学部生に何をはなすべきか迷ったが、学生たちが仕分けの騒動を見て意気消沈しているというので、前向きな内容にしようと思った。
言いたかったことは「知を大切にする社会を創ろう」ということ。お金をどこが出す、という問題はあるけれど、人間の新しいものを知ることへの欲求は誰でもおんなじで、そういう部分が尊ばれる社会であれば、たとえ一時的に国家予算が途絶えても復活できるだろうと思う。
そして、研究は何も大学などが独占するべきものでもない、市民が研究していくという道もあるのだ、ということも話した。だから、堂々と理系の学問を学んでほしいと。
はたして学生を勇気づけられただろうか。
データの出典は文科省科学統計要覧から。