科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

【ひとこと編集後記】 成長戦略閣議決定

★成長戦略ほか決まる

成長戦略が閣議決定されました。

●「日本再興戦略-JAPAN is BACK-」(本文)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/saikou_jpn.pdf

戦略市場創造プラン(ロードマップ)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/rm_jpn.pdf

中短期工程表
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/koutei_jpn.pdf

(参考資料)
・新たな成長戦略について(日本再興戦略-JAPAN is BACK-)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/new_senryaku.pdf

日本産業再興プラン、戦略市場創造プラン、国際展開戦略(主要な施策例)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/sesakurei.pdf

・成長実現に向けた3つの取組(大胆、迅速、進化)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/3_torikumi.pdf

・〜挑戦なくして成長なし〜
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/seityou.pdf

以下、科学技術関連。

2.雇用制度改革・人材力の強化
(3)多様な働き方の実現

○研究者等への労働契約法をめぐる課題に関する検討
・労働契約法の若手研究者のキャリア形成に対する影響を懸念する指摘もあることから、研究現場の実態を踏まえ、研究者等のキャリアパス、大学における人事労務管理の在り方など労働契約法をめぐる課題について関係省が連携して直ちに検討を開始し、1年を目途に可能な限り早急に結論を得て、必要な措置を講ずる。

(6)大学改革

大学改革全般に関する「教育再生実行会議」の提言を踏まえつつ、国立大学について、産業競争力強化の観点から、グローバル化による世界トップレベルの教育の実現、産学連携、イノベーション人材育成、若手・外国人研究者の活用拡大等を目指す。このため、大学評価システムの構築、大学や学部の枠を越えた教員ポスト・予算等の資源再配分及び組織再編、大学内の資源配分の可視化、外国人研究者の大量採用、年俸制の本格導入、企業等の外部からの資金を活用した混合給与などの人事給与システムの改革、運営費交付金の戦略的・重点的配分の拡充に直ちに着手する。今後3年間で大胆で先駆的な改革を後押しして改革を加速し、第3期中期目標期間(2016 年度から)開始までに改革を完成させる具体的・包括的な改革プランを早急に取りまとめる。
また、必要な制度の見直しを行い、世界と競う「スーパーグローバル大学(仮称)」を創設する。今後10 年間で世界大学ランキングトップ100 に我が国の大学が10 校以上入ることを目指す。

(7)グローバル化等に対応する人材力の強化

世界に勝てる真のグローバル人材を育てるため、「教育再生実行会議」の提言を踏まえつつ、国際的な英語試験の活用、意欲と能力のある若者全員への留学機会の付与、及びグローバル化に対応した教育を牽引する学校群の形成を図ることにより、2020 年までに日本人留学生を6万人(2010 年)から12万人へ倍増させる。優秀な外国人留学生についても、2012 年の14 万人から2020 年までに30 万人に倍増させること(「留学生30 万人計画」の実現)を目指す。
また、産業構造の変化に対応した学び直し等の機会を拡大する。

(8)高度外国人材の活用

3.科学技術イノベーションの推進
(1)「総合科学技術会議」の司令塔機能強化
(2)戦略的イノベーション創造プログラムの推進
(3)革新的研究開発支援プログラムの創設
(4)研究開発法人の機能強化
(5)研究支援人材のための資金確保
(6)官・民の研究開発投資の強化
(7)知的財産戦略・標準化戦略の強化

★このほか、以下も閣議決定されています。

●経済財政運営と改革の基本方針 〜脱デフレ・経済再生〜【6月14日閣議決定
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2013/decision0614.html

●科学技術イノベーション総合戦略〜新次元日本創造への挑戦〜
http://www8.cao.go.jp/cstp/sogosenryaku/index.html

●「規制改革実施計画」(平成25年6月14日 閣議決定
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/publication/130614/item1.pdf

●第2期教育振興基本計画(概要) (PDF:610KB)
http://www.mext.go.jp/a_menu/keikaku/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/06/14/1336379_01_3.pdf

第2期教育振興基本計画(本文) (PDF:800KB)
http://www.mext.go.jp/a_menu/keikaku/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/06/14/1336379_02_1.pdf

★フランスは思った以上に進んでいた。

ある方から以下の資料をお教えいただきました。

フランス学術情報(平成24 年12 月分)
平成 24 年12 月14 日
ストラスブール研究連絡センター
http://jsps.unistra.fr/uploads/media/2012.12_actualites.pdf

●「高等教育における一時雇用の解消」
2012 年11 月22 日、フランス高等教育研究省ジュヌヴィエーヴ・フィオラゾ大臣は、教職員組合連合を招いて、高等教育機関における一時雇用を解消する高等教育研究省の活動計画を発表した。一時雇用解消の第一段階として、大学において約8,400 名、研究機関において約1,400 名の一時雇用者がいることを調査の上把握した。次に、これらの人々の国家公務員への就職の道筋を開く手段を提供することとした。2013 年には2,000 名の職を確保し、4 年間で正規の公務員に任命することを目標とする。さらに、フランス国立研究機構(ANR)では、短期雇用者の割合が30%を超えるプロジェクトに対し支援を行わないことを定めることとした。
これは、前の政府の教職員一時雇用政策が、大学や他の高等教育機関の運営に支障をきたす、と現政権が判断したことにより行われるものである。

★各政党のマニフェスト出始める

参院選が来月に迫って来ました。各政党の公約、マニフェストが出始めました。

公明党
参院選重点政策2013
https://www.komei.or.jp/policy/manifesto/2013.html

民主党
マニフェスト掲載政策草稿案 20130610時点
http://www.dpj.or.jp/download/11168.pdf

社民党
●[2013参議院選挙公約(素案)]
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/election/images/130606.pdf

★アジア大学ランキングが出ました。

●QS University Rankings: Asia 2013 | Top Universities
http://www.topuniversities.com/university-rankings/asian-university-rankings/2013

日本の大学は東大9位、京大10位など。

★日本版NIHに異議

2つの声明が出ています。

●健康医療分野における研究助成のあり方について(緊急声明) −「日本版NIH」構想と裾野の広い基礎研究の必要性−
http://www.jca.gr.jp/researcher/secretariat/files/20130610_statement_nih.pdf

●「日本版NIH」 構想における資源配分と人材育成プロセスへの懸念(2013年6月11日発表)
http://www.nacos.com/seikaren/pdf/2013/kinkyu_seimei_130611_2.pdf

★日本人はラングせず。

世界で最も注目を集めた研究者と、最多引用論文を発表
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2013/331303/

生命科学者と文科省の会合記録

文科省お役人からの回答
http://scienceinjapan.org/topics/20130611.html

文科省お役人との会合・議事録
http://scienceinjapan.org/topics/20130613.html

文科省のせいだと思っていた問題が、実は大学の問題であったということが明らかになっています。こうした対話を重ねて、社会にとっても研究者にとってもよりよい研究システムを作っていくことができたらと思います。

★留学生倍増提言

カルコン提言 日米双方の留学生交流数の倍増を目指す〜カルコン(日米文化教育交流会議)教育タスクフォース報告書〜
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/culcon/1336327.htm

SSA代表榎木、以下の会でお話します。

第31回 国立試験研究機関全国交流集会★総合科学技術会議有識者議員の原山優子氏とサイエンス・サポート・アソシエーション代表の榎木英介氏が講演
http://kokkororen.com/operations_schedule/view.php?id=264

平日の昼間ですが、お時間のある方はよろしくお願いいたします。

第31回 国立試験研究機関全国交流集会

《集会テーマ》科学技術政策と国立研究機関のあり方を考える

日時 6月26日(水)9:30〜17:00
会場 つくば国際会議場・大会議室101(全体会会場)
   茨城県つくば市竹園2-20-3
   TEL029-861-0001
   ※つくば駅A3出口から徒歩10分
http://www.epochal.or.jp/access/map_shuhen.html

9:30開会

9:40〜10:40 講演(1)
       日本の研究環境・科学技術政策を考える
       〜諸外国との国際比較もまじえて〜
         榎木英介氏(サイエンス・サポート・アソシエーション代表)

10:50〜11:50 講演(2)
        総合科学技術会議の司令塔機能の強化について
        原山優子氏(総合科学技術会議有識者議員)

11:50〜12:10 研究環境等アンケート結果報告

12:10〜13:10 昼食休憩

13:10〜13:30 情勢報告・基調報告

13:30〜13:40 各分科会へ移動

13:40〜16:20 分科会
 第1分科会 研究労働条件
 第2分科会 独法化、運営費交付金削減問題
 第3分科会 ポスドク、非正規職員問題(労働契約法改正問題も)
       助言者=榎木氏

16:20〜16:40 全体会へ移動
16:40〜17:00 分科会報告(※1分科会3分以内)
       まとめと閉会あいさつ

E.E
http://twitter.com/enodon

researchmap
http://researchmap.jp/enodon

最近はFacebookに書きこむ率が高いです。
https://www.facebook.com/enodon

Google
https://plus.google.com/u/0/106037507954237537783/posts