2019年5月14日~2019年5月21日
学校教育法が改正され、一法人で複数大学を経営できるようになりました。
★「1法人複数大学」で経営効率化 改正法成立で可能に
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44933390X10C19A5EA4000/
学校教育法等の一部を改正する法律案
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/198/meisai/m198080198022.htm
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二、国立大学法人法の一部改正
1 国立大学法人岐阜大学を国立大学法人名古屋大学に統合し、岐阜大学及び名古屋大学を設置する国立大学法人東海国立大学機構とする。
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★国立大学法人東海国立大学機構設立について(学校教育法等の一部を改正する法律の成立を受けて)
http://www.nagoya-u.ac.jp/info/20190517.html
大学 法人統合で効率運営 名古屋大+岐阜大 第1号に
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO44933390X10C19A5EA4000/
来年4月1日から。果たして学生や市民にとって利益になる改革なのか、経営の効率化が優先なのか、実態を見ていく必要があります。
★ジョブ型正社員(勤務地限定正社員、職務限定正社員等)の
雇用ルールの明確化に関する意見
令和元年5月20日 規制改革推進会議
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/publication/opinion2/010520honkaigi02.pdf
ジョブ型への移行は、終身雇用の終了という形で捉えがちなような気がしますが、もっと大きなことだと思っています。すでに4社に1社がジョブ型採用をしているようですが、いろいろ問題も出ているようです。
トヨタ社長が「終身雇用は難しい」と言っても、やっぱり「終身雇用」が必要な理由
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1905/21/news037.html
過渡期というか、一世代くらいは混乱が続いてしまうようです。メンバーショップ型で若い頃安く買い叩かれた賃金を回収できない、住宅ローンが組めないなどなど…。
しかしながら、こうしたことも、メンバーになれなかった就職氷河期ロスジェネ団塊ジュニア云々からみれば、何を甘いこと言っているのかという感じもします。どちらの視点から見るかによって変わってきます。
★40代、貧困ポスドクの悲哀 時給バイト以下、突然クビ
https://www.asahi.com/articles/ASM4T747JM4TULZU017.html
メンバーになれず40代になった人たちにとっては、それどころではない事態が続いています。
じゃあ肉体労働でもコンビニバイトでもしろ、という声も聞こえてきますが、40代でいきなりそういう生活ができるのかと思います。
やったことない人間が高みから気軽に言えることじゃないわけです。
★研究せずにはいられない~「貧困ポスドク」を救う「在野」研究という道
https://news.yahoo.co.jp/byline/enokieisuke/20190516-00126121/
私の主張はずっと前から変わらず、とにかく働き口を見つけて、研究は余暇で続けていこうというものです。ただ、その働き口が簡単には見つからないわけです。
なぜ人文・社会系博士を増やさないといけないと考えられたか、について
http://blog.talktank.net/2019/05/blog-post.html
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終身雇用性からの転換と「ジョブ型」というのは、本来こういった話にしないといけないわけだが、今のところは「人件費を維持したくて終身雇用にこだわる」か「人件費を切り下げたくて終身雇用の廃止」という二択しか労働者一般には選択肢が提示されていない。もちろん、その二つであれば私は前者の方が遥かにマシだと思うが、それを続ける限り日本が国際的な議論をキャッチアップする能力は刻一刻と減退していくだろう、ということも疑っていない。
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ただ、人文社会科学系の能力を役立てる職はまだ未開拓分野かもしれません。実は開拓者が取り組みを始めているという話を聞いています。進展ありましたらこのメルマガでご報告します。
政府は70歳まで働くことを求め、企業に支援義務化を求めていますが、結局は企業のメンバーに対する策であり、その分40代の非正規雇用労働者にしわ寄せが来ないことを願うばかりです。
70歳まで働く人のため 政府、企業に支援義務化の方針
https://www.asahi.com/articles/ASM5J4HPRM5JULFA00W.html
★一般市民が自らつながるDIYバイオコミュニティー
https://scienceportal.jst.go.jp/clip/20190520_01.html
DIYバイオを含め、在野の研究がより活発化することを願います。
★「大学・国立研究開発法人の外国企業との連携に係るガイドライン(たたき台)」に関する意見募集について
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20190514gaikoku_kobo.html
令和元年5月14日(火)~令和元年5月28日(火)
★エビデンスに基づく政策立案
研究力の分析に資するデータ標準化の推進に関するガイドライン策定について
https://www8.cao.go.jp/cstp/evidence/index.html
★技術の進展に応じた教育の革新、新時代に対応した高等学校改革について(第十一次提言)(令和元年5月17日)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/pdf/dai11_teigen_1.pdf
安倍総理は第45回教育再生実行会議を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201905/17kyouikusaisei.html
第45回 教育再生実行会議 配布資料
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai45/siryou.html
★大学等における修学の支援に関する法律
http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/kakutei/detail/1415448.htm
先週既報の高等教育の「無償化」。
★日本とドイツの中小企業における 国際化とイノベーション: 統合的な国際化戦略の重要性[DISCUSSION PAPER No.170]の公表について
http://www.nistep.go.jp/archives/40656
ドイツに注目が集まっているように思います。脱ア入独?
★WTO上級委員会報告書の結果を踏まえた対応方向について
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190517006/20190517006.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04754.html
http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kakou/190517.html
★「グローカル成長戦略」(「グローカル成長戦略研究会」報告書)を取りまとめました
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190515003/20190515003.html
★第13回HTLV-1対策推進協議会
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198036_00002.html
★海のプラスチックごみを減らし
きれいな海と生き物を守る!
~「プラスチック・スマート」キャンペーン~
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201905/1.html
プラごみのリサイクルが虚構であったことが分かり、衝撃が広がっています。生活の見直しと新規テクノロジーの開発が求められています。
★Facing Plan S, publishers may set papers free
https://science.sciencemag.org/content/364/6441/620
★なぜ小保方晴子氏は「STAP細胞を見た」と思い込んだ?間違った発表をする科学者たち
https://biz-journal.jp/i/2019/05/post_27930_entry.html
タイトルと中身が一致していない記事ですが、生命科学のクライシスの問題。
★Snakebites, a globally neglected killer, get a ‘transformational’ injection of research funds
https://www.sciencemag.org/news/2019/05/snakebites-globally-neglected-killer-get-transformational-injection-research-funds
ここ数年蛇を見ない生活を送っていますが、蛇毒は多数の死者が出るホットトピックです。
★NSF, NASA, NIST would get funding boosts under House spending bill
https://www.sciencemag.org/news/2019/05/nsf-nasa-nist-would-get-funding-boosts-under-house-spending-bill
U.S. House proposes budget increases for energy, environmental research programs
https://www.sciencemag.org/news/2019/05/us-house-proposes-budget-increases-energy-environmental-research-programs
アメリカの予算。増加する機関もあるようです。だからといってアメリカの科学の危機は去っていません。
★Two threats to U.S. science
https://science.sciencemag.org/content/364/6441/613.full
36歳以下の若い研究者への予算が減っていることと、外国人研究者への近年の姿勢が問題と述べています。
★Senate panel delays good-government bill, scolds HHS for ‘moving the goal posts’
https://www.sciencemag.org/news/2019/05/senate-panel-delays-good-government-bill-scolds-hhs-moving-goal-posts
★When science and politics collide: Enhancing the FDA
https://science.sciencemag.org/content/364/6441/628
FDAの独立性に懸念が。
★European Commission kills billion-euro flagship concept
https://science.sciencemag.org/content/364/6441/618
Europe abandons plans for ‘flagship’ billion-euro research projects
https://www.sciencemag.org/news/2019/05/europe-abandons-plans-flagship-billion-euro-research-projects
大型予算計画がストップしてしまいました。
★日本の科学力低下…問題は?処方箋は? 識者に聞いた
https://www.asahi.com/articles/ASM3P0GPXM3NPLBJ00S.html
総合科学技術・イノベーション会議の上山隆大議員のインタビュー。