理系白書2007:番外編 博士の就職難問題 企業との溝、埋まらず。
ポスドク問題を概観したあと、企業に博士が就職するためにどうすればよいか、各団体の取り組みなどを紹介している。
この前のNatureのキャリアセミナーでもお話したが、関係者は「企業」の範囲を狭くとらえすぎているのではないかと思っている。
語られる企業は多くは大企業の、しかも研究員など。これでは狭い。
企業と言っても、「博士が来ない」という中小企業もあれば、出版社もある。
狭いイメージにとらわれず、いろいろ模索したほうがよい。
Alternative Careers in Science, Second Edition: Leaving the Ivory Tower (Scientific Survival Skills)
- 作者: Cynthia Robbins-Roth
- 出版社/メーカー: Academic Press
- 発売日: 2005/08/26
- メディア: ペーパーバック
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いつも紹介している上記の本だが、実に23もの非研究職が紹介されている。
以下の羅列する。
- 企業の役員
- 技術ライティング
- 科学ライティング
- 編集者
- ビジネス情報サービス
- ベンチャーキャピタリスト
- 投資銀行
- アナリスト
- アントレプレナー
- 営業開発
- 政策管理
- 規制関連業務
- 弁理士
- 医科学コンサルタント
- セールス、マーケティング
- 技術移転
- 企業広報
- 人材発掘
- 企業コンサルタント
- 技術コンサルタント
- 政府の科学アドバイザー
- 政府の経済開発アドバイザー
- 軍
職はいろいろある。まず視野をひろげたい。