科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

【ひとこと編集後記】概算要求、「国民的議論」など

■各省庁から概算要求が出ました。

●平成25年度 科学技術戦略推進費 概算要求方針(PDF)
http://www8.cao.go.jp/cstp/budget/25suishinhi-gyhoushin.pdf

●平成25年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(平成24年9月)
http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h25/1325564.htm

文科省から抜粋します。

国立大学法人運営費交付金は1兆1,267億円で今年の予算額より155億円のマイナス。

科学技術予算は1兆1,510億円で719億円増。

科研費は2,327億円で20億円増、「研究活動スタート支援」に基金化を導入。

3年前事業仕分けで話題になった特別研究員事業は196億円で16億円増などとなっています。

■基本計画推進委員会(第5回) 配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu18/siryo/1323903.htm

には重要な資料が掲載されています。

資料1−2 課題対応型の研究開発方策(仮称)の検討状況等について (PDF:1477KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu18/siryo/__icsFiles/afieldfile/2012/09/05/1323921_01.pdf

資料1−3−1 リスク社会の克服と知的社会の成熟に向けた人文学及び社会科学の振興について(報告案)概要 (PDF:170KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu18/siryo/__icsFiles/afieldfile/2012/09/05/1323921_02.pdf

資料1−3−2 リスク社会の克服と知的社会の成熟に向けた人文学及び社会科学の振興について(報告)(案) (PDF:994KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu18/siryo/__icsFiles/afieldfile/2012/09/05/1323921_03.pdf

資料1−4−1 東日本大震災を踏まえた科学技術・学術政策の基本論点の実践に向けた提言 (PDF:552KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu18/siryo/__icsFiles/afieldfile/2012/09/05/1323921_04.pdf

資料2−3 これからの社会における科学技術イノベ−ション政策の意思決定について (PDF:218KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu18/siryo/__icsFiles/afieldfile/2012/09/05/1323921_10.pdf

などです。

これを読んだことがあるのか、というツッコミも…

危険社会―新しい近代への道 (叢書・ウニベルシタス)

危険社会―新しい近代への道 (叢書・ウニベルシタス)

つくば市が意見募集です。

つくば市:科学技術振興指針案を公表 人材育成盛り込む /茨城
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20120904ddlk08010108000c.html

つくば市│24-05 つくば市科学技術振興指針(案)
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/855/7897/010899.html

■以下の文章が公開されました。

●米国科学振興協会(AAAS)から学ぶ
飯島玲生
http://ir.library.osaka-u.ac.jp/metadb/up/LIBCSCD/cdob_07_001.pdf

飯島さんには、私も含めた何人かが資金援助を行い、AAAS年次大会に参加してもらいました。

■以下の論説がサイエンスに掲載されました。

●政策形成・実施における科学と政治・行政との関係に関する論説のサイエンス誌への掲載について
http://www.jst.go.jp/pr/info/info908/index.html

Rebuilding Public Trust in Science for Policy-Making
Tateo Arimoto et al.
Ensuring the effectiveness and integrity of science-based policy-making is a high-priority task in Japan.
http://www.sciencemag.org/cgi/content/summary/337/6099/1176

アメリカの大統領候補が決まりました。科学技術政策も争点になります。

●Obama and Romney tackle 14 top science questions
http://www.nature.com/news/obama-and-romney-tackle-14-top-science-questions-1.11355

●US presidential candidates weigh in on science
http://blogs.nature.com/news/2012/09/us-presidential-candidates-weigh-in-on-science.html

日本も総裁選や党首選があり、また総選挙も近いと言われていますが、科学技術政策が争点とまではいかなくても課題になるよう、選挙時の公開質問状などの活動は続けていきたいと思っています。

■国民的議論に関する検証会合
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive12.html

120828 第三回 国民的議論に関する検証会合
http://togetter.com/li/363298

120827 第二回 国民的議論に関する検証会合
http://togetter.com/li/362541

12/08/22 第一回 国民的議論に関する検証会合 に関する議論
http://togetter.com/li/359805

120822 第一回 国民的議論に関する検証会合
http://togetter.com/li/359841

●議事次第 エネルギー・環境会議(第13回)
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive01_13.html

▼配布資料

資料1-1 戦略策定に向けて〜国民的議論が指し示すもの〜
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120904/shiryo1-1.pdf

資料1-2 国民的議論に関する検証会合の検討結果について
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120904/shiryo1-2.pdf

資料2 エネルギー・環境戦略策定に当たっての検討事項について
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120904/shiryo2.pdf

参考資料

討論型世論調査 調査報告書
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120904/sanko_shiryo.pdf

画期的な「国民的議論」ですが、大きな欠陥がありました。

●民主主義が問われる夏  難波美帆
http://synodos.livedoor.biz/archives/1973868.html

「国民的議論」ここに至るまで、一連の取り組みは、いつ、誰が、何を決め、どのようなことが実施されるのか、議論は誰の責任でどう生かされるのか、よくわからなかった。スケジュールをきちんと立てないままに、取り組みは進んでいった。

と批判されているように、いわば「泥縄式」に物事が進んでいった感は否めません。

来週には、新しいエネルギー政策が出るという。世論を参考にして「原発ゼロ」を目標とするなら、今度はどのように、どういうスケジュールで達成する見通しなのか、プロセスをきちんと示してほしい。それがあって初めて私たちは、目標までの道のりのどの辺りにいるのか、実現可能なのかなど、今後の議論を始めることができる。

 まさに同感です。

参考
●泥縄のガイドライン
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51358990.html

E.E
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