21もの若手の会が、共同声明を出した。
若手研究者が動いたことに敬意を表したい。この21の会で、重複も含め会員数は1500名にのぼるという。
一方で、twitter上では
- 「若手」と自称することで排他的になっていないか
- 他にも若手の会があるが、入っていない
という声が聞かれた。
「若手」という言葉に関しては、確かにある程度主体を限定している。それは「研究者」「科学者」などという言葉も、多かれ少なかれその傾向がある。
ただ、では大きなくくりとか、くくりがないほうがいいのか、というと、それでは誰の意見を代表するのか分からなくなってしまう。
民主主義は、あらゆる立場の人が、お金のあるない、力のあるないに関わらず意見を言えることが重要だと思うし、それを公益性という視点から調整するのが政治の役割だ。
だから、私は「若手」とか「女性」とか、さまざまな立場の人たちが意見を言うことはもっと積極的であってもいいと思う。
「ノーベル賞受賞者」のほうが、よっぽど限定的なのだし。
他にも若手の会があるのに入っていない、という意見は、研究者間の横のつながりのなさを示している。
横のつながりを促せる「ハブ」のような存在が必要なのかもしれないし、それを作りたい。