福島全ゲノム解析の波紋、学校基本調査など - 科学・政策と社会ニュースクリップ

■8月31日にウェブ公開した片木りゅうじ氏（生命科学）の「福島「全ゲノム解析」に関する意見ですが
http://d.hatena.ne.jp/scicom/20120831/p1

多くの方々に読まれているようです。

また、ウェブも含め、この問題にたいして様々な意見（主に懐疑的な意見）があるようです。

環境省:被ばく影響でゲノム調査　専門家は疑問の声
http://mainichi.jp/select/news/20120901k0000e040192000c.html

細野環境相の「福島でゲノム解析」発言に対する生命科学クラスタのツッコミ
http://togetter.com/li/364596

「福島でゲノム解析」について
http://togetter.com/li/364753

福島の方々のゲノム解析計画について
http://togetter.com/li/365206

片木氏が書いているように、まだ新聞（ウェブ）報道のみで、全容がわかりませんので、これ以上のことは言えませんが、環境省の発表などを注視していきたいと思います。

■南海トラフの巨大地震による津波高・浸水域等（第二次報告）及び被害想定（第一次報告）について
http://www.bousai.go.jp/nankaitrough_info/shiryo.pdf

は各方面に衝撃を与えました。

もはや「風評被害」「土地の値段が下がる」など言う人はいません。現実を直視し、どうするかを考えていくことが強く求められています。

■文科省からいくつか重要な答申、諮問が出ています。

●教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について（答申）
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1325092.htm

●新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ〜（答申）
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1325047.htm

●大学入学者選抜の改善をはじめとする高等学校教育と大学教育の円滑な接続と連携の強化のための方策について（諮問）
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1325060.htm

中間報告の段階で内容が明らかになっていた部分もありますが、今後の大学のあり方、教育のあり方を考える上でも重要であり、目を通さなければと思っています。

■文科省からはもう一点。

平成24年度学校基本調査速報の公表について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/08/1324860.htm

報道では大卒者に注目が集まっていましたが、大学院を見てみます。

大学院への入学者数は，修士課程では７４，９８７人（男子５３，３８０人，女子２１，６０７人）で前
年度より４，３９８人減少しており，博士課程では１５，５６４人（男子１０，６７４人，女子４，８９０
人）で前年度より１２１人減少，専門職学位課程では７，５５６人（男子５，５７２人，女子１，９８４
人）で前年度より５１７人減少している。

博士課程について