科学・政策と社会ニュースクリップ

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研究者を批判するのはタックスペイヤーの責任

立花さんのブログのエントリー

【閑話休題】研究者の誠実さ

にコメントを書いたのですが、途中でコメントができなくなったので(連続で投稿しようとしたので、スパムブロックされたか)、こちらに書きます。最初のコメントだけでは尻切れトンボなので。



80万人?もいる集団を「研究者」としてひとくくりにするのは乱暴なのかもしれませんよ。ブログを書いている人も一部でしょうし。

あと、「tax payer」だから、と自分を安全圏において批判をするだけというのも、ちょっとずるいと感じちゃいます。納税は義務でもあったりするわけで…もちろんtachibanaさんが行動をする人なので、口先だけじゃないことは十分わかっています。


ともあれ、ポスドク問題などは、自分たちのコミュニティで税金を使って作りだした人たちを、使うだけ使って、裸のまま社会にほっぽり出して、責任を当事者と社会に押し付けているという感があるのは事実。

使えない、と擁護もなく容赦なくガンガン批判され、拒絶されてている、かつての自分たちの仲間に対し、見ているだけなんでしょうか。

#研究に敗れた敗残者とでも思っているのでしょうか。
#そうだとしても、社会に人材を出した責任はあるはず。

研究の不正問題も含め、社会の厳しい目にさらされ始めていることは事実で、それにどう誠実に向かい合うかというのは重要な問題だと思います。

最近日本学術会議が出した基礎科学に関する提言
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t60-3.pdf

では、その萌芽がみられますが、具体的なところに乏しく…

研究者コミュニティに鋭く厳しい、かつ説得力のある批判を繰り返していくのは、tax payerの義務だと思います。お互いがんばりましょう。