★日本分子生物学会が開設した「日本の科学を考える」に、労働契約法改正は科学者コミュニティにどのような影響をあたえるかを投稿いたしました。
あくまで私(榎木)が考える問題点を挙げて、議論の出発点にできればと思って書いた文章であ
り、不正確な点などがあるかと思います。
同サイトではコメント欄もあり、議論が続いています。ぜひ皆様もご意見をお寄せください。
★山本科学技術担当大臣が、京都大学にて若手研究者と議論しました。
山本大臣の車座ふるさとトーク、島津製作所視察について【平成25年3月30日】
(主な意見)
出口が見えているものだけでなく、もっと長期的な視点で基礎研究を支援する仕組みを考えて欲しい。
論文数や被引用数だけでなく、独創性を評価するために、人による「目利き」が重要。
若手研究者が立ち上がるために巨額の投資は不要。次世代を育てるためには少数に大きな額を配分するのではなく、少額でも多数に配分するようにして、新しい研究に水をやって欲しい。
5年の雇い止めは研究者の実情に合っていない。
博士人材は英語も堪能なグローバル人材。教員にするとか、政策立案の場、企業でももっと活用されるべき。
企業と大学、研究者同士でもニーズと知識をつなぐ出会いの場づくりをして欲しい。
こうした意見がどのように反映されるのか、注目したいと思います。
★産業競争力会議は科学技術政策にも様々な影響を与えそうです。
●第4回・第5回産業競争力会議の議論を踏まえた当面の政策対応について
(人材育成)
○文部科学大臣は、人材育成機能強化、人材のグローバル化推進のため、意欲と能力に富む全ての学生に留学の機会を与える環境整備を進めること。特に、国立大学のグローバル化、イノベーション人材育成、若手登用の観点から、運営費交付金の戦略的配分、年俸制の抜本的導入など人事給与システムの改革、大学での外国人教員の採用拡大を軸とした具体的な改革パッケージを早急に取りまとめること。
総合科学技術会議でも動向を注目しています。
●科学技術政策担当大臣等と総合科学技術会議有識者議員との会合(平成25年4月4日)の配付資料
議題
(1) 産業競争力会議等について(状況報告)
(2) 「イノベーション25」のフォローアップについて(非公開)
★鳥インフルエンザの死亡例発生が大変気になります。
●中国:上海、安徽省、及び江蘇省における「H7N9型」鳥インフルエンザのヒト感染例発生
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?id=%7b%25countrycd%25%7d&infocode=2013C114
ヒトヒト間感染は報告されていないようですが、動向を注視しなければなりません。
★科学技術政策研究所からでた報告書です。日本の研究の伸び悩みが明らかになっています。
●「科学研究のベンチマーキング2012 ―論文分析でみる世界の研究活動の変化と日本の状況―」[調査資料-218]の結果公表について
以下3点の問題点が浮かび上がりました。
日本の産出する論文数の伸び悩みが見られるとともに、Top10%補正論文数、Top1%補正論文数の世界ランクが低下傾向にあること。このような状況は分野によっても異なること。
研究活動の国際化に伴い世界で国際共著論文が急増しているが、日本はこの変化に充分対応出来ていないこと。
国内の論文産出構造において、国立大学がメインプレーヤーであるが、その国立大学の論文数は伸び悩んでいること。
researchmap
http://researchmap.jp/enodon
最近はFacebookに書きこむ率が高いです。
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