科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

【ひとこと編集後記】2012年7月1日

中教審の出した審議の最終まとめ案が話題になっています。

●教員養成は「6年制」、修士レベル必要…中教審
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120625-OYT1T01073.htm

●“教員養成 修士義務づけを”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120626/k10013104121000.html

●教員の資質能力向上 特別部会(第12回) 配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo11/shiryo/1322936.htm

資料3-1 教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について(審議の最終まとめ(案)) (PDF:291KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo11/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2012/06/29/1322936_5.pdf

「教員養成を修士レベル化し、教員を高度専門職業人として明確に位置付ける。」

とされています(P4)。

修士の2年間の学費をどうするか、教員として採用されなかった場合のリスクはどうなるか、修士レベルにすることとよい教員を育成することは違うことではないか、といった懸念の声があがっています。

実質6年制になるわけですが、どのような影響があるのか、医師や薬剤師、歯科医師に近い職業になるのか…これからの子供たちに大きく関わる問題だけに、注視する必要があるように思います。

SSAも関わっている 第7回女子中高生のための関西科学塾
http://kagaku-juku.jp/

が、参加者募集を開始いたしました。

中高生に科学に興味をもってもらい、理系の職業を将来の選択肢としてもらおうとの取組で、もう7回目になります。

OGのなかには理系学部に進学した生徒も出ていて、将来が楽しみです。

■女性に科学へ興味を持ってもらおうというEUの取組ですが、炎上してしまったようです…

●求む「科学女子」 EU大作戦もキャンペーン“不評”で前途多難
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120626/mcb1206262000036-n1.htm

EUの理系女子増加キャンペーンが大ゴケ! 格差反対CM自体が何気に一番セクシスト!?http://news.aol.jp/2012/06/28/science-its-a-girl-thing-eu_n_1618681/

EUの「女性科学者育成」PRビデオに批判続出し炎上! 海外ネットユーザー「今年見た映像で一番残念」
http://rocketnews24.com/2012/06/27/224728/

■先週の巻頭言で

提案:トップ不要の研究組織を!  みわ よしこ(ライター)
http://d.hatena.ne.jp/scicom/20120624/p1

をご執筆いただいたみわよしこさんがダイヤモンド・オンラインで【新連載】生活保護のリアルを開始されました。

第一回は
生活保護費削減なら国民全員が貧困化する可能性も!?
急増する生活保護にまつわる「よくある誤解」
http://diamond.jp/articles/-/20821

で、大変な反響のようです。

■私達の活動の原点の一つでもある生化学若い研究者の会の夏の学校が募集を開始しました。

夏の学校
第52回生命科学夏の学校
日時:2012 8/24(金)~26(日)
場所:西浦温泉 ホテルたつき(愛知県蒲郡市)
http://www.seikawakate.org/natu

ここで出会った仲間と始めた活動が今のSSAにも続いています。

こうした夏の学校は各学会などが開催していると思いますが、大学や研究室の枠を超えていろいろな人達と交流することは大きな刺激になると思いますので、若い読者の方々は積極的にご参加を。

E.E
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最近はFacebookに書きこむ率が高いです。
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