STS学会では、つぶやきおじやじさん
http://shinka3.exblog.jp/
のブログについての発表はじめ有益な話を聞けたと思う。
で、学会はやはり無料お試しみたいで、質問できず不完全燃焼という感じ。つぶやきおやじさんにも質問したが、時間切れ寸前だったので、簡単になってしまった。
以下もうちょっと詳しく質問したかったことを書いてみる。
●ブログ(ネット)の悪意について
2ちゃんねるなどに代表されるように、ネットが燃え上がると怖い。ブログは基本的に悪意に弱いのではないか。
●デジタルデバイドの話
これは以前にも問題提起させていただき、つぶやきおやじさんにも答えていただいたが、どういう方法があるか、議論してみたかった。
●つぶやきおやじさんは自分の研究をブログに書かないのか
数日前にサイエンスライターの森山和道さんがウェブ日記に問題提起をされていた。
http://moriyama.com/diary/2005/diary.05.11.htm#diary.05.11.06
以下引用させていただく。
▼最近、「アウトリーチ」とかいった言われ方で、研究者が一般ピープルに自分たちがやってることを伝えなければならないと言われており、その一環としてブログをやってます、という人をちらほら見る。僕は以前「ポピュラー・サイエンス・ノード」に「研究者の方々へ、ウェブ日記のすすめ」というのを書いたくらいで、研究者がウェブ日記を書くことには賛成だ。だけど、最近のウェブ日記あるいはブログが、いわゆるアウトリーチになってるのかというと、どうにも疑問だ。
▼というのは、自分の研究をちゃんと紹介しているドキュメントを書いている人が少ないから。ウェブ日記はウェブ日記で、毎日の現在進行形の日々の様子、そのときどきでしか書けないことを書いていけばいい。だけど、「アウトリーチ」っていうのはそういうことが求められているわけじゃないと思う。
▼たとえば研究をまとめて論文あるいはポスターで発表したりしますよね。そのときの内容をかみ砕いて一つのドキュメントにする。そういうことをやってれば確かにアウトリーチだと思うけど、そういうのをブログでやってる人を見たことないですよ。つまり、「一人ニュースリリース」みたいなことですね。そういうのがアウトリーチ活動だと思うんだけど。
▼日々のずっこけ日記とか愚痴日記も確かに面白い。けれど「あなたがやってることの本当の面白さってそれですか?」と聞きたくなるようなブログが多い。自分の研究をゼロから一般人に説いてみる、というのも良いんじゃないの、と思うんだけどどうだろう。
このあたりについてつぶやきさんのご意見を伺いたかった。