科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

科学技術政策担当大臣と有識者議員との会合に向けて

科学・技術政策について地域からご意見を聞く会 (科学技術政策担当大臣と有識者議員との会合(2010/3/20大阪開催))では、7分間のプレゼンとディスカッションへの参加の機会がある。

私と宮川剛先生は、政権交代がなければこの種の会に呼ばれなかったと思うので、その意味をよく考えて発言したい。

それは、いわば無名の人間の声を政策に伝えることができる貴重な機会だと言うことだ。

今まで、若手研究者、市民などが科学政策に意見を伝えるには、トップ研究者に頼む、パブリックコメントに応募するくらいしか方法がなかった。

もちろん、本当は他の分野で行われているように、議員や行政の担当者に会いに行ったりすることはできるし、そうしている人も一部にいる。だから、そうした行為をしてこなかった私たちの怠慢を反省しなければならない(たとえ議員に会ったところで、聞き置いておきます、程度になる可能性はあるが)。

とはいえ、大臣や総合科学技術会議の議員に会うことができるのは大変貴重だし、何より、密室で会うというのではなく、公に公開された場で意見が言えるのだから大きい。この機会を大切にしたい。

せっかくの機会なので、現在twitterでみなさんの意見を聞いている。当日はtwitterでつぶやく予定だ。

ハッシュタグは#cstp0320だ。

こちらからその議論を見ることができる。
http://hashtagsjp.appspot.com/tag/cstp0320

今後ウェブ技術などの発達により、民意を政策に反映できる仕組みができてくる可能性はある。ただ、まだその段階ではないので、多くの意見を聞いて、それを融合したり組み合わせたりして伝えるということを、誰かがやらないといけない。そこに、NPOなどの自発的組織の存在意義があると思う。

たった7分だから、そんなに多くは言えないが、twitterでこんなに意見が寄せられた、というのも大きな力がある。

ぜひみなさまのお力をお貸しいただきたい。