科学・政策と社会ニュースクリップ

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ご批判をうけて

新宿の若だんなさんのブログエントリー

文科省の予算が出たらしい

に当ブログおよびメールマガジンの巻頭言をご紹介いただいた。

そこで、ご批判をいただいた。

たしかに、概算要求との比較、事業仕分けでの以降との比較で、
算額がどうなったかを見る必要があるとおもう。

財務省の思惑と文科省の交渉がどの程度成功したかを評価するには、その視点が重要だ。
でも、昨年度から増えているのに、概算要求額よりは減った、という意識だとすると、
その被害者意識には納得出来ない。

総額が減ったことへの言及も無い。
視点が自分たちの関係する予算だけという感じを与えないだろうか。

だいたい概算要求額はもともと多めなんじゃないのかなあ。
削られることを予測して出してなければ、予算編成上のテクニックの問題でしょう。
それよりも、事業仕分けを覆した予算が本当に適正かという目で見なければ、
科学界の「クレクレ」な感じは否めない。

非常にもっともなご意見で猛省している。

今回のブログやメルマガの記事は、速報と銘打ったとおり、情報の紹介が中心で、内容の記載が乏しかった。事業仕分けがどのような効果を与えたのか、という観点のみで記事を書いたので、上記のような印象があったとしても当然だ。

厳しい財政の中、多少減ったとはいえ、多額の予算を、しかも事業によっては前年より多く国民からいただいているのだから、まず国民に感謝しなければならない。

その上で、いただいたお金を有効に使うという視点で、予算をきちんとみていく必要がある。

今後はご批判を糧に、自らを厳しく省みながら、よりよい記事の作成に努めていきたい。