科学・政策と社会ニュースクリップ

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毎日新聞理系白書番外編

 理系白書2007:番外編 博士の就職難問題 企業との溝、埋まらず

 ポスドク問題を概観したあと、企業に博士が就職するためにどうすればよいか、各団体の取り組みなどを紹介している。

 この前のNatureのキャリアセミナーでもお話したが、関係者は「企業」の範囲を狭くとらえすぎているのではないかと思っている。

 語られる企業は多くは大企業の、しかも研究員など。これでは狭い。

 企業と言っても、「博士が来ない」という中小企業もあれば、出版社もある。

 狭いイメージにとらわれず、いろいろ模索したほうがよい。

Alternative Careers in Science, Second Edition: Leaving the Ivory Tower (Scientific Survival Skills)

Alternative Careers in Science, Second Edition: Leaving the Ivory Tower (Scientific Survival Skills)

 いつも紹介している上記の本だが、実に23もの非研究職が紹介されている。

 以下の羅列する。

  1. 企業の役員
  2. 技術ライティング
  3. 科学ライティング
  4. 編集者
  5. ビジネス情報サービス
  6. ベンチャーキャピタリスト
  7. 投資銀行
  8. アナリスト
  9. アントレプレナー
  10. 営業開発
  11. 政策管理
  12. 規制関連業務
  13. 弁理士
  14. 医科学コンサルタント
  15. セールス、マーケティング
  16. 技術移転
  17. 企業広報
  18. 人材発掘
  19. 企業コンサルタント
  20. 技術コンサルタント
  21. 政府の科学アドバイザー
  22. 政府の経済開発アドバイザー

 職はいろいろある。まず視野をひろげたい。