBPUHBI00RM.html
フランス・リヨンで、家畜のウイルスであるシャモンダウイルスにヒトが感染し、死亡しました。ヒトへの感染確認は世界初です。
コンゴではエボラの流行が続き、ワクチン試験に望みが託されています。一方で、AIが設計したウイルス(バクテリオファージ)を薬剤耐性菌の患者に初めて投与したという報道もありました。ウイルスをめぐる話題が、脅威と治療の両面から同時に出てきています。
【研究不正(千葉商科大・福山市立大)】
最新情報:第三者委員会調査報告書の公表にあたって(千葉商科大学) https://www.cuc.ac.jp/news/2026/h0f6gu000000zmrq.html
福山市立大学 准教授の学会発表が教え子の卒論と酷似 処分も含め対応検討(中国新聞デジタル) https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/912723
収賄罪の元東大院教授に執行猶予判決(共同通信) https://news.yahoo.co.jp/articles/4635ddbe71b46b6a6ad7e751ad05ea02be3014e9
「説得AI」の論文を訂正 米サイエンス誌、主要結果は不変(中日新聞) https://www.chunichi.co.jp/article/1329015
生物学者デビッド・サバティーニ氏、名誉毀損訴訟で600万ドルを勝ち取る(Science) https://www.science.org/content/article/biologist-david-sabatini-wins-6-million-defamation-lawsuit
査読を研究の中核スキルとして教えるべき時だ(Nature) https://doi.org/10.1038/d41586-026-03200-1
千葉商科大学が第三者委員会の調査報告書を公表し、福山市立大学では准教授の学会発表が教え子の卒論と酷似していたことが報じられました。東大の元院教授の収賄事件は執行猶予付きの有罪判決です。
海外では、ハラスメント疑惑を報じられた生物学者サバティーニ氏が名誉毀損訴訟で600万ドルを勝ち取りました。告発と名誉毀損が表裏をなす状況は、国内の事例とも重なります。Natureは、査読を研究の中核スキルとして教えるべきだと論じています。
サバティーニ氏の件はnote記事にまとめました。
mTORの発見者は何に「勝った」のか――サバティーニ判決が科学界に残した問い|榎木英介/インディペンデント(インディ)病理医/科学ジャーナリスト賞受賞者 https://note.com/enodon/n/nf46e6bea0351
【気温1.5度超過と生物多様性COP17】
世界の排出量の伸びは鈍化、だが世界は2℃の温暖化へ突き進む(Nature) https://doi.org/10.1038/d41586-026-03355-x
1.5度以内のシナリオ失う 米国離脱で温暖化予測悪化 国連が報告(朝日新聞) https://www.asahi.com/articles/ASVBQ2HVVVBQUTFL00FM.html
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第65回総会の結果について(環境省) https://www.env.go.jp/press/press_05725.html
今年のスーパーエルニーニョ、世界中で生態系に大打撃の恐れ(Science) https://www.science.org/content/article/year-s-super-el-nino-could-wreak-ecological-havoc-worldwide
欧州の夏の熱波、都市部で5万人超が死亡(Science) https://www.science.org/content/article/europe-s-summer-heat-wave-killed-more-50-000-people-urban-areas
[サイエンス Report]自然の状態測る 4指標…乱立手法を統一 生態系の回復度 数値化(読売新聞) https://www.yomiuri.co.jp/science/20261025-GYT8T00056/
国連の報告で、1.5度以内に抑えるシナリオが失われたとされました。米国の離脱が予測を悪化させています。排出量の伸びは鈍化しているものの、世界は2度の温暖化へ向かっているというのがNatureの見立てです。
欧州では今夏の熱波で都市部だけで5万人を超える死者が出ました。スーパーエルニーニョの生態系への影響も警戒されています。目標の達成可能性を論じる段階から、被害をどう受け止めるかの段階に移りつつあります。
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“Science Communication News”
[SciCom News] No.1200 2026年10月27日(発行11月1日)巻頭言
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