今後の産業技術政策の在り方についての報告書が公表された。
経済産業省は、産業技術分科会及び同基本問題小委員会(分科会長:木村 孟 文部科学省顧問)において、新成長戦略(基本方針)の具体化等に向けて、今後の産業技術政策の在り方等について、本年2月から、検討を行ってまいりました。今般、報告書が取りまとめられましたので、公表いたします。
60ページ近い報告書なので、すべてご紹介することはできないが、一点だけ。
(ポスドク等博士課程修了者のキャリアパスの拡大)
我が国では、ポスドク等の博士課程修了者の多くは、大学等の研究者になることを希望している。一方、欧米諸国では、博士課程修了者が、高度な技術的知見を活かして、標準化等に関する機関、金融、マスコミ等の多様な分野で活躍している。我が国においても、キャリアパスを多様化することにより、博士課程修了者を社会全体において最大限に活用していくことが必要である。