2017年12月5日〜2017年12月11日
★世界中の科学研究者の交流組織が発足、アラブと西側に研究所設立も
http://univ-journal.jp/17249/
The Science Bridge イニシアチブを設立
https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2017/12/8/32143
世界中の科学研究者の交流を促進し、学術全体の発展を目指す “The Science Bridge”イニシアチブ(事務局:スペイン the Achucarro Basque Center for Neuroscience)が発足しました。あわせて、林康紀 京都大学教授、駒井章治 奈良先端科学技術大学院大学准教授(兼The Science Bridge Advisory Boardメンバー)、福永泉美 沖縄科学技術大学院大学准教授、ベアン・クン 同准教授ら賛同者122人による声明文が11月15日、Neuron 誌に掲載されました。なお、イニシアチブ自体の賛同者には野依良治 科学技術振興機構CRDSセンター長ら29人のノーベル賞受賞者を含め、計200人以上の科学者が名を連ねています。
The Science Bridge
https://thesciencebridge.org/
日本の研究者も参加。今後に期待します。
★新しい経済政策パッケージ(平成29年12月8日閣議決定)
http://www5.cao.go.jp/keizai1/package/20171208_package.pdf
様々なことが言われています。
所得が低い家庭の子供たち、真に必要な子供たちに限って高等教育の無償化を実現する。このため、授業料の減免措置の拡充と併せ、給付型奨学金の支給額を大幅に増やす。
第一に、授業料の減免措置については、大学、短期大学、高等専門学校及び専
門学校(以下「大学等」という。)に交付することとし、学生が大学等に対して
授業料の支払いを行う必要がないようにする。住民税非課税世帯の子供たちに
対しては、国立大学の場合はその授業料を免除する。また、私立大学の場合は、
国立大学の授業料に加え、私立大学の平均授業料の水準を勘案した一定額を加
算した額までの対応を図る。1年生に対しては、入学金についても、免除する。
第二に、給付型奨学金については、学生個人に対して支払うこととする。これ
については、支援を受けた学生が学業に専念できるようにするため、学生生活を
送るのに必要な生活費を賄えるような措置を講じる。在学中に学生の家計が急
変した場合も含め対応する。
支援措置の対象となる大学等は、その特色や強みを活かしながら、急速に変わりゆ
く社会で活躍できる人材を育成するため、社会のニーズ、産業界のニーズも踏ま
え、学問追究と実践的教育のバランスが取れている大学等とする。
Society 5.0 の本格実装に向けた戦略的イノベーションの推進
若手研究者の活躍促進
- 国立大学及び若手研究者一人当たりの研究費と研究成果を見える化した
上で、科研費の種目・枠組みについて本年度から能力のある若手研究者が
研究費を獲得しやすくなる等の改革を進める。また、各大学が可能な限り
若手教員に研究費を重点配分することを促すインセンティブシステムの
導入を検討する。
- エフォート管理や業績の評価及び処遇への反映等の基本原則の設定、クロ
スアポイントメントや年俸制の導入、自ら外部研究費を獲得する力を身に
つけるべきシニアから今後活躍が期待される若手への本務教員ポストの
振替や、シニア教員の流動性の向上等メリハリある処遇を含め多様なキャ
リアパスを踏まえた仕組みなど、人事給与マネジメントシステムの改革の
在り方について検討を進める。
意欲と能力のある若手研究者に留学機会を付与する措置を拡充するとと
もに、海外大学との共同学位が取得できる国際教育連携を促進し、また海
外の博士号の取得と帰国後の活躍の場が確保されるようなシステム改革
について来年度中に検討する。
大学のイノベーション拠点化
- 指定国立大学の一部で始まっている学長を統括補佐する副学長(プロボス
ト)の設置を促進しつつ、外部人材の経営層への登用を含め、トップのリ
ーダーシップがより発揮でき、経営力が向上する最適な経営と教学の役割
分担を促進する仕組みについて所要の改革を進める。
- 一法人複数大学化等の組織再編を含め、イノベーションを軸とした国公私
立の枠を超えた大学の連携や統合・機能分担の在り方について来年度中ま
でに成案を得て、所要の改革を進める。
- 大学及び国立研究開発法人等に対して自助努力による多様な資金獲得を
促し、大学等への寄附を促進する観点から、評価性資産の寄附に係る非課
税要件の緩和等について検討する。
官民資金のイノベーションの促進
イノベーション政策の一体的推進
基礎研究から応用/実証研究、創業や社会実装、グローバル市場獲得に至
るまで一貫した政策を構築するため、これまでIT、海洋、宇宙、健康・
医療などの分野毎や技術開発、知財、標準制度、規制関連など段階毎に構
築されてきたイノベーション関連政策を一体的に構築し、エビデンスベー
スの整合的な科学的政策形成を行うこととし、各省庁の関連データを3年
以内に連結する。このため、総合科学技術・イノベーション会議が他の関
連する政府内の各種司令塔機能と連携して、今後3年間の「生産性革命・
集中投資期間」中の取組に関するKPI・工程表を策定し、推進する。
大学等において、産業界のニーズを継続的に把握しながら、企業の実際の
課題やデータ等を用いた実践的な教育を行うことを推進するため、産業界
と教育界による「官民コンソーシアム」の取組を本年度内に開始する。
- 学科縦割りの打破、学部・大学院の一貫制教育システムの促進など工学系
教育改革を進めるため、本年度内を目途に大学設置基準の改正等を行う。
★安倍総理は第29回行政改革推進会議を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/07gyokaku.html
行政改革推進会議(第29回)
議事次第
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/gskaigi/dai29/gijisidai.html
資料1 平成29年秋の年次公開検証の取りまとめ(案)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/gskaigi/dai29/siryou1.pdf
大学(研究等の担い手の育成)
取りまとめ
非常に厳しい意見が出ています。
「国立大学若手人材支援事業」については、国立大学法人の基盤的経費である
国立大学法人運営費交付金の既存額の中で対応すべきであることから、廃止す
べきである。
・ 「科学技術に関する人材の養成・活躍促進のうち卓越研究員事業、研究人材キャ
リアマネジメント促進事業、科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業、テニ
ュアトラック普及・定着事業」については、この春の公開プロセスを踏まえるとともに、
重複を排し、既存施策との関係を整理するため、廃止も含めて抜本的に見直すべ
きである。
・ 「博士課程教育リーディングプログラム」及び「卓越大学院プログラム」については、
その違いが必ずしも明確でないことに加え、基本的に、それぞれは各大学が取り組
むべき今後の方向性を示したものであり、各大学にそうした取組を行うよう促すこと
は必要であるが、運営費交付金とは別に、巨額となる国民の税金を投じる意義が
あるのか、バラマキとなっていないか、といった疑念がある。基本的な考え方として
は、将来の受益者となる企業の負担を求めるのも一つの考え方であり、いずれにせ
よ、廃止も含めて抜本的に見直すべきである。
★講演会「近年の研究不正の要因―学術論文の撤回から見た組織構造・制度・不正の影響―」(1月26日) 開催の御案内
http://www.nistep.go.jp/archives/35144
★「科学技術イノベーション政策の基礎となるデータ・情報基盤構築の進捗及び今後の方向性 〜ファンディング関連データを中心として〜」[NISTEP NOTE(政策のための科学) No.23]の公表について
http://www.nistep.go.jp/archives/35132
★Ocean plastic a 'planetary crisis' - UN
http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-42225915
★提言「我が国における医学・医療領域におけるゲノム編集技術のあり方」の英訳「Genome Editing Technology in Medical Sciences and Clinical Applications in Japan」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-t251-1-en.pdf
★遠みち近みち科学館が生き残る道とは 編集委員 滝順一
https://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO24419680Y7A201C1BE0P00
★大学の研究が海外メディアに取り上げられる新手法
自然科研機構が“海外駐在員”を活用しプレスリリース
https://newswitch.jp/p/11291
★PEZY社長逮捕、スパコンの旗手に何が起きたのか
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/120701236/
★#クソ研究室オブザイヤー(案件編
https://togetter.com/li/1178361
シャレにならない…『#クソ研究室オブザイヤー』にビックリする。
https://matome.naver.jp/odai/2151247705481401901
本当にしゃれになりません。アカデミックハラスメントとしか言いようがない。
★Researcher in Swedish fraud case speaks out: ‘I’m very disappointed by my colleague’
http://www.sciencemag.org/news/2017/12/researcher-swedish-fraud-case-speaks-out-i-m-very-disappointed-my-colleague
★米連邦取引委員会とNIH、略取的出版行為に対し訴訟を提起(記事紹介)
http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=10216
★ジョン・マドックス賞受賞スピーチ全文「10万個の子宮」Japanese and English Version
http://www.rikomuranaka.com/news/1003
★「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第14回年次会合」の結果について
http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/171208.html
クロマグロ国際会議が閉幕、問われる実行力
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO24428250Y7A201C1QM8000/
太平洋クロマグロ漁獲枠、新規制で合意 資源量で増減
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO24411060Y7A201C1MM0000/
★Landmark CAR-T cancer study published in the New England Journal of Medicine
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-12/luhs-lc120717.php
Global CAR T therapy trial shows high rates of durable remission for NHL
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-12/uops-gct120717.php
Phase 2 CAR-T study reports significant remission rates at 15-month follow up
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-12/uotm-p2120717.php
★Film documents plight of Arab scientists in exile
Documentary shows four refugee scientists struggling to start over, highlights the brain drain that follows conflict.
http://www.scidev.net/global/conflict/news/film-documents-plight-of-arab-scientists-in-exile-1x.html
★U.S. science groups make last-minute push to influence final tax deal
http://www.sciencemag.org/news/2017/12/us-science-groups-make-last-minute-push-influence-final-tax-deal
★中国の科学技術は脅威か
世界最大の科学技術機関「中国科学院」の分析から見えた課題
http://webronza.asahi.com/science/articles/2017120300001.html
●外国籍院士、中国のために何ができるか?
http://www.recordchina.co.jp/b225689-s10-c20.html
★非正規職の正規職転換ガイドライン
http://crds.jst.go.jp/dw/20171211/2017121114911/
韓国です。
★New data offer the latest look at Ph.D. training and employment trends
http://www.sciencemag.org/careers/2017/12/new-data-offer-latest-look-phd-training-and-employment-trends
★A celebration of Spain’s exemplary lab leaders
Meet the winners of Nature’s 2017 mentoring awards.
https://www.nature.com/articles/d41586-017-07836-y
★Carbon belts and chains aid nanotech resurgence
Private-sector cash and technological innovation are helping Japan regain its lead in nanocarbon research.
https://www.nature.com/articles/d41586-017-07451-x
★ノーベル賞が奏でる風は「季節風」に過ぎない?
基礎科学の重要性に対する無理解が年々激しくなる科学行政への落胆
http://webronza.asahi.com/science/articles/2017120600001.html