日本共産党石井郁子衆議院議員の質問に答える形で、文部科学省のポスドク問題や大学院博士課程の問題に対する見解が明らかになった。
石井郁子衆議院議員が提出した「若手研究者の就職難と待遇に関する質問主意書」(2007年12月17日)と政府答弁
質問2―2ポスドクを雇用する側に、ポスドク期間終了後のキャリアパスを保障する責任があると考えるが、いかがか。
答弁 文部科学省としては、ポストドクター等を雇用する大学又は研究機関に御指摘の「ポスドク期間終了後のキャリアパス」を保障すべき法令上の責務はないが、ポストドクター等の職業選択を支援するための取組を実施することは重要であると考えている。
一般論に終始する答えではある。博士やポスドクの待遇改善の担い手は研究機関や大学であるとする。そのあたり物足りない感じもするが、ポスドクや大学院生の問題の改善を言明している点は評価する。