科学技術政策研究所が重要資料を発表した。
-調査資料-184 ―博士人材の将来像を考える―理学系博士課程修了者のキャリアパス
2010年 5月
文部科学省 科学技術政策研究所 第1調査研究グループ
三須 敏幸 袰岩 晶 茶山 秀一
理学系のポスドク問題の現状を分野別に分析し、対策を考えている。
以下プレスリリースから引用。
科学技術政策研究所は、第3 期科学技術基本計画のフォローアップの一環として実施した「我が国の博士課程修了者の進路動向調査」のうち、理学分野の博士課程修了者の進路動向について詳細な分析を行いました。
博士課程修了者については、大学のみならず、産業界等での活躍も期待されています。理学分野の博士課程修了者の進路動向を専攻別に見ると、化学専攻では修了直後に民間企業に就職する割合が高く、修了直後にポストドクターになった場合でも比較的民間企業へのパスが開かれていること、生物専攻については博士課程修了直後もポストドクター後も民間企業への就職は限定的であることなどがわかりました。
また、博士課程修了者については国際的な場での活躍も期待されています。理学分野の一般学生(社会人及び留学生を除く)については、我が国の博士課程修了者全体に比べても修了直後に海外で活躍する割合が高く、その中でも生物専攻の一般学生についてはその傾向が強いことなどが確認されました。
うすうす気づいていた人もいたことではあるが、明確なデータとして示された。
その他、重要なデータも多数。じっくり読んでみたい。