科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

新型コロナウイルスVSヒトの忍耐

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★発行部数 2,566部(8月11日現在)
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     ◆◇◆  Science Communication News ◆◇◆
         No.882 2020年8月11日号 巻頭言
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【巻頭言】
新型コロナウイルスVSヒトの忍耐
2020年8月4日~2020年8月11日
カセイケン代表 榎木英介

 新型コロナウイルスの感染拡大は真夏の今になっても続いています。

新型コロナウイルス感染症対策分科会(第5回)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/corona5.pdf

今後想定される感染状況と対策について 令和2年8月7日(金)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/kongo_soutei_taisaku.pdf

お盆休みにおける帰省等のあり方について
https://corona.go.jp/news/pdf/obonyasumi_0805.pdf

今後の感染状況の変化に対応した
対策の実施に関する指標及び目安について
https://corona.go.jp/news/pdf/jimurenraku_0811.pdf

 このウイルスと付き合い始めてはや半年。

 私も皮膚炎になるほど手洗いやアルコール消毒などをしつつ、日々過ごしています。

 しかし…。

★コロナ疲れの日本、感染増の東京で高まる反発心
https://www.cnn.co.jp/world/35157944.html

「コロナはただの風邪」平塚正幸 クラスターデモ行い批判殺到
https://news.goo.ne.jp/article/jisin/nation/jisin-https_jisin.jp_p_1883959.html

拳銃つるしマスク反対デモ 米国で広がる科学への懐疑論
https://www.asahi.com/articles/ASN8971TYN7VUHBI00T.html

科学が届かない米コロナ政策「トランプ氏に指導力ない」
https://www.asahi.com/articles/ASN862Q45N83UHBI004.html

 オバマ政権時代の科学技術担当大統領補佐官ジョン・ホルドレン氏。

欧州、広がる反マスク 「自由の侵害」と反発―新型コロナ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080900278&g=int

 経済的な苦境や様々な制限に耐えられなくなった一部の人々が、「新型コロナはただの風邪」と言い、行動制限に従わなくなってきています。

 それを簡単に批判することはできません。しかしこれは新型コロナウイルスにとっては非常に好都合です。こうした行動がウイルスの拡散に一役買っているわけですから。

 人々皆が「新型コロナはたたの風邪」と思えば、その通り風邪になるでしょう。その時は、今まで持っていた私たちの風邪のイメージが変わるだけです。

 結構死ぬ風邪。後遺症が残る風邪。要は「たちの悪い風邪」になるわけです。

 ただ、その時は、この「たちの悪い風邪」にかかって重症になった人は放っておくしかない、というような痛みを伴うコンセンサスを必要とするように思います。

 このパンデミック終結とは、多大な犠牲者を生み出しながら、医療が崩壊しながら、新型コロナはたちの悪い風邪という人々のマインドのチェンジ、コンセンサスができる時なのかもしれません。

PCR検査の拡大が、やっぱり必要だ
https://newspicks.com/news/5136569

★Study: Test College Students for Coronavirus Every Two Days
https://www.the-scientist.com/news-opinion/study-test-college-students-for-coronavirus-every-two-days-67787

 SNS上ではPCR検査に対する論争がいまだにあるのですが、必要な時に必要な検査ができる必要があるという点については一致点があると思っています。

★I’m not contributing to coronavirus research, and that’s okay
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02316-2

★Pandemic hits scientist parents hard
https://science.sciencemag.org/content/369/6504/609

 研究者が子供を持つことを批判する声すらある日本の現状を憂いています。

★Research Slated for Fall Will Stumble Without Undergraduates
https://www.the-scientist.com/news-opinion/research-slated-for-fall-will-stumble-without-undergraduates-67756

 学部生が大学に入れないことにより、研究に支障が。

 大学関係者にとって学部教育は研究時間を奪うものと考える人もいますが、教育と研究は大学の教員にとって共に重要なものであるのはいうまでもないことです。

★令和3年度大学入学者選抜での新型コロナウイルス感染症対策に伴う各大学等の試験期日及び試験実施上の配慮等の対応状況について
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/detail/mext_00060.html

被爆75年:深まる日本の「核のジレンマ」
https://webronza.asahi.com/science/articles/2020080800001.html

Researchers: help free the world of nuclear weapons
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02274-9

★科学技術指標2020[調査資料-295]の公表について
https://www.nistep.go.jp/archives/44972

科学論文数、中国が米国を抜き初のトップ 研究費も猛追
http://www.asahi.com/articles/ASN8752L7N86ULBJ003.html?ref=rss

中国が科学論文数で初の世界一 文科省調査、米国抜く 日本は低迷
https://www.sankei.com/life/news/200807/lif2008070048-n1.html

 恒例の重要資料。日本の研究の凋落が語られることも恒例となってしまいました。

★大阪港におけるヒアリの確認について
https://www.env.go.jp/press/108302.html

★報告「「軍事的安全保障研究に関する声明」への研究機関・学協会の対応と論点」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-h200804.pdf

★提言「新学習指導要領下での算数・数学教育の円滑な実施に向けた緊急提言:統計教育の実効性の向上に焦点を当てて」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t293-2.pdf

★提言「自動運転の社会的課題について―新たなモビリティによる社会のデザイン-」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t294-1.pdf

★提言「人の生殖にゲノム編集技術を用いることの倫理的正当性について」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t292-5.pdf

★Why Professors Are Writing Crap That Nobody Reads
https://newsin.asia/why-professors-are-writing-crap-that-nobody-reads/

 研究論文の半分は関係者以外に読まれないという悲しい現実。研究とはなんなのか根源的な問いを投げかけています。

★不透明な「宮崎早野論文」撤回~宮崎氏は博士号取り消し
http://ourplanet-tv.org/?q=node%2F2514

宮崎・早野論文に批判 研究者らがオンラインで説明会
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6b35876de5edae9c54ab01ad6e5fba585f96060

「宮崎・早野論文」
研究不正問題
2020年8月7日記者向け勉強会
資料公開
https://science-integrity-2019.jimdosite.com/

 放射線問題と研究不正が重なった大きな問題です。引き続きフォローしていきます。

★研究活動上の不正行為に係る調査結果について(2020年8月7日)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/events_news/office/kousei-chousa/news/2020/200807_1.html

京都大、論文で盗用と発表 論文を撤回 人間・環境学研究科
https://news.yahoo.co.jp/articles/3110a2339727f7e3864c4de5720926eb5fdd5fe1

★本学教員による研究費の不正使用について
http://www.kansai-u.ac.jp/mt/archives/2020/08/post_5242.html

関西大教授が研究費を不正流用 学生のバイト代に充当、処分検討
https://www.chunichi.co.jp/article/99688

男性教授が研究費を不正使用 約188万円 関西
https://news.yahoo.co.jp/articles/098b0e0a3dc8d57d59c0fd6d6df5496d8ca023e4

関西大教授が研究費を不正流用 - 学生のバイト代に充当、処分検討
https://www.nara-np.co.jp/global/2020080401002325.html

 研究不正と研究費不正流用。

★日本の知、どこへ 研究不正 データを捏造、改ざん 相互批判なく繰り返す 防止の鍵はマインドの変革
https://www.chukei-news.co.jp/news/2020/08/06/OK0002008060e01_01/

 誌面、有料記事部分ですが、榎木のコメントが掲載されています。

★How to be an ethical scientist
https://www.sciencemag.org/careers/2020/08/how-be-ethical-scientist

★The Science Sleuth Holding Fraudulent Research Accountable
https://leapsmag.com/the-science-sleuth-holding-fraudulent-research-accountable/

 「ネカトハンター」エリサベスビク氏、リトラクションウォッチ創始者Ivan Oransky氏の対談。

重慶市ポスドク導入に向け18件の措置を発表
http://japanese.china.org.cn/business/txt/2020-08/07/content_76356778.htm

★「Excelが日付に変換してしまうから」一部遺伝子の名称を変更。ヒトゲノム解析の科学者ら
https://japanese.engadget.com/rename-genes-due-to-excel-043027343.html

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“Science Communication News”
[SciCom News] No.882 2020年8月11日号 巻頭言
【発行者】一般社団法人科学・政策と社会研究室(担当 榎木英介)
【編集者】Science Communication News編集部
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研究問題の「共事者」

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★発行部数 2,572部(8月4日現在)
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     ◆◇◆  Science Communication News ◆◇◆
         No.881 2020年8月4日号 巻頭言
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【巻頭言】
★研究問題の「共事者」
2020年7月28日~2020年8月4日
カセイケン代表 榎木英介

 私たちカセイケンでは、科学と社会を取り巻く諸問題に対し、様々な角度から取り組んでいます。

 より良い研究環境のあり方を考える活動。研究者のキャリア問題。科学技術政策ウォッチ。選挙の際の公開質問状。

 こうした活動を行なっている私たちの多くは、現役の職業研究者ではありません。

 大学院を出ており、研究歴がありますが、大学や公的研究機関、いわゆるアカデミアを主たる活躍の場としていない人が多いのです。

 もちろん私含め、大学の非常勤講師である者もいますが、少なくとも常勤研究者ではありません。

 こんな私たちに、果たして研究者の問題など語る「資格」はあるのか…。

 常々問われる問題です。大して論文も書いていないのに。「一流」でもないのに。外野はすっこんでろ…。

 でも、博士課程の大学院生だった時、「当事者」として声を上げることは大変でした。発言することで不利益になってしまうため、声を潜めなければならないことも多々ありました。

 そう考えると、当事者でもないけれど、かつて当事者を経験している、多少なりとも関係を持った第三者というのが我々の位置づけになるのかなと思います。

 最近「共事者」という言葉を知りました。

当事者から共事者へ(1) 障害と共事|小松理虔
https://genron-alpha.com/gb041_01/

「当事者」以外、苦しみを語ってはいけないのか?福島の地域活動家は問いかける
https://www.huffingtonpost.jp/entry/yosomono-event_jp_5d4d0ae4e4b0066eb70f6e0e

 著書「新復興論」(ゲンロン叢書)で「第18回大佛次郎論壇賞」を受賞した小松理虔(りけん)さんが作った言葉です。

当事者ではない。当事者を直接的に支援しているわけでもない。研究者でもなければジャーナリストでもなく政治家でもない。プロフェッショナルでも専門知識を有しているわけでもない。けれど、当事者性はゼロではなく、社会の一員としてその物事を共にし、ゆるふわっと当事者を包み込んでいる。そんな人たち。あるいは、専門性も当事者性もないけれど、その課題と事を共にしてしまっている。そのようなゆるい関わり方。それが現段階でぼくがイメージしている「共事者/共事」だ。

 この言葉を知って、研究者でもない人間が研究者をめぐる問題を語る我々も「共事者」だし、発言していいのだ、と勇気づけられる気がしました。

 外野はすっこんでろ、という声は常に浴びています。

 けれど、「共事者」としてお節介ながら、研究者をめぐる問題に関わっていきます。

 研究は社会の中にあるものであり、誰しも「共事者」ですから。

★疫病と人間
新型コロナは「自然災害」ではない リスクと責任を理解しない日本 神里達博千葉大教授
https://mainichi.jp/articles/20200802/k00/00m/040/010000c

★“スティグマ”が助長する感染拡大——コロナ差別が許されない理由
https://webronza.asahi.com/science/articles/2020072300004.html

★受験生の減少、退学・休学の増加…コロナ禍、大学を直撃
https://www.asahi.com/articles/ASN7X7FJJN7PULZU013.html

「新入生の見守り必要に」 大学に危機感、留学にも影
https://www.asahi.com/articles/ASN7X7J61N7QULZU00F.html

 社会が開かれる中、大学だけが閉じ続けている現状。私は来年大学受験をする高校生の娘がいるので、「当事者」に近いのですが、この世代だけに負担を負わせてはいけないと思います。

SNS現代社会(下)専門家も発信力鍛えよ
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62140160R30C20A7KE8000/

 横山広美さん(東大)の論考。

★University redundancies, furloughs and pay cuts might loom amid the pandemic, survey finds
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02265-w

安倍総理は第42回未来投資会議を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202007/30miraitoushi.html

未来投資会議(第42回) 配布資料
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai42/index.html

★秋季入学に関する検討について
https://www.mext.go.jp/a_menu/shukinyugaku/index.html

就職氷河期世代の国家公務員の中途採用について
https://www.mext.go.jp/b_menu/saiyou/1349849.htm

 私は定義によればこの世代にも入りますので、当事者性も有しています。

★「フードテック研究会」の中間とりまとめの公表等について
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo01/200731.html

★地域科学技術指標2019[調査資料-294]の公表について
https://www.nistep.go.jp/archives/44942

新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特別研究員の採用期間を中断及び延長した場合の科学研究費補助金(特別研究員奨励費)の取扱いについて
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/06_jsps_info/g_200729_2/index.html

★令和2年度国立大学法人運営費交付金の重点支援の評価結果について
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1417263_00001.htm

 北海道大学は「博士課程キャリア支援の状況(企業への就職者数)」が指標とされています。

福島県伊達市 被ばくデータ論文撤回
https://news.yahoo.co.jp/articles/15a3f2e9bd9e2bb21b07542053f5cfafff57fe4d

同意なく被ばくデータ使用の論文2本を撤回 早野東大名誉教授ら執筆
https://www.tokyo-np.co.jp/article/46110

伊達被ばく論文 英学術誌が撤回
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200731/6050011196.html

東日本大震災
福島第1原発事故 住民被ばく論文撤回
https://mainichi.jp/articles/20200731/ddm/012/040/109000c

宮崎早野論文撤回。撤回したのは不正行為を隠すため?(2020.7.30作成)
https://togetter.com/li/1567350

 大きな研究不正問題。

★科学研究における不正行為はどうすればなくなるのか?
https://gigazine.net/news/20200728-get-serious-research-misconduct/

 告発者の保護、独立した研究不正対応機関の必要性などが述べられています。

★「論文は知識の最終産物ではない」大手科学誌幹部が斬る
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00110/073000038/

 論文はスナップショットであると。その通りだと思います。

Twitter account of embattled #MeTooSTEM founder suspended
https://www.sciencemag.org/news/2020/08/twitter-account-embattled-metoostem-founder-suspended

★132 Research Institutes and Associations Urge the EU to Reconsider Stance on Genome Editing
https://seedworld.com/132-research-institutes-and-associations-urge-the-eu-to-reconsider-stance-on-genome-editing/

★AIブーム終焉の意味するところ
https://note.com/kanair/n/n889bcb153a7e

香港大学、「雨傘運動」主導者を解雇 中国政府は称賛
https://news.line.me/issue/oa-afpbb/pv87l6kba01z

香港大、雨傘運動提唱した副教授を解雇 中国の統制強化
https://www.asahi.com/articles/ASN7X7KKPN7XUHMC012.html

★How African scientists can give back to their home continent
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02267-8

★Intrusive personal questions don’t belong in job interviews
https://www.sciencemag.org/careers/2020/07/intrusive-personal-questions-don-t-belong-job-interviews

★‘It’s like we’re going back 30 years’: how the coronavirus is gutting diversity in science
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02288-3

★「議会への科学助言に関して共同して導き出された国際研究アジェンダ」日本語版を公開
https://scirex.grips.ac.jp/news/archive/200728_2454.html

論文
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11516813_po_083405.pdf?contentNo=1

★「ノーベル賞受賞はたった5つの分野に集中」米研究者が"偏り"を指摘
https://www.tv-tokyo.co.jp/news/original/2020/07/30/012721.html

★ありのままを伝えよ。
https://note.com/socpsy/n/nfdeb4538fb12

※この記事は,Nature Human Behaviour 誌が2020年1月21日に公開したEditorial(巻頭言) Tell it like it is を日本の社会心理学者3名が共同して翻訳したものです.

★科学者コミュニティーのあり方を探る
https://webronza.asahi.com/science/articles/2020071700007.html

 日本版AAASの取り組みなどについて触れられています。

★初田哲男×大隅良典×隠岐さや香
オンライン座談会
Presented by iTHEMS & academist
「役に立たない」科学が役に立つ
https://www.usefulness.academist-cf.com/

8月22日。

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“Science Communication News”
[SciCom News] No.881 2020年8月4日号 巻頭言
【発行者】一般社団法人科学・政策と社会研究室(担当 榎木英介)
【編集者】Science Communication News編集部
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国家公務員に潜む脆弱性

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★発行部数 2,578部(7月28日現在)
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     ◆◇◆  Science Communication News ◆◇◆
         No.880 2020年7月28日号 巻頭言
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サイエンスアゴラ2020オンライン開催と企画公募のお知らせ◆

サイエンスアゴラは、「科学」と「社会」の関係をより深めていくことを目的として、あらゆる立場の人たち(市民、研究者・専門家、メディア、産業界、行政関係者など)が参加し対話するオープンフォーラムです。
今年は、新型コロナウイルスをとりまく社会状況を考慮しWEB上で開催します。

会期:2020年11月15日(日)~11月22日(日)※予定
主催:国立研究開発法人 科学技術振興機構JST
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【企画募集中】
7月1日(水)から8月2日(日)まで、企画を募集しています。出展料は無料です。
今年はオンライン開催のため遠隔からのご参加が可能です。全国の皆さまのご応募をお待ちしています。
募集要項など詳細は次のURLよりご確認ください。
https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/exhibitor/entry
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

■本件に関するお問い合わせ先■
国立研究開発法人科学技術振興機構JST
「科学と社会」推進部 サイエンスアゴラ事務局
Email: agora@jst.go.jp

【巻頭言】
★国家公務員に潜む脆弱性
2020年7月21日~2020年7月28日
カセイケン代表 榎木英介

 巻頭言発行遅くなり申し訳ありません。医師としての仕事(病理診断や病理解剖)が立て込んでいまして…。

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、再び癌など他の疾患の診断治療に影響が出ることがあるのか気になります。今は目の前の仕事をやるだけですが…。

安倍総理新型コロナウイルス感染症の感染者数増加への対応について会見を行いました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202007/24bura.html

安倍総理は第41回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202007/22corona.html

新型コロナウイルス感染症対策本部(第 41 回)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r020722.pdf

 新型コロナウイルスも気になりますが、以下のニュースも衝撃的です。

ALS嘱託殺人事件 医師1人は医師免許を不正取得の可能性
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200725/k10012532671000.html

 ALS患者さんを殺害した容疑の医師。生命倫理的な論点は多々ありますが、それはひとまず置いておき気になったことは、もし上記記事が本当だとすると、一人の医系技官が医師国家試験の受験資格を操作することができるほど、日本の行政組織には問題点があると言うことなのか、と言うことです。

 しかも、大久保容疑者のパートナーの方がブログに驚くべきことを綴っていました。

https://ameblo.jp/okb-34/entry-12613645240.html

 研究費を獲得するために医系技官であった大久保容疑者にパートナーの方がコンタクトし、研究費の申請書を書いてもらったと言うのです。

 これらのことは大久保容疑者が逮捕されなければ発覚することもなかったし、パートナーの方がブログに綴らなければ分からなかったことです。

 だとすると、この種のことが他にもあるのではないかと疑ってしまいます。

 最初これは医系技官という特殊な職種によるものかと思っていましたが、国家公務員の知人に話を伺うと、どうやら医系技官に限ったことではないといいます。

 日本の官僚機構はそもそも性善説が前提で運営されているから、悪意を持った人間が入り込んだときに弱い、しかも年功序列があり、不法行為に気がついたとしても指摘しにくいということです。

 私のようなお金にならない在野の人間に接してくれる官僚の方々は皆国益のために働いていることはよく知っています。

 ただ、それはあくまで個人の資質であり、チェックや抑止の仕組みがそれほど強くないのではないかと言うことです。

 そうなると、国家公務員の弱みにつけ込み、秘匿情報を入手しようとするスパイや反社会勢力などがいたとしても不思議ではありません。これは日本にとっての脆弱性なのか…。

 実態がまだ明らかになっていない段階での推察はこの程度にしますが、非常に大きな問題が背後にあるように思っています。引き続き報道を注視していきたいと思います。

若手官僚、7人に1人が辞職意向 30歳未満男性、数年内に
https://www.chunichi.co.jp/article/93938

 若手は国家公務員に失望…。日本の行政の将来が危ぶまれます。

中国が研究者と情報収集、米高官 ヒューストンの領事館、閉鎖
https://www.chunichi.co.jp/article/94175

高度技術違法収集の拠点か 「千人計画」科学者を摘発
https://www.chunichi.co.jp/article/94522

人民解放軍に所属の中国人4人 研究者と偽り不正に米国ビザを取得
https://news.livedoor.com/article/detail/18624482/

米、領事館駆け込みの中国研究者を逮捕
https://www.afpbb.com/articles/-/3295543

米、逃走の中国人研究者を拘束 「ヒューストン総領事館はスパイ網の一部」
https://www.cnn.co.jp/usa/35157216.html

 米中関係が悪化を辿り、領事館の閉鎖や研究者の逮捕にまで至りました。

米留学、遠隔授業なら入国認めず 大学など秋学期
https://www.chunichi.co.jp/article/94203

 ビザ発給取り消しは無くなりましたが、新規の留学生の入国阻止。

 大統領選を控え、こうした方針がどうなっていくのか…。

An Elite Group Of Scientists Tried To Warn Trump Against Lockdowns In March
https://www.buzzfeednews.com/article/stephaniemlee/ioannidis-trump-white-house-coronavirus-lockdowns

 ロックダウン阻止のために、不確かな情報でトランプ政権を動かそうとした研究者集団が批判されています。

 専門家と政治については、日本でも議論が続いています。

(耕論)専門家のいかし方 新型コロナ 斉藤鉄夫さん、大西隆さん、藤垣裕子さん
https://www.asahi.com/articles/DA3S14566416.html

 議事録の公開、常設組織の設置、政治家の役割…。まだまだ模索は続きそうですが、後世のために情報公開は徹底していただきたいと思います。

科学技術に関する国民意識調査-新型コロナウイルスを含む感染症に対する意識- [調査資料-293]の公表について
https://www.nistep.go.jp/archives/44919

新型コロナウイルス感染症を契機に、国民の科学技術に 対する関心の高まりがみられた。」とのことです。

国際標準からみた廃棄物管理 - 廃棄物検討分科会中間報告 -
http://aesj.net/hp/documents/%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9%E5%88%86%E7%A7%91%E4%BC%9A%20%E4%B8%AD%E9%96%93%E5%A0%B1%E5%91%8A-%E6%9C%80%E7%B5%820714.pdf

福島第一原発 廃炉方法について報告書まとめる 日本原子力学会
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200726/k10012533101000.html

安全保障と月探査が科学探査を圧迫か 宇宙計画に懸念
http://www.asahi.com/articles/ASN7W41DHN7PULBJ00F.html

Fake journals in the age of fake news: the dangers of predatory publishing
https://healthydebate.ca/2020/07/topic/dangers-of-predatory-publishing

Genius or Fraud? Kid’s PhD-Level Science Project Raises Eyebrows
http://www.sixthtone.com/news/1005928/genius-or-fraud-kids-phd-level-science-project-raises-eyebrows

 先週お伝えした問題。いくらなんでもレベル高すぎという子供たちの研究。子供を論文の著者にしたという事例などもあり、加熱しすぎのような気がします。

Pioneering duplication detector trawls thousands of coronavirus preprints
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02161-3

 大問題ですね…。論文は早ければいいという問題ではないわけで…。

Opinion: It’s Time to Get Serious About Research Fraud
https://undark.org/2020/07/23/cracking-down-on-research-fraud/

「原始の鳥」化石 実はトカゲか
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61965430X20C20A7CR8000/

World’s smallest dinosaur is probably a lizard
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02214-7

Retraction Note: Hummingbird-sized dinosaur from the Cretaceous period of Myanmar
https://www.nature.com/articles/s41586-020-2553-9

 Natureの表紙を飾った論文の撤回。

科学論文、中国が自国誌を重視へ 学術界に衝撃
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61719900Q0A720C2000000/

 話題になりましたが、これは記事が不正確で、インパクトファクターに頼った評価をやめるというのが正確なところのようです。以下の記事が正確です。

China to abolish SCI-supremacy in academia

https://www.globaltimes.cn/content/1180553.shtml

【ドキュメント】自宅ガレージで、究極のゲノム編集をやってみた
https://newspicks.com/news/5097821/

 NewsPicksは須田桃子さんが加入してから、生命科学系の記事が強化されていますね。

Rosalind Franklin was so much more than the ‘wronged heroine’ of DNA
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02144-4

 DNAの二重らせん構造の発見に寄与しながら評価されなかったロザリンドフランクリン。生誕100年とのことです。

Science money slashed in EU’s €1.8-trillion budget deal
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02199-3

EU leaders slash science spending in €1.8 trillion deal
https://www.sciencemag.org/news/2020/07/eu-leaders-slash-science-spending-18-trillion-deal

 予算が当初見込みより削減されたとのこと。

Scientists disappointed by plan to boost France’s research prowess
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02217-4

French science bill promises boost to public R&D
https://www.sciencemag.org/news/2020/07/french-science-bill-promises-boost-public-rd

 フランスの科学予算も期待より低いと落胆の声も。

就職氷河期世代への、支援ポータルサイト
「ゆきどけ荘」
https://www.gov-online.go.jp/cam/hyougaki_shien/index.html

凡人エンジニアの生存戦略
https://speakerdeck.com/takaichi00/jtf2020-fan-ren-ensiniafalsesheng-cun-zhan-lue

 エンジニアならずとも参考になります。

戦力外でも「誰かが見ている」 次のキャリアへ道ひらく
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61887360T20C20A7I00000/

 野球の話ですが、これも通じますね。

「指導的地位」3割は女性、今年の達成断念 政府先送り
https://www.asahi.com/articles/ASN7P64H3N7PULFA00X.html

 目標だけではダメです。仕組みを作らなければ。

外国人留学生、寒い懐
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61952360X20C20A7CC1000/

「若手優遇」は本当か

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★発行部数 2,580部(7月21日現在)
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     ◆◇◆  Science Communication News ◆◇◆
         No.879 2020年7月21日号 巻頭言
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サイエンスアゴラ2020オンライン開催と企画公募のお知らせ◆

サイエンスアゴラは、「科学」と「社会」の関係をより深めていくことを目的として、あらゆる立場の人たち(市民、研究者・専門家、メディア、産業界、行政関係者など)が参加し対話するオープンフォーラムです。
今年は、新型コロナウイルスをとりまく社会状況を考慮しWEB上で開催します。

会期:2020年11月15日(日)~11月22日(日)※予定
主催:国立研究開発法人 科学技術振興機構JST
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【企画募集中】
7月1日(水)から8月2日(日)まで、企画を募集しています。出展料は無料です。
今年はオンライン開催のため遠隔からのご参加が可能です。全国の皆さまのご応募をお待ちしています。
募集要項など詳細は次のURLよりご確認ください。
https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/exhibitor/entry/
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■本件に関するお問い合わせ先■
国立研究開発法人科学技術振興機構JST
「科学と社会」推進部 サイエンスアゴラ事務局
Email: agora@jst.go.jp

【巻頭言】
★「若手優遇」は本当か
2020年7月14日~2020年7月21日
カセイケン代表 榎木英介

 まずはこちらから。総合科学技術・イノベーション会議が開催され、統合イノベーション戦略2020が決定しました。

★総合科学技術・イノベーション会議(第50回)議事次第
https://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihui050/haihu-050.html

議事

1.研究力強化・若手研究者支援総合パッケージについて
2.スタートアップ支援パッケージについて
3.統合イノベーション戦略2020の策定について
4.最先端研究開発支援プログラム(FIRST)及び最先端・次世代研究開発支援プロジェクト(NEXT)追跡評価について

安倍総理は第50回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202007/16kagaku.html

★統合イノベーション戦略2020
https://www8.cao.go.jp/cstp/tougosenryaku/index.html

統合イノベーション戦略2020【本文】(PDF形式:1656KB)
https://www8.cao.go.jp/cstp/togo2020_honbun.pdf

統合イノベーション戦略2020【概要】(PDF方式:1103KB)
https://www8.cao.go.jp/cstp/togo2020gaiyo.pdf

政府 約10兆円の基金設立へ 感染症など社会課題解決へ研究支援
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200716/k10012518781000.html

デジタル投資、コロナで加速へ 科学技術戦略を閣議決定
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61625820X10C20A7EAF000/

「海外から資金」開示要件 政府、研究補助で
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61602000W0A710C2PP8000/

 やはり新型コロナウイルスへの対応が前面に出ています。

 若手研究者への支援策もかなり言及されています。目新しいところとしては「人文・社会科学振興」でしょうか。

社会課題の解決に向け、研究開発テーマの設定や、科学技術と社会との調和、社会 との信頼の構築を考慮する倫理的・法制度的・社会課題(ELSI)の取組などに おいて、人文・社会科学の研究者が主導する研究開発を推進するとともに、大学等 のアカデミアにおける幅広い「知」をベースにして、企業人、行政官、起業家等の ステークホルダーとも連携し、科学技術・イノベーションによる新たな価値の創出
につなげる。

 プレプリントにも触れています。

プレプリント(査読審査前の論文)を用いた研究成果やデータの公表・共有が広がりつつあることから、これらの新たな仕組みについて調査分析を進め、質の確保と、 個々の研究者の権利・インセンティブを確保しつつ、オープン・アンド・クローズ戦 略に基づき我が国の国益の向上にもつながるよう検討を進める。 【科技、文】

★スタートアップ・エコシステム拠点都市の選定について
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20200714.html

スタートアップ「4都市圏で集中支援」 竹本科技相
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61494350U0A710C2PP8000/

若手研究者対象の新たな賞を創設 競争力向上へ 科学技術相
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200717/k10012520401000.html

 統合イノベーション戦略2020でも若手研究者支援への言及が多く、良いことだとは思うのですが、一方で40代以降の世代はなかったことにされている感じです。

 そこは国の支援の対象ではないというのなら、草の根でやっていくしかありません。

 しかしそもそも「若手優遇」は本当でしょうか。

★「消えるのは授業日数と変わらない学費」「同級生の顔も知らない」 大学生の現状を訴える漫画が議論を呼ぶ
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2007/19/news032.html

ネットで大学紹介、相談も オープンキャンパス中止に
https://www.chunichi.co.jp/article/90802

★困窮学生の給付、申請断念相次ぐ
文科省要件が壁
https://news.yahoo.co.jp/articles/103bace6ec4ba89b64d70cc0fa0a54a788593f09

困窮学生、給付金の申請諦め相次ぐ
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61524980V10C20A7CE0000/

「留学生の入国制限緩和を」 外国出身研究者ら 政府に訴える
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200715/k10012517101000.html

 若手、若手という割には、最若手の学生は厳しい状況です。GoToトラベルが開始される中、キャンパスに行くことができな学生にしわ寄せが来ています。チグハグな感じがします。

 学生たちが政治力を持っていない、票にならないから、というのなら、非常に悲しいことです。

 若手の苦境というのは、当事者が主張すれば偉くなってから言え、と言われ、アカデミアから追い出されたりもします。

 アカデミアの外から何か言えば、アカデミア外の人間に言う資格はないと言われます。

 アカデミアを離れて多様なキャリアに進んだ人間は「応援団」になる可能性があるのにもったいないです。

 現場ではアンチアカデミアに転じてしまう人もいるように思います。

 ではどうするか。問題意識を持つアカデミアの有力者を動かすと言う手もあります。

 私も呼びかけ人になっている大学フォーラム
http://univforum.sakura.ne.jp/wordpress/

が文章を出しました。

社会へのアピール「新型コロナ危機のもとでの学生支援の抜本的強化を!」
http://univforum.sakura.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/07/statement20200721.pdf

 大学フォーラムはノーベル賞受賞者の梶田博士もメンバーに加わっているなど、問題意識をもった研究者の集まりです。

 本当は当事者が自由に発言しても不利益にならないようにしないといけないと強く思います。

★経済財政運営と改革の基本方針2020(令和2年7月17日閣議決定
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2020/decision0717.html

安倍総理は令和2年第11回経済財政諮問会議及び第41回未来投資会議を合同で開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202007/17keizai_mirai.html

令和2年第11回経済財政諮問会議・第41回未来投資会議合同会議
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2020/0717/agenda.html

 こちらもコロナウイルスへの言及があります。科学技術政策に関しては統合イノベーション戦略2020と同一です。

★コロナ論文撤回、相次ぐ 緊急時に揺らいだ科学への信頼
https://www.asahi.com/articles/ASN7G4TFJN6KUHBI02K.html

 LancetやNEJMの論文撤回に関する記事。毎日新聞なども出していますが、朝日新聞が出したことに反発があり、内容より誰が伝えるかで捉え方が異なるという世知辛い現実を感じざるを得ませんでした。

★新型コロナ専門家との亀裂深刻 トランプ氏、2カ月口きかず 米
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd031cf124a9b0011a21f5cf0e2b7da23ecc028a

Trump Administration Strips C.D.C. of Control of Coronavirus Data
https://www.nytimes.com/2020/07/14/us/politics/trump-cdc-coronavirus.html

CDC Bypassed Under New COVID-19 Reporting Guidelines
https://www.the-scientist.com/news-opinion/cdc-bypassed-under-new-covid-19-reporting-guidelines-67741

米、感染データ収集を民間委託 疾病対策センター外しに懸念も
https://www.chunichi.co.jp/article/89963

 もう無茶苦茶ですね。日本も科学と政治の関係がちぐはぐでしたが、それ以上です。

★ トランプ政権、留学ビザ制限を撤回 米裁判所が発表
https://news.yahoo.co.jp/articles/61c2d0f2f0d65e4fdb65dad969d9c2fef1f6d0f3

US government rescinds antagonistic international-student visa policy
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02160-4

US universities are right to fight injustice
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02143-5

United States drops visa restriction on foreign students attending remote classes
https://www.sciencemag.org/news/2020/07/us-drops-visa-restriction-foreign-students-attending-remote-classes

 こちらの方はアカデミアからの猛反発もあって撤回されましたが。

 科学と政治の関係は難しいものです。

★解なき時代の科学と政治 限界踏まえ対話を
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61660010X10C20A7TCR000/

★Science has always been political
https://science.sciencemag.org/content/369/6501/227.full

 Vannevar Bushの「科学:終わりなきフロンティア」発表75年。

第二次世界大戦後の米国は、圧倒的な軍事力と経済力を誇る超大国として世界に君臨した。戦時下の総動員体制が解かれると、平時における科学技術体制づくりが始まった。1945年にOSRDのヴァネヴァー・ブッシュ局長がハリー・トルーマン大統領に提出した報告書「科学:終わりなきフロンティア」は、政府による基礎研究支援が、健康・安全保障・雇用確保といった社会目標の実現につながるという考え方を提示し、戦後体制の基礎を作った。1950年には国立科学財団(NSF)が設立され、政府による公的な研究開発支援を科学者に委ねるというブッシュ構想が部分的に実現することになる。

(米国の科学技術情勢
https://www.jst.go.jp/crds/report/report10/US20151101.html

 以来、科学は常に「政治的」であったというわけです。

新型コロナウイルス感染症対策分科会
第2回資料
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/corona2.pdf

これからあるべき対策の概要
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisaku_gaiyou.pdf

今後実施すべき対策について
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/jisshi_taisaku.pdf

検査体制の基本的な考え・戦略
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/kensa_senryaku.pdf

GO TOトラベル事業に関する分科会の政府への提言
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/goto_travel_teigen.pdf

 現在進行形で、日本の専門家たちの対応が批判されています。

置き去りの専門家、でも矢面に 経済再開へ官邸の思惑
https://www.asahi.com/articles/ASN7J4PQCN77UTFK02S.html

反対しない人選ぶ? GoTo「追認」分科会に疑問の声
https://www.asahi.com/articles/ASN7K7R57N7KULBJ00D.html

 「御用学者」という言葉は使うべきではありませんが、専門家の独立性がどうあるべきかについては模索していく必要があると思います。

★首相が誇ったクラスター対策、実は「崩壊寸前」だった 追跡調査に保健所は悲鳴
https://www.tokyo-np.co.jp/article/42600

★新型コロナ「第2波感染者は第1波より増える」 “8割おじさん“西浦教授が講演、警戒呼び掛け
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/310221

★知られざる日本のコロナ対策「成功」要因──介護施設
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/post-93979.php

★Coronavirus: postdoc winners need paid extensions
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02087-w

★The career cost of COVID-19 to female researchers, and how science should respond
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02183-x

★令和2年7月豪雨により被災した学生・生徒等のみなさまへ(被災学生等特別就職相談窓口の設置)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000122602_00005.html

安倍総理は第22回まち・ひと・しごと創生会議を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202007/15mhs_sousei.html

まち・ひと・しごと創生会議(第22回)議事次第
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/meeting/souseikaigi/r02-07-15.html

 こちらも新型コロナウイルスが大きく取り上げられていますが、地方大学についての言及があります。

魅力的な地方大学の実現、地域の雇用の創出・拡充により、若者の地方への定着を推進す るため、地域の特色・ニーズ等を踏まえ、STEAM人材等の育成等に必要な地方国立大学の 定員増も含めた大胆な改革等に取り組む。

 以下報道。

★地方国立大の定員増へ、政府 在宅勤務支援で移住も推進
https://www.chunichi.co.jp/article/89411

若者の定着狙い地方国立大で定数増 政府が基本方針案
https://www.asahi.com/articles/ASN7H6WWVN7HULFA01Y.html

地方創生へ大学の専門教育を強化 政府が方針案
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61538540V10C20A7PP8000/

★第78回高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)及び第9回官民データ活用推進戦略会議を合同で開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202007/15it_kanmin.html

★令和2年度「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」を選定しました。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kankyo/teian/sdgs_2020sentei.html

★新しい仕事の仕方・働き方改革の検討に関するタスクフォース報告~ピンチをチャンスに。どんな状況でも働き続けられる職場環境への転換~
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1417045_00002.htm

★国際宇宙宇宙探査(日米月探査協力に関する共同宣言の署名について)
https://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/space/jigyou/detail/1347482_00003.htm

 先週既報です。

★政府系9機関がスタートアップ支援に関する協定を締結~スタートアップや起業家などの人材を継続的に連携して支援~
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20200716-3/index.html

★「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第13回非公式協議」の結果についての共同発表について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/200717.html

★科学と社会の有意義なコラボレーションを実現するには
https://www.editage.jp/insights/public-engagement-with-science-a-collaboration-between-science-and-society

 長文のインタビュー記事。

安倍総理は第46回教育再生実行会議を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202007/20kyouikusaisei.html

オンライン教育 拡充急ぐ
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61731920Q0A720C2PP8000/

★Open-access Plan S to allow publishing in any journal
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02134-6

★Publishers Develop Inclusive Name-Change Policies
https://www.the-scientist.com/news-opinion/publishers-develop-inclusive-name-change-policies-67740

 トランスジェンダー研究者の名前問題。名前が変わっても業績が引き継がれるべきだと思います。

★小学6年生の「がん研究」に不正疑惑=一等賞取り消し、保護者が謝罪―中国
https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_20200716048/
https://www.recordchina.co.jp/b821261-s0-c30-d0146.html

 流石に小6には難しい研究テーマでバレてしまいました。

★Famous psychologist faces posthumous reckoning
By Cathleen O'Grady
Science17 Jul 2020 : 233-234 Restricted Access
Dozens of papers on personality and health by Hans Eysenck have been retracted or are under suspicion.
https://science.sciencemag.org/content/369/6501/233

 研究不正は研究者本人が死んだとしても追及されます。

★Misconduct allegations push psychology hero off his pedestal
https://www.sciencemag.org/news/2020/07/misconduct-allegations-push-psychology-hero-his-pedestal

安倍総理は第30回健康・医療戦略推進本部を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202007/14kenko_iryo.html

★Mitochondrial genome editing: another win for curiosity-driven research
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02094-x

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“Science Communication News”
[SciCom News] No.879 2020年7月21日号 巻頭言
【発行者】一般社団法人科学・政策と社会研究室(担当 榎木英介)
【編集者】Science Communication News編集部
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