科学・政策と社会ニュースクリップ

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5月16日発表資料

5月16日、シンポジウム 高学歴ワーキングプアの解消をめざして 〜学術の危機と若手研究者・ポスドク問題

 に出席したので簡単にご報告。

以下報道

●“ポスドク”支援訴え提言
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100516/k10014473301000.html

映像あり。すぐ消える可能性があり。

高学歴ワーキングプア解消を 研究者・大学院生ら シンポ ノーベル賞 益川さんが講演
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-05-17/2010051703_02_1.html

●『高学歴ワーキングプアの解消をめざして 〜学術の危機と若手研究者・ポスドク問題』のツイートをまとめました。
http://togetter.com/li/21489

会場が電波状況悪く、あまりつぶやけず。@makokoooさんが、会が終わったあと投稿されていたので、参考されたい。
http://www.twitter.com/makokooo

 益川さんの話は運動論の話というか、政府の対応を待っていてはだめで、自分たちで動いていこう、それが仲間を励ます、という内容。そのあたり、私たちがやろうとしていることでもあり、共感した。

 また、オーバードクター問題やポスドク問題の大学の責任についても言及されていた点が印象的だった。「製造物責任がある」と。

 私の話した内容は、オーバードクター問題を振り返ってみて、なぜオーバードクター問題が今日につながっていないのかを考えてみた。

 博士キャリアの問題は、どんなに多くても数万から数十万の話で、社会からみればマイノリティだ。そこを、社会の問題としていくにはどうすればいいのか、そのあたりを考えないと、自己責任といった部分から出ることができないなあと思っている。

 ところで、当日、「高学歴ワーキングプア」の著者水月昭道さんがこられていて、7月16日に光文社から

「ホームレス博士(仮)」

というタイトルの新書を刊行されると言われていた。博士を励ます内容とのことで、注目。