科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

2010年11月第3週 科学・技術ニュース

「遺伝子診断による教育サービス」に対する専門家コメント

一般社団法人サイエンス・メディア・センター が公表しました。

子どもの教育を目的とした、DTC(*1)遺伝子検査のサービスが日本でも始まりました。いずれも「遺伝子検査を通じて、子どもの才能を測定し、教育に生かす」ことをうたっています。しかしこの種のサービスは、科学における妥当性は不確かで、また倫理的問題もあることから、現在も研究者が議論を重ねつつ、規制も視野に入れた早急な社会の制度設計を訴えているものです。この問題に関し、専門家の意見を提供します。
* 1:Direct-to-Consumer; 「直接消費者に提供される」遺伝子検査」

事業仕分け
http://www.shiwake.go.jp/

第三弾が終わりました。ブログでも触れましたが11月18日には文部科学省の事業が俎上に上りました。
http://www.shiwake.go.jp/details/2010-11-18.html

政府の予算を与党が仕分けするというのは、どうなのかなあと思わないではありません。

むしろ、市民の目で仕分けをするほうがよいのではないかと思ったりしますが、いかがでしょうか。

30学会(39万会員)会長声明 「日本国家存立の基盤となる高度人材育成と科学技術予算強化を求める」

1.多様な高度人材・博士育成システムの充実・強化
2.幅広く、多様な科学研究資金の充実
3.大学の施設環境の国際化と国際的競争強化

昨年に続き、学会などからの声明が相次いでいます。

サイエンスアゴラ2010 終了

■開催日時: 平成22年11月19日(金)、20日(土)、21日(日)
※19日は開幕シンポジウム(15:00〜17:00)のみ
20日・21日は10:00〜17:00
■場 所: 国際研究交流大学村(東京・お台場)
日本科学未来館東京国際交流館産業技術総合研究所臨海副都心センター)
■料 金: 参加無料(一部企画で材料費等の実費を頂く場合があります。)
■主 催: 科学技術振興機構(JST)
共 催: 日本学術会議独立行政法人産業技術総合研究所、国際研究交流大学村
■URL:  http://www.scienceagora.org/

私も一企画に登壇しましたが、無事終了しました。

第一回目から皆勤ということで、「サイエンスニュース」からインタビューを受けました。

北大:ノーベル賞・鈴木教授ら紹介 新冊子で志願者増狙う

アピールに頑張っているようです。

学術分科会(第38回) 配付資料

重要資料が出ています。

大学院教育の実質化の検証を踏まえた更なる改善について 中間まとめ

こちらも重要資料。

「はやぶさ」カプセルに小惑星の微粒子確認

大きなニュースでした。仕分けに間に合わせたとのうがった見方もされていました。

もはや科学大国ではない(トムソン報告書)

"GLOBAL RESEARCH REPORT: UNITED STATES"(PDF 12ページ)

とはいうものの、科学に強い国であり続けています。

キャリアに関するデータの真相 その1:「若者は内向き」という誤解。

これは重要な資料。私も内向きなるものに疑問を抱いてきましたが、氷解しました。

アメリカIIE(Institute of International Education)の調査

留学に関する調査です。

「-博士人材の将来像を考える- 農学系博士課程修了者のキャリアパス」(調査資料-190)

科学技術政策研究所の調査です。重要。

★<科学技術政策研究レビューセミナーのご案内>

平成22年12月10日(金)に、科学技術政策研究レビューセミナーを開催致します。
本報告会は、科学技術予測、科学技術指標、科学技術人材、イノベーションという4つのテーマについて、研究成果をご紹介することにより、より多くの方に政策研究に関心をもっていただくことを目的としています。
なお、開催要領については、下記のページをご覧下さい。

http://www.nistep.go.jp/notice/nistep_review_seminar1.pdf

平成22年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(平成22年10月1日現在)について〜大学卒業予定者の内定率は過去最低の水準〜

厳しい状況が続いています。理系、女子が厳しいとのことです。

北海道大学CoSTEP、教育スタッフを公募

● サイエンス・ライティングに関して優れた技能と豊富な経験を持つ方
サイエンスカフェやコンセンサス会議などの「対話の場」を創出することに、
経験もしくは意欲のある方
● これまでに修得した学問や技法を活かし、科学技術コミュニケーションの分野
で将来にわたって活躍する意欲がある、若手の方