科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

平時と非常時のはざまで メルマガ898号記事抜粋

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★発行部数 2,564部(12月1日現在)
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     ◆◇◆  Science Communication News ◆◇◆
         No.898 2020年12月1日号 巻頭言
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【巻頭言】
★平時と非常時の間で
2020年11月24日~2020年12月1日
カセイケン代表 榎木英介

 新型コロナウイルスの感染は拡大を続け、知人が勤務する病院でもクラスターが発生するなど、だいぶ近づいてきた感じはあります。

 私は在野で、フリーランスの病理医として働く傍ら、このメールマガジンを作っています。さまざまな病院に行って診断をしており、新型コロナウイルスの診断、治療の前線にいるわけではありません。

 いわば後方にいるわけですが、それでも前線の様子は聞こえてきます。

 先週から感じていることは、診断する標本の件数がどうも減っているのではないかということです。

 もちろんあくまで体感であり、単なる感想でしかありません。変動の範疇かもしれません。

 しかし、前回の緊急事態宣言のときのように、患者の受診控え、医療資源が新型コロナウイルス感染症に割かれ、通常の医療が出来なくなるといった事態により、標本数が減っているとしたら…。

 日本は中小規模病院、診療所が多く、多くが民間の機関です。医療資源が分散しています。それゆえ、経営を維持するために病院間の患者の奪い合いといったようなことがあり、人手不足と過剰医療が同時変更で起こっています。

 「ブルシットジョブ」として、患者を作り出して雇用を維持していたのか。流石にそれは言い過ぎかもしれませんが、今回のパンデミックではそれが裏目に出ています。

 医療資源を集約化し、適切に振り分ければいいのは分かります。患者が減っても過剰な部分が減ったにとどめることもできます。

 しかし、民間病院が多いこと、医療に関わる者も生活者として地域に住んでおり、鉢植えのを移し替えるように簡単に地域を移動できないことなど、集約化は簡単ではありません。

 現在進行形の事態に理想を語る余裕はありませんが、平時には問題の解決の機運が起こらないというジレンマを感じます。

 非常時という点では日本学術会議も同じです。

★学術会議「国の機関から切り離し」 井上担当相の提案が波紋
https://mainichi.jp/articles/20201127/k00/00m/010/420000c

★井上科技相、学術会議の国からの切り離し検討を要請 梶田会長との会談で
https://mainichi.jp/articles/20201126/k00/00m/040/319000c

★「分離」提案に会員困惑 学術会議任命拒否、問題棚上げ
https://mainichi.jp/articles/20201128/ddm/002/010/117000c

 日本学術会議の任命拒否問題は解決する目処もなく、棚上げにされた挙句問題が異なる分離を担当大臣から提案されるに至っています。

 しかも諮問など正式な手続きではないようで、5年前の検討も無視されています。

 さすがに露骨です。

 確かに私はかねてより日本学術会議に批判的であり、不満を持っていますが、それはそれです。

#排除する政治~学術会議問題を考える:「まるでモラハラのよう」 矛盾だらけの「改革」論議 名大・隠岐さや香教授
https://mainichi.jp/articles/20201130/k00/00m/010/215000c

★第304回幹事会後に記者会見を開催しました。(令和2年11月26日)

記者会見資料(PDF形式:2,375KB)
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo304-kaikenshiryo.pdf

日本学術会議に関するQ&A(PDF形式:809KB)
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo304-QandA.pdf

 The International Science Council (ISC)からは懸念が示される事態です。

Statement on scientific freedom in Japan
https://council.science/current/news/statement-on-scientific-freedom-in-japan/

 一方で、平時には問題点をどうかしようという動きが一部にとどまっていたのも事実です。

 何か問題が起きないと変わらないというのは、この国で繰り返されてきたことではないか…。

 犠牲、被害が出ないと動かないというのは、災害対策なども含め至る所で見られます。犠牲、被害がないときに予防的に改善することは「過剰」と批判されてしまいます。

 平時に平和的に問題点を改善することができるのか…。非常時になるたびに複雑な気持ちが湧き起こります。

★学術会議任命拒否
「100%デマですやん」 ある日ウィキペディアに自分の名前が載ってしまったら…
https://mainichi.jp/articles/20201127/k00/00m/040/171000c

★消えた中国の海外人材スカウト「千人計画」 その実情は
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66449020Z11C20A1FFE000/

 日本学術会議問題から広がった千人計画のデマ。やや下火になっていますが、いまだ誤解が漂っています。

★任命拒否問題、若手に懸念 井上科技相が意見交換
https://www.chunichi.co.jp/article/159449

 若手アカデミーの方々が大臣と会われたたのこと。

 若手アカデミーとは関係ないことですが、日本学術会議をめぐる問題では、「政治力」というものを感じざるを得ません。

 非常にあいまいな言葉ですが、利害をまとめ、タフな交渉をし、相手の懐に飛び込む。批判をあびるのを織り込み済みで交渉や「取引」をする。「権力」の扱いに慣れている。

 いわば清濁併せ呑むという感じです。こういう人は毀誉褒貶がある人になるでしょう。

 こういうのは個人的には好きではないのですが、ある程度こういう力がないと、けんもほろろに組織を追い出されたりするのは経験済みです。

 勝手なイメージですが、尾身茂氏には若干そういうところがあるように思います。

 日本学術会議に尾身氏のような人がいたらなあ、と思ったりもします。

★第17回資料
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/corona17.pdf

現在の感染拡大を沈静化させるための分科会から政府への提言
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/seifu_teigen_17.pdf

第15回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(11月24日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00093.html

診療科の全く異なる医師が診療せざる得ない事例も-厚労省、コロナアドバイザリーボードの評価公表
https://www.cbnews.jp/news/entry/20201125133421

★冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法を公表しました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15102.html

菅総理は第48回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202011/27corona.html

新型コロナウイルス感染症対策本部(第 48 回)議事次第
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r021127.pdf

菅総理新型コロナウイルス感染症対策等について会見を行いました
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2020/1126kaiken.html

 以上政府関係の発表です。

 二度目の緊急事態宣言があるでしょうか。

★有力42大学「入試を変更」 コロナ拡大なら
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66776480Y0A121C2EA2000/

190大学、年度末に休退学増加を予想 コロナで生活苦
https://www.asahi.com/articles/ASNCX76YTNCSUSPT00K.html

 大学や学生が直面する影響は甚大です。

★How Iceland hammered COVID with science
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03284-3

 規模の違う国との比較は難しいですが、各国の対応をイメージではなく詳細に検討することは重要です。

★科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術・イノベーション会議有識者議員との会合(令和2年度) > 議事次第 令和2年11月26日
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20201126.html

議題

1.基本計画について(戦略的な研究開発分野の推進)
2.研究資金配分と論文アウトプットの関係性に係る分析結果について(追加分析)

 e-CSTIの活用によって、データに基づく政策の議論ができるようになってきました。

研究資金配分と論文アウトプットの関係性 に係る分析結果について(追加分析)

  • e-CSTIの活用を通じた分析-

https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20201126/siryo4.pdf

では

国立大学における1千万円当たりのアウトプット(総論文および Top1%論文)は、概ね「運営費交付金等」>「科研費」>「その他競争的資金」となっている一方、研究開発法人においては、 「科研費」の生産性が高く「運営費交付金等」や「その他競争的 資金」の生産性が低い。

1人当たり論文数については、若手研究者においては「任期なし」>「任期あり」となる傾向が見られる。一方、シニア研究 者においては逆に「任期なし」<「任期あり」となる傾向が見 られるが、近年シニアの「任期あり」研究者の論文輩出水準が 低下している。

と言ったことが明らかになっています。

★科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術・イノベーション会議有識者議員との会合(令和2年度) > 議事次第 令和2年11月19日
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20201119.html

議題

1.基本計画について(指標)
2.基本計画の評価・モニタリングについて

★総合科学技術・イノベーション会議 第10回 基本計画専門調査会
https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kihon6/10kai/10kai.html

議題

(1)研究力の強化について
(2)次期科学技術・イノベーション基本計画の骨子(案)について

 先週の時点では報道だけでしたが、資料出ました。

★科学技術・学術政策研究所「『博士人材追跡調査』第3次報告書」報告書の公表について
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1422310_00004.htm

『博士人材追跡調査』第3次報告書[NISTEP REPORT No.188]の公表について
https://www.nistep.go.jp/archives/46053

 コホート調査。こちらもデータに基づく議論が必要です。

★科学技術・学術政策研究所「サイエンスマップ2018」報告書の公表について
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1422310_00003.htm

サイエンスマップ2018[NISTEP REPORT No.187]の公表について
https://www.nistep.go.jp/archives/46077

★コロナ禍を経た科学技術の未来(速報版)の公表について
https://www.nistep.go.jp/archives/46169

★令和2(2020)年度科研費等の審査に係る総括について
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/01_seido/03_shinsa/data/r02/R2_shinsa_soukatsu.pdf

 科研費のデータ。その科研費ですが、

科研費の内定通知2カ月前倒しへ 22年度から、活動後押し
https://www.chunichi.co.jp/article/161256

 とのこと。

★京大霊長研の不正支出 なぜ研究費不正はなくならないのか
https://news.yahoo.co.jp/articles/801977e02b9d35d94f2e48630e49fd141e4dc6bd

 榎木のコメントが出ている記事ですが、年度繰越がやりにくいなど、問題があるからと言って、研究費の不正使用が許されることはありませんので、ご注意ください。

★「生物多様性国家戦略2012-2020の実施状況の点検結果(案)」に対する意見募集(パブリックコメント)について
https://www.env.go.jp/press/108702.html

★学校法人慶應義塾と学校法人東京歯科大学
東京歯科大学の歯学部の慶應義塾大学への統合および法人の合併について協議開始
https://www.keio.ac.jp/ja/news/2020/11/26/27-76457/

「慶大歯学部」誕生へ コロナ、少子化が促す連携・統合
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66778660Y0A121C2NN1000/

 これは大きなニュース。医学部が欲しいがいまだまだ事態が進まない早稲田大学との差が広がった感があります。

★ネイチャー論文を撤回 名大研究チームに不自然なデータ
https://www.asahi.com/articles/ASNCX3R86NCWOIPE012.html

名大チームのネイチャー論文撤回 実験データに誤り
https://www.chunichi.co.jp/article/160798

データに疑義、論文撤回 名古屋大、調査委設置
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66753120X21C20A1CR8000/

 結果に影響なければ問題ないということはありません。

★Largest ever research integrity survey flounders as universities refuse to cooperate
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/largest-ever-research-integrity-survey-flounders-universities-refuse-cooperate

 重要調査。

★2020 AAAS Fellows approved by the AAAS Council
https://science.sciencemag.org/content/370/6520/1048.full

 日本人も。

★ イラン核科学者暗殺か 外相「イスラエルが関与」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66770790Y0A121C2I00000/

Alarm as execution looms for scientist on death row in Iran
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03396-w

 こういう非合法のことが行われるとは…。過去にもありましたが、軍事研究の現実です。

★German science is thriving, but diversity remains an issue
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03317-x

German science on the world stage: visualized
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03320-2

Asifa Akhtar is a sign of new things to come at the Max Planck Society
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03321-1

Germany’s start-up scene is booming
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03319-9

Clusters of Excellence: the new ‘brains trusts’ of German science
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03322-0

How Germany retains one of the world’s strongest research reputations
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03318-w

 ネイチャーはドイツ特集。

★コロナで変わる世界:<仕事編2>希望退職「35歳以上」 日本型雇用に見直しの波
https://mainichi.jp/articles/20201126/k00/00m/020/112000c

★《JST主催》女性研究者がもっと活躍できるように〜第2回輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)表彰式&トークセッションより〜
https://scienceportal.jst.go.jp/explore/reports/20201127_e01/index.html

★Why seek a single mentor when you can have three - or more
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03339-5

★Credit where credit is due
https://science.sciencemag.org/content/370/6520/1130.full

Don’t erase undergrad researchers and technicians from author lists
https://www.sciencemag.org/careers/2020/11/don-t-erase-undergrad-researchers-and-technicians-author-lists

 論文のクレジットは適切に。

シュプリンガー・ネイチャーがNature およびNature関連リサーチ誌においてゴールドオープンアクセス出版のオプションを2021年1月より提供開始
https://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8816

 先週にご案内いただきましたこのニュース。値段の高さに批判が出ています。

ネイチャー誌とその姉妹誌、120万円のOA出版オプションを設定
https://rcos.nii.ac.jp/miho/2020/11/20201128/

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“Science Communication News”
[SciCom News] No.898 2020年12月1日号 巻頭言
【発行者】一般社団法人科学・政策と社会研究室(担当 榎木英介)
【編集者】Science Communication News編集部
【E-Mail】 office@kaseiken.org
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ワンフレーズに逃げない

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★発行部数 2,564部(11月24日現在)
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     ◆◇◆  Science Communication News ◆◇◆
         No.897 2020年11月24日号 巻頭言
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【巻頭言】
★ワンフレーズに逃げない
2020年11月17日~2020年11月24日
カセイケン代表 榎木英介

 新型コロナウイルスの急速な感染拡大は、週刊のメルマガでは追いきれません。

 巻頭言以外の記事を出した後にも動きがありました。

“Go Toキャンペーン事業の運用見直しについて”
https://corona.go.jp/minister/20201124_01.html

 連休の行楽地の人手をみると、今後も感染は拡大していくものと思われます。

第16回資料
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/corona16.pdf

私たちの考えー分科会から政府への提言ー
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/seifu_teigen_16.pdf

菅総理は第47回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202011/21corona.html

新型コロナウイルス感染症対策本部(第47回)(令和2年11月21日開催)配付資料
https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/sidai_r021121.pdf

菅総理新型コロナウイルス感染症対策等について会見を行いました
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2020/1121kaiken.html

菅総理新型コロナウイルスの感染状況等について会見を行いました
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2020/1119kaiken.html

 感染の拡大を防止するか、経済を「回す」か、という対立があるように言われていますが、感染を抑えつつ困窮に陥る人を減らすという方法もあるはずです。

 新型コロナウイルスで死ぬ人は他の原因で死ぬ人より少ない、だから対策は必要ないと言った意見を言う人もいます。

 しかし、リスク評価では、安易な数の比較は好ましくないわけで、もどかしさを感じます。

★教職員に対する懲戒処分について(2020年11月24日)
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/events_news/office/soumu/jinji/news/2020/201124_1.html

松沢氏ら2人を懲戒解雇 研究費不正支出で 京都大霊長類研
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66600040U0A121C2AC8000/

 これもメルマガ本体発行後に入った大きなニュース。著名研究者の解雇に衝撃を受けますが、研究費不正使用はたとえ私的な使用がなくても大きな問題です。

 松沢氏は争うようです。

懲戒の知らせを受けて
https://www.tetsuro-matsuzawa.net/

★技術革新取り入れた社会実現へ 政策の基本計画骨子案まとまる
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201118/k10012718901000.html

 第6期科学技術基本計画骨子。まだホームページには情報が出ていません。

温室効果ガスゼロ、「挑戦的研究」に数百億円 支援拡充、3次補正計上へ
https://www.sankei.com/life/news/201119/lif2011190054-n1.html

 こちらは補正予算。見出しの「挑戦的研究」とは「ムーンショット型研究開発制度」のことです。

★「競争的研究費」過大な事務負担で研究現場疲弊 関係省庁、改革で合意
https://sci-news.co.jp/topics/4067/

 科学新聞記事。研究者を疲弊させる事務負担が軽減されるでしょうか。

★Five rules for evidence communication
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03189-1

★Research Square社、プレプリントの投稿数が5万件に達したと発表
https://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=12386

プレプリントは、質の高い科学を提供できるか?(記事紹介)
https://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=12388

 存在感が増すプレプリント。研究発表のあり方を変えつつあります。

★Worlds collide when three Science reporters-and parents-cover coronavirus and schools
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/worlds-collide-when-three-science-reporters-and-parents-cover-coronavirus-and-schools

愛知学院大学における研究活動上の不正行為に関する追加調査結果について
https://bit.ly/3nUZToV

愛知学院大元講師ら 20論文で不正認定 図表を捏造
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66525100R21C20A1CE0000/

論文20編の不正認定 愛院大追加調査、歯学部元講師ら関与
https://www.chunichi.co.jp/article/157813

 大規模研究不正事例発覚。

★トランプ「不正選挙説」、中国「千人計画」デマ…ネット右派が陰謀論にのめり込む理由
https://news.nifty.com/article/item/neta/12113-863687/
https://bunshun.jp/articles/-/41614

★中国への頭脳流出は締め付けを強化しても止められない......「千人計画」の知られざる真実
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201119-00010005-newsweek-int
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/11/post-95035.php

★研究者の中国流出続く 破格の給与魅力、待遇改善急務
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66471280Q0A121C2TJM000/

★中国ネット 消えた「千人計画」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66449020Z11C20A1FFJ000/

 千人計画に関して冷静な記事が出てきました。破格な待遇というのは少し違うように思いますが…。日経の記事には私のコメントが出ています。

 しかし世間の関心は過ぎ去った感があり、誹謗中傷の言葉のイメージだけ残ったとしたら残念です。

★日本人が即刻捨てるべき「経済大国」という幻想
確実に「小国」になる未来がやってくる
https://toyokeizai.net/articles/-/389896

 この欄でも何度か触れましたが、米中のような大国との違いを冷静に認識できない、あるいはしたくない人が売国奴などと誹謗中傷を言っているように思います。

★中堅以降の研究者に支援十分行き届かず
https://sci-news.co.jp/topics/4070/

 日本に活躍の場がない研究者が中国を含めた外国に活路を見出していく…。それはほんの少し前まで「グローバル化」の名の下に奨励されたことではなかったでしょうか。

★理系の男女格差が縮まらない日本の問題点
教育環境のジェンダー平等を進めてきた欧米に見ならい、小中高の教育の変革を
河野銀子 山形大学教授(教育社会学ジェンダー研究)
https://webronza.asahi.com/science/articles/2020110400003.html

 ジェンダーの問題も優れた才能の活躍の場を閉ざす問題です。

 才能を持った者に活躍の場を提供できない国が大国であるわけはありません。

経団連が学校に喝「人材育成の気概を持て」
https://www.news24.jp/articles/2020/11/22/06766967.html

 これは

Society 5.0に向けて求められる初等中等教育改革 第二次提言
ダイバーシティインクルージョンを重視した初等中等教育の実現-
http://www.keidanren.or.jp/policy/2020/110.html

 のことでして、提言の締めくくりに

「学校の教職員や教育委員会は、未来社会を支える人材を育成しているという気概を持って、変革に取り組むことが重要である。」

 と書かれている部分が見出しになっています。

 必ずしも「気概」だけで問題を解決しろと言っているわけではありませんが、SNSでは批判が多かったように思います。

 とはいえ、売国奴も気概も定義がはっきりしない言葉で、こうした言葉が交わされる議論は非常に雑だと言わざるを得ません。

 ムーンショットもそうかもしれませんが、耳障りの良いワンフレーズに逃げるのではなく、具体的かつ緻密な制度設計や問題把握が必要です。

★学術会議の在り方めぐり 科学技術相 若手会員らと意見交換
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201124/k10012729041000.html

 若手アカデミーの方々が参加。

★How DIY technologies are democratizing science
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03193-5

★COVID-19 disruptions to tech-metals supply are a wake-up call
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03190-8

★The troubling rise of facial recognition technology
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03271-8

What scientists really think about the ethics of facial recognition research
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03257-6

 顔認証技術がはらむ倫理的問題。

★幹細胞論文操作の黄禹錫元教授、16年ぶりに大統領賞取り消し…「10日内に賞金3億ウォン返還を」
https://s.japanese.joins.com/JArticle/272457?sectcode=400&servcode=400

16年も経ってからとは。

★When my Ph.D. adviser moved her lab, I had to decide: Do I stay or do I go?
https://www.sciencemag.org/careers/2020/11/when-my-phd-adviser-moved-her-lab-i-had-decide-do-i-stay-or-do-i-go

Should I stay or should I go?
https://science.sciencemag.org/content/370/6519/1006

 研究室は一つの施設にとどまるものではないので、必ず付きまとう問題ですね。

★誤解だらけのジョブ型雇用 名付け親が語る本当の意味
https://www.asahi.com/articles/ASNCN3D9KNCHULFA00F.html

 ジョブ型社員に成果主義を導入することの問題点を指摘しています

★After scalding critiques of study on gender and mentorship, journal says it is reviewing the work
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/after-scalding-critiques-study-gender-and-mentorship-journal-says-it-reviewing-work

シュプリンガー・ネイチャーがNature およびNature関連リサーチ誌においてゴールドオープンアクセス出版のオプションを2021年1月より提供開始
https://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8816

 ご案内いただきました。

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“Science Communication News”
[SciCom News] No.897 2020年11月24日号 巻頭言
【発行者】一般社団法人科学・政策と社会研究室(担当 榎木英介)
【編集者】Science Communication News編集部
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軍事研究と大学、給料をもらう大学院生

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★発行部数 2,567部(11月17日現在)
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     ◆◇◆  Science Communication News ◆◇◆
         No.896 2020年11月17日号 巻頭言
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【巻頭言】
★軍事研究と大学
2020年11月10日~2020年11月17日
カセイケン代表 榎木英介

 結局学術会議問題は、大学で機密性の高い軍事研究を行わせたいということなのだ、ということが見えてきたように思います。
 
★研究の軍事利用、学術会議に検討促す 井上科技相が答弁
https://www.asahi.com/articles/ASNCK6F9QNCKUTFK00S.html

「デュアルユースについて、時代の変化に合わせて冷静に考えていかなければいけない課題だ」と語った。こうした考えを学術会議の梶田隆章会長にも伝えたとした上で、「まずは学術会議自身でどう検討をされるか、待っている」と述べた。

 気になったのですが、科学技術担当大臣が口頭で伝えるだけで学術会議が検討するのでしょうか。

 もし正式回答を要求するなら「諮問」すべきなのではないかと思ったのですが、気が付かない間に「諮問」されたということでしょうか。

 カセイケンの理事春日匠は、大学と軍事研究について以下の文章を書きました。

「大学の軍事研究」は何が問題か
https://blog.talktank.net/2020/11/blog-post.html

 春日が言うように、どうも2017年の学術会議の

軍事的安全保障研究に関する声明
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-s243.pdf

が正しく理解されていないようで、政治家から誤解に基づく言説が相次いでいます。

産学連携と同様に、デュアル・ユース研究から大学が自由であるという楽園はもはや戻ってこないが、法律などの面からその負の影響を最低限に抑えることは可能であり、学術会議の提言はそういうことを求めている。

 政府と学術会議の間に冷静な議論がなされることを願います。

日本学術会議
第25期 幹事会 記者会見資料
令和2年11月12日(木)16:30~17:00
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo302-2-kaikenshiryo.pdf

 誤解を解くために学術会議が記者会見を開いています。

 ただ、次第に報道が下火になってきていて、若干時期を逸した感もあります。

 期の変わり目で体制が整わない時期であったため、仕方がない部分もありますが、学術会議の広報体制については、ぜひ充実していってほしいと思います。上記資料も残念ながら文字ばかりのビジーなもので、分かりにくいかもしれません。

★「欧米の大学院で給料をもらっていない理系の学生は一人もいない」。日本で博士学生が減るのが当然な理由
https://news.yahoo.co.jp/byline/murohashiyuki/20201115-00207888/

 Yahoo!ニュース個人の記事をなんの注釈もなく何気なくTwitterで紹介したところ、自分が書いた記事ではないのに数千ほどファボられまして…。

 人々の関心が高い事柄なのだなと思いました。

 ただ、アメリカのNSFの資料

Table 3-1. Primary source of support for full-time graduate students in science, engineering, and health, by field: 2018
https://ncsesdata.nsf.gov/gradpostdoc/2018/html/gss18-dt-tab003-1.html

 などを見ていただければ、理工系の博士課程の学生でも10%は自己資金なので、一人残らず給料をもらっていると言うわけではありません。

 ともかく、学生の経済的支援は常に課題ではあり続けています。

★第15回資料
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/corona15.pdf

“対話ある情報発信”の実現に向けた分科会から政府への提言
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/seifu_teigen_15.pdf

菅総理は第46回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202011/16corona.html

新型コロナウイルス感染症対策本部(第 46 回)議事次第
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r021116.pdf

菅総理新型コロナウイルスの感染状況等について会見を行いました
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2020/1113kaiken.html

菅総理は第45回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202011/10corona.html

新型コロナウイルス感染症対策本部(第 45 回)議事次第
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r021110.pdf

 新型コロナウイルスの感染が指数関数的に拡大する可能性を秘めており、私の住む兵庫県でも百人を超える感染者が出ました。

 こんななか、googleの予測では、今後四週間程度で5万人の新規感染者が出て、五百人程度が亡くなるとのことです。

COVID-19 感染予測(日本版)
https://datastudio.google.com/reporting/8224d512-a76e-4d38-91c1-935ba119eb8f/page/4KwoB

 感染拡大を放置して経済を回せ、という声もいまだ聞かれますし、実際自死者の増加が報告されています。

 しかし、ゼロになるまで感染を抑えた上で経済を拡大した方が、経済的にも良かったのではないかと思わざるを得ません。

 安易な悲観も楽観も不要ですが、現実を見つめしっかり対策を立てていかなければなりません。

★‘Forest foods’ drive risks of next global pandemic
https://www.scidev.net/global/health/news/forest-foods-drive-risks-of-next-global-pandemic.html

 野生動物色問題。重要な栄養源として野生生物食が行われている現状のなか、今後も新たなパンデミックは起こりうるでしょう。

★米モデルナ コロナワクチン「94.5%の有効性」暫定結果を発表
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201116/k10012715891000.html

COVID vaccine excitement builds as Moderna reports third positive result
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03248-7

‘Just beautiful’: Another COVID-19 vaccine, from newcomer Moderna, succeeds in large-scale trial
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/just-beautiful-another-covid-19-vaccine-newcomer-moderna-succeeds-large-scale-trial

 先週はファイザーでしたが、今週はモデルナ社のワクチンに有効性があると言う一次報告が。

What Pfizer’s landmark COVID vaccine results mean for the pandemic
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03166-8

Temperature concerns could slow the rollout of new coronavirus vaccines
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/temperature-concerns-could-slow-rollout-new-coronavirus-vaccines

 負けを認めぬトランプ大統領は、ファイザーのワクチンの報告が大統領選後になったのは陰謀だ、と言っているようですが、その根拠はないとのこと。

Fact check: No evidence supports Trump’s claim that COVID-19 vaccine result was suppressed to sway election
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/fact-check-no-evidence-supports-trump-s-claim-covid-19-vaccine-result-was-suppressed

Champagne and questions greet first data showing that a COVID-19 vaccine works
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/champagne-and-questions-greet-first-data-showing-covid-19-vaccine-works

Effective vaccine offers shot of hope for pandemic
https://science.sciencemag.org/content/370/6518/748.full

 現段階ではワクチンに悲観も楽観も不要です(同じこと言っていますね)。安全第一に冷静な見極めが必要です。

★How a communist physics teacher flattened the COVID-19 curve in southern India
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/how-communist-physics-teacher-flattened-covid-19-curve-southern-india

India's COVID-19 teacher
https://science.sciencemag.org/content/370/6518/752

 インドのケララ州。共産党が統治し、科学と政治、市民との関係が非常にうまくいっている注目の土地です。

最先端〈ではない〉研究を担うためのサイエンス ショップ : 我々が第三世界から学ぶべきこと
春日匠 Communication-Design. 3 P.192-P.201 2010-03
http://hdl.handle.net/11094/8908

3月危機を乗り越えたインド・ケララ州に学ぶ新型コロナとの戦い方
https://www.technologyreview.jp/s/204377/what-the-world-can-learn-from-kerala-about-how-to-fight-covid-19/

★バイデン政権で米国の科学技術政策はどう変わるか
ホルドレン元科学技術担当大統領補佐官の講演から
https://webronza.asahi.com/science/articles/2020111600002.html

★US president-elect Joe Biden must quickly restore science to government
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03081-y

Biden Stocks Transition Teams with Climate Experts
https://www.scientificamerican.com/article/biden-stocks-transition-teams-with-climate-experts/

Biden has a bold agenda, but a divided Congress could constrain him
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/biden-has-bold-agenda-divided-congress-could-constrain-him

To tackle pandemic, Biden must overcome distrust and division
https://science.sciencemag.org/content/370/6518/750

 いまだ政権移行が滞っているアメリカ。科学政策は良い方向にいくという期待は高まっていますが…。

鳥インフル「どうして香川ばかりで」県幹部ぼう然…ため池密度は全国1位
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201115-00050138-yom-soci

 香川県鳥インフルエンザが広がっています。

★科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術・イノベーション会議有識者議員との会合(令和2年度) 議事次第 令和2年11月12日
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20201112.html

議題
1.基本計画について(競争的研究費)

ポストコロナ時代の科学(私見)
~ 科学研究をとりまく変化とファンディングの方向 ~
令和2年11月12日 CSTI木曜会合
科学技術振興機構 理事長 濵口道成
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20201112/siryo4.pdf

行政事業レビュー 秋のレビュー(秋の年次公開検証)
https://www.gyoukaku.go.jp/review/aki/index.html

国の事業検証「秋のレビュー」 結果を来年度予算案編成に反映
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201116/k10012713951000.html

★第4回RCEP首脳会議及びRCEP協定署名式の開催
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ep/page6_000470.html

菅総理はオンラインで開催された東アジア地域包括的経済連携(RCEP)首脳会議に出席しました
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202011/15rcep.html

RCEP 15か国が協定に署名 世界人口の約3割 巨大自由貿易圏に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201115/k10012713351000.html

 巨大自由貿易圏誕生。これが科学や技術的研究にどのような影響を与えるでしょうか。

中央教育審議会大学分科会(第157回)配布資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/siryo/1422495_00008.html

資料6 ガツガツ若手ワーキンググループ「AirBridge」の設立及び検討内容について(PDF:678KB)
https://www.mext.go.jp/content/20201105-koutou01-1422495_0013.pdf

 文科省若手が動き出します。注目です。

サイエンスアゴラ
https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/

 ただいま開催中。

ラムサール条約実施に関する国別報告書(案)に対する意見の募集(パブリックコメント)について
https://www.env.go.jp/press/108634.html

シビックハッカーが覆す官製の常識 行政は市民とつくる
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66079920R11C20A1I00000/

★阪大総長「未来に障害」 大阪公立大の英語名称再考求める
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201116-00000553-san-cul

★文学部でも…数学と理科を必須に 京都府立大、来春から
https://www.asahi.com/articles/ASNC974GMNC9PLZB009.html

★Scientists, Publishers Debate Paychecks for Peer Reviewers
https://www.the-scientist.com/careers/scientists-publishers-debate-paychecks-for-peer-reviewers-68101

★Voters in California Extend Life of Stem Cell Funding Agency
https://www.the-scientist.com/news-opinion/voters-in-california-extend-life-of-stem-cell-funding-agency-68154

California's vote to revive controversial stem-cell institute sparks debate
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03147-x

欧州議会EU加盟国が次期長期予算と「次世代EU」(総額1.8兆ユーロ)に関して合意
https://crds.jst.go.jp/dw/20201113/2020111325164/

★Major European research scheme gets €4-billion boost
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03198-0

European research budget gets unexpected €4 billion boost
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/european-research-budget-gets-unexpected-4-billion-boost

 EUの巨額科学予算。

★Why life as a postdoc is like a circling plane at LaGuardia Airport
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03106-6

NASA-backed launch for jobless postdocs
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03138-y

★The pandemic strengthened my relationship with my supervisor—and prepared us to talk about race
https://www.sciencemag.org/careers/2020/11/pandemic-strengthened-my-relationship-my-supervisor-and-prepared-us-talk-about-race

Difficult conversations
https://science.sciencemag.org/content/370/6518/874

★「うまくいくと思えない」 国費巨大ファンド計画に懸念の声
https://www.tokyo-np.co.jp/article/68592

「大学のコロナ研究支援」名目 国が「10兆円」ファンド計画 投資失敗なら国民負担のリスクも
https://www.tokyo-np.co.jp/article/68584

★State of Science Index Survey(ステート・オブ・サイエンス・インデックス・サーベイ
https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/state-of-science-index-survey-jp/

小柴昌俊さん94歳、老衰で死去 ニュートリノノーベル賞
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111300638&g=soc

小柴昌俊先生の訃報に接して(総長談話)
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z1304_00154.html

 ご冥福をお祈りします。以下追悼の意味も込めて、昔書いた記事を紹介します。

ノーベル賞小柴博士の財団解散~非営利組織の運営の難しさ
https://news.yahoo.co.jp/byline/enokieisuke/20161027-00063745/

コロナで変わる世界
リモート「裏」ではおもちゃ散乱 「いいね」30万件から浮かぶ働く女性のリアル
https://mainichi.jp/articles/20201114/k00/00m/040/078000c

環境工学の博士号をもつゴールドマンさんは、ノーベル賞受賞者を含む科学者たちでつくる非営利組織「憂慮する科学者同盟」でリサーチディレクターを務めている。

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“Science Communication News”
[SciCom News] No.896 2020年11月17日号 巻頭言
【発行者】一般社団法人科学・政策と社会研究室(担当 榎木英介)
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研究者の37%は職場でハラスメントを受けている、米選挙

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     ◆◇◆  Science Communication News ◆◇◆
         No.895 2020年11月10日号 巻頭言
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【巻頭言】
★研究者の37%は職場でハラスメントを受けている、米選挙
2020年11月3日~2020年11月10日
カセイケン代表 榎木英介

 重要な調査結果が発表されました。

★カクタスのメンタルヘルス調査レポート2020
https://www.cactusglobal.com/mental-health-survey-jp/

 世界各国の調査です。一部のみご紹介します。

「31%超が週に 50 時間以上 働いていると答え、13%が 60 時間以上働いている と答えました。」

「アジア地域の回答者は、もっとも長く働いていることが示されました。これは東アジアの人に顕著で、 43%が週に 50 時間以上働いていると回答しました。」

「回答者の 65% が、「論文の出版、研究資金の確保、プロジェクトの完了について、きわめて大きなプレッシャーがか かっている」と答えました」

「37% が、「職場で何らかの差別的行為/ハラスメント/いじめを受けている、または受けたことがある」と 回答しました。」

 こうしたことはいろいろな場で言われてきたことではありますが、数字が出てくるのは非常に重要です。

 特にハラスメントの割合の高さには驚かされます。この事態は深刻に受け止め、対策をとる必要があります。

 アメリカ大統領選挙ではバイデン氏が当選確実となりました。

 トランプ大統領はこの結果を認めておらず、予断を許しませんが、覆ることはないと思われます。

 これはアメリカの科学界が望んだ結果でもあります。

★Scientists relieved as Joe Biden wins tight US presidential election
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03158-8

Scientists aghast as hopes for landslide Biden election victory vanish
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03120-8

Memo for President Biden: Five steps to getting more from science
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03148-w

 WHOとの関係、パリ協定への復帰、そして新型コロナウイルス対策と、政策は転換される見込みです。

バイデン氏当確 21年1月、パリ協定復帰へ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65975470Y0A101C2FF8000/

The US has left the Paris climate deal - what’s next?
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03066-x

Four ways Trump has meddled in pandemic science - and why it matters
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03035-4

Trump’s latest order spreads fear among government scientists
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03063-0

バイデン氏、コロナ行動計画を就任同時に マスク着用要請
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66024750Q0A111C2000000/

 副大統領候補のハリス氏の演説にも注目が集まりました。

カマラ・ハリス氏、女の子たちに力強いメッセージ。「私は最初の女性副大統領かもしれませんが、最後ではありません」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5fa74c16c5b6f21920dc7d92

 同時に行われた議会選挙ですが、当選したSTEM系、医療系の候補も出ています。

★U.S. elections bring wins and losses for research community
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/us-elections-bring-wins-and-losses-research-community

Candidates from STEM and Medical Fields in the National Elections
https://www.the-scientist.com/news-opinion/candidates-from-stem-and-medical-fields-in-the-national-elections-68038

 双子の宇宙飛行士マークケリー氏は当選。

Mark Kelly Becomes 4th Astronaut Elected to Congress
https://www.scientificamerican.com/article/mark-kelly-becomes-4th-astronaut-elected-to-congress/

 続投の声があったNASA長官は辞任の意向です。

トランプが任命したNASA長官に「バイデン勝利でも続投を」の声
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201104-00037933-forbes-n_ame

NASA長官「バイデン政権に適切でない」として辞任の意向。長官は大統領に近い人材をと持論
https://japanese.engadget.com/nasa-chief-bridenstine-step-aside-090525808.html

 こうしたアメリカの動向が日本にどのような影響を与えるのでしょうか。

 気候変動への対応は菅総理の方向性と一致します。一方、バイデン政権が科学研究振興を強力に打ち出した場合、日本との格差はさらに広がる可能性もあります。

 新型コロナウイルスの対策では、ノーガードに近かったトランプ政権に「開国」を要求されて感染拡大、という事態は避けられるとは思いますが、それ以前に、日本国内の感染拡大に対応しなければなりません。

新型コロナウイルス感染症対策分科会(第14回) (持ち回り開催)
日時:令和2年11月9日(月)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/corona14.pdf

緊急提言
最近の感染状況を踏まえた、
より一層の対策強化について 令和2年11月9日(月)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/seifu_teigen_14.pdf

「急速な感染拡大に至る可能性」 政府分科会が緊急提言
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201109-00000060-asahi-sctch

 大阪や北海道など、「第3波」とも言われる感染拡大期に突入しつつあり、冬を前に深刻な状況です。

 しかし、経済を止めない方針の中、個々人の対応以外に有効な手段が取れず、厳しい状況は続くと思われます。

★米ファイザー、ワクチンの効果9割超に
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66016210Z01C20A1EA1000/

ワクチン開発、実用大詰め ファイザー先陣「9割で効果」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66025470Q0A111C2I00000/

 にわかに話題のファイザーの薬ですが、これが「免罪符」となり、行動が緩んでしまうことの危険性を感じます。

★試される科学 新型コロナ克服で期待と疑念が交錯も
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO65454430W0A021C2000000/

新型コロナウイルスの解明に苦戦する科学者たちの姿を目の当たりにすることで、科学のプロセスについて、社会全体の理解が深まるかもしれないからだ。

司令塔なき日本の感染症対策 日本の論点2021
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65746100S0A101C2I00000/

工学系研究者が集う日本工学アカデミーは立法府と組み、若手の科学者と国会議員とが互いに理解を深める機会と場をつくろうとしている。英国にならった試みで両者の距離を縮め、「言葉」を共有する。仕掛け人の永野博顧問は「日本は科学と政治の接点があまりにもない。英国ではBSE騒動を契機に両者が交わる努力が始まった。日本でも実現したい」と話す。

 災転じて福となす、ではないですが、回答のない問いに答える科学と政治の関係が、パンデミックでより深化することを願いますが…。

★伊吹氏「学問の自由は印籠か」 学術会議側をけん制
https://www.chunichi.co.jp/article/149576

「軍事研究否定なら、行政機関から外れるべき」 自民・下村博文氏、学術会議巡り
https://mainichi.jp/articles/20201110/k00/00m/010/023000c

 日本学術会議を巡っては、非常に露骨な本音が自民党議員から漏れ聞こえるようになりました。

文藝春秋 2020年12月号
https://bunshun.jp/articles/-/41416

権力論―日本学術会議問題の本質 佐藤 優
◎政治家のSNSが酷すぎる
中国「千人計画」デマに踊る国会議員たち 石戸 諭

 文藝春秋佐藤優氏が述べているように、おそらくはそれほど意図的ではなかった任命拒否が、この期に乗じて一歩踏み込んだ対応をしようとする勢力に利用されているように見えます。

★日本の「人口あたり論文数」が先進国で最下位に 研究者が中国に向かう背景とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/a12887fab151a6409d30f3f2c1e8a61eb44d8cd1

 学術会議の問題の余波で叩かれた中国に行った研究者達。週刊新潮はそのバッシングに乗りつつも日本の研究者が置かれた問題を取り上げ、文藝春秋では、石戸諭さんが正確な記事を書いてくれました。

 日本学術会議の任命拒否問題、千人会議問題。いずれも本当に国益を損ねているのは何なのか、しっかり認識した上で、決着することを願います。

鳥インフルエンザ関係閣僚会議について
https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/202011/5_a.html

菅総理鳥インフルエンザ事案について指示を行いました
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/discourse/20201105_siji.html

 鳥インフルエンザ問題も大きな問題です。

★「月」に届くか先端研究 実用化の焦り、司令塔に課題
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65859370V01C20A1000000/

 トップダウン型の大型研究費の問題が指摘されています。

行政事業レビュー 秋のレビュー(秋の年次公開検証)
https://www.gyoukaku.go.jp/review/aki/index.html

河野行革相、国立大の事務処理効率化に着手 「かなり処理」
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d979a4926d1557d406ac089e710577f077b8bc

 行革のシーズンです。

★歳出改革部会(令和2年10月26日開催)資料一覧
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings_sk/material/zaiseisk20201026.html

 ちょっと古いニュースになってしまいましたが、

★科学技術指標2020HTML版の公表について
https://www.nistep.go.jp/archives/45996

★知識結合に基づく新規性評価に関する研究[DISCUSSION PAPER No.190]の公表について
https://www.nistep.go.jp/archives/45979

COVID-19 / SARS-CoV-2 関連のプレプリントを用いた研究動向の試行的分析[DISCUSSION PAPER No. 186]の補遺の公表について
https://www.nistep.go.jp/archives/45965

★「同意ない性交、犯罪に」
学術会議、刑法改正へ提言
https://this.kiji.is/698437565082092641

2020年 9月29日
提言「「同意の有無」を中核に置く刑法改正に向けて―性暴力に対する国際人権基準の反映―」(PDF形式:1,418KB)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t298-5.pdf

 9月公表の提言が記事に。

★Young scientists in Malaysia have made integrity training fun and relevant
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03082-x

★Opinion: Using Pokémon to Detect Scientific Misinformation
https://www.the-scientist.com/critic-at-large/opinion-using-pokmon-to-detect-scientific-misinformation-68098

★三重大大学院元准教授 ドア23枚たたき壊す 「職場に不満」 器物損壊容疑で逮捕
https://mainichi.jp/articles/20201105/k00/00m/040/281000c

三重大元准教授を器物損壊の疑いで逮捕 研究棟のドア23枚を壊す
https://www.chunichi.co.jp/article/149631

 尾崎豊の歌か、という声が出ました。

★京大、研究費9億円を返還 霊長類研の不正経理問題で
https://www.sankei.com/west/news/201109/wst2011090018-n1.html

会計検査院 研究所等におけるチンパンジー用大型ケージ等の整備に係る不適正経理
https://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary01/pdf/fy01_tokutyou_16.pdf

チンパンジー用大型ケージ等の整備に当たり、霊長研教員が取引業者に架空の取引を指示するなどして虚偽の内容の契約関係書類を作成させ、架空の取引に係る購入代金を京都大学に支払わせたり、会計規程等の趣旨等に反して契約を意図的に分割したりするなど会計経理が不適正

https://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary01/pdf/fy01_futo_920.pdf

不当事項
独立行政法人日本学術振興会
科学研究費補助金経理が不当(PDF形式:46KB)
最先端研究開発戦略的強化費補助金(最先端研究基盤事業)の経理が不当(PDF形式:53KB)
https://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary01/futo14.html

 京大霊長類研の研究費不正使用問題。会計検査院から詳しい報告が出ました。

 研究費不正使用に関しては、研究不正と違って明確な規定違反になりますから、正当化できません。使いにくい研究費がどうの、という背景はいろいろ言われますが、それはそれ、これはこれです。

★Biogen’s Alzheimer’s drug candidate takes a beating from FDA advisers
https://www.sciencemag.org/news/2020/11/biogen-s-alzheimer-s-drug-candidate-takes-beating-fda-advisers

★Redesign open science for Asia, Africa and Latin America
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03052-3

★Four ways to fight science-funding cuts across Europe
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03121-7

★とにかく普通じゃない『研究者の結婚生活』
https://webronza.asahi.com/science/articles/2020110200004.html

 研究者同士の結婚問題は、流動性が高い職業なだけにいろいろな問題を生みます。

 一部の大学で配偶者に配慮した人事が行われていますが、広がることを願います。

★How to wear your baby to work
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03142-2

 研究者と子育て問題。子供を抱っこ・おんぶして研究した経験。

★When a financial crisis tanked my research, I found help from unexpected coll
https://www.sciencemag.org/careers/2020/11/when-financial-crisis-tanked-my-research-i-found-help-unexpected-colleagues

★【SciREXワーキングペーパー】大学評価と運営費交付金配分の一体的改革の在り方
https://scirex.grips.ac.jp/resources/archive/201030_2524.html

理研は職員・研究者の使い捨てをやめてください! 大量雇止めを回避するために、雇用上限の撤廃を求めます。
https://bit.ly/35i6u66

不採用通知で作ったスカートをはいて論文審査に見事合格
https://news.yahoo.co.jp/articles/70090fd49a68d3271293ddd5e9bc069db2b9f2b6

★レンタル博士されてみた話
https://note.com/ushimanbou/n/nada543cebc90

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“Science Communication News”
[SciCom News] No.895 2020年11月10日号 巻頭言
【発行者】一般社団法人科学・政策と社会研究室(担当 榎木英介)
【編集者】Science Communication News編集部
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