科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

大学院の定員が削減へ

●国立大に博士課程の定員削減など要請 文科省
http://www.asahi.com/national/update/0605/TKY200906050420.html

文科省:大学政策を転換 博士課程の定員削減など通知
http://mainichi.jp/life/edu/news/20090606k0000m040127000c.html

●博士課程の縮小要請へ=財政支援で大学院再編促す−近く国立大に・文科省
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009053000197

●1億円かけてフリーター 大学院生「今の半分で十分」 
http://www.j-cast.com/2009/05/17041154.html

●これまでの審議のまとめ
−第四次報告−
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku_kondan/houkoku/singi-matome4.pdf

教育再生会議

報道では、スポーツ庁が強調されていますが、大学、博士号取得者を含めた人材育成、理科教育等についても触れられています。

●教育安心社会の実現に関する懇談会〜教育費の在り方を考える〜(第1回) 配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/021/shiryo/1267794.htm

大学院生への経済支援についても述べられています。

しかし、同じような会議がいくつもあり、同じようなことを言っているような気もしますが…

「経済危機対策」に関する補正予算案(高等教育関係分) (PDF:706KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/siryo/__icsFiles/afieldfile/2009/05/25/1266452_3.pdf

2.教員・博士課程学生等が研究に専念できる環境の整備
◆教育研究支援体制の整備300億円
(平成21年度当初予算0億円)
大学において、教育研究を高度化し世界の有力大学と伍するための国際競争力を高め
るため、大学教員・博士課程学生等が安心して教育研究に専念できるための研究支援者
等の研究技術支援、研究運営支援、留学生相談員等の国際対応支援などの体制整備。
・50大学(研究中心の一定規模の国公私立大学)
1大学につき、50名程度配置合計2,500名

とのこと。これがポスドクの新しい就職先になるのでしょうか。たとえそうだとしても、短期雇用の職のような気もします。

経産省ポスドク就業支援を強化−産総研の今年度定員を倍増
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1320090520abam.html

平成21年度補正予算「若年研究人材の正規就業支援事業」の実施ならびに契約職員募集のお知らせ
http://www.aist.go.jp/aist_j/announce/au2009/au0514/au0514.html

「博士号取得者(ポスドク)の正規就業を促進する観点から、ポスドクに対して汎用的能力を高める研修を行った上で、産総研と企業との共同研究等に活用することで、当該ポスドクの正規就業を支援する取り組みを実施いたします。」とのこと。6月15日まで募集。

ポスドク:倍増も職なし 海外流出は加速 大学准教授調査
http://mainichi.jp/life/today/news/20090530k0000e040077000c.html

ポスドク:加速する頭脳流出 若手研究者、職なく41%が海外へ
 ◇倍増ポスドク 98〜08年度調査
http://mainichi.jp/select/science/news/20090530dde001040011000c.html

 ネタ元は
浅野雅子 1998年度〜2008年度素粒子論グループ名簿によるポスドク等の実態調査
http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~sokened/sokendenshi/vol2/sgPD08_soken.pdf

素粒子論研究・電子版 Vol 2 2009年
http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~sokened/sokendenshi/2009.htm

ポストドクター問題―科学技術人材のキャリア形成と展望 (単行本(ソフトカバー))
NIER JPS (著), 国立教育政策研究所 (編集), 日本物理学会キャリア支援センター (編集)
¥ 2,415  世界思想社; 初版版 (2009/5/19)

ポストドクター問題―科学技術人材のキャリア形成と展望

ポストドクター問題―科学技術人材のキャリア形成と展望

こうした本が少しずつ出始めています。

私たちサイコムジャパンもちらっと紹介されていました。

●「博士号」の使い方 (単行本)
incu-be編集部 (編さん) ¥ 1,575 リバネス出版 (2009/04)

博士号の使い方

博士号の使い方

リバネスのページ
http://www.leaveanest.com/news/item_1367.html

●日本のポスドク、別の道にも前向き
http://www.natureasia.com/japan/tokushu/detail.php?id=172

ポスドク雇用に助成/県、糖質バイオの研究促進
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20090428000097

●大学破壊―国立大学に未来はあるか (単行本)
全国大学高専教職員組合 (編集) ¥ 1,680  旬報社 (2009/03)

大学破壊―国立大学に未来はあるか

大学破壊―国立大学に未来はあるか

私の朝日新聞への投書が紹介されていました。

●博士号を取る時に考えること取った後できること―生命科学を学んだ人の人生設計 (単行本)
三浦 有紀子 (著), 仙石 慎太郎 (著) ¥ 3,045 羊土社 (2009/03)

博士号を取る時に考えること取った後できること―生命科学を学んだ人の人生設計

博士号を取る時に考えること取った後できること―生命科学を学んだ人の人生設計

これも新刊ですね。蛋白質核酸酵素誌から書評を依頼されました。そのうち掲載されると思います。