科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

科学書を贈るプロジェクト

すでにご紹介していますが、現在被災者の方々や被災地に科学書を贈る活動をはじめています。

詳しくはFacebookページ
http://www.facebook.com/SciBooksforAll

をご覧いただきたいのですが、簡単にご説明させていただきたいと思います。

東日本大震災で、図書館が被害を受けたという報道を見聞きし、何かできないかと考えていました。

そんな中、児童書をはじめとする本を贈る活動を様々な方々がはじめているという話を聞きました。

そうだ、本をお贈りすることで、震災に遭われた方々をご支援することは、私達にもできる、そう思いました。中でも、科学書は、子供の頃から慣れ親しみ、進路選択に際して影響を受け、いまだ楽しく読んでいる…科学書ならふさわしい本を推薦できるのではないか、そう考え、活動を開始しました。

子供たちの科学への興味を失わせたくないという思いが強くありますが、対象は子供に限っていません。進路選択を考える中高生、文化、娯楽が必要な老若男女、すべての方に、必要とあらば科学書を贈りたいと思っています。

科学書は情報を得るための本という意味もありますが、なにより面白い。知的好奇心をくすぐられます。科学書読みの一人として、今まで科学に興味を持っていなかった人にもぜひ手にとってほしいとすら思っています。

こうした思いに賛同してくださる方が少しずつですが増えています。

ジュンク堂書店からは、10%引きで本をご提供いただくというお力添えをいただいています。

また、私の本を出版してくださったディスカヴァー・トゥエンティワンからも協力の申し出をいただいています。

しかし、大事なのは、現地のニーズ、要望です。

児童書を贈る人が多く、未整理の児童書が山積みになっている、そんな情報を聞いたりしました。

まだ本どころではない、そんな話も聞きました。

そして、本を贈ることで、現地の書店の営業を妨害する、そんな声もいただきました。

現地で必要ないものを贈ってはいけない、押し付けではいけないと思い、ここ一ヶ月半ほどは多くの方々のご協力を得て、情報を収集してきました。

最近ようやく、被災地の方々からの要望をいただくようになり、本をお贈りしようとしている段階です。

科学書をはじめ本は、今は必要ない方が多いかもしれません。けれど、これからきっと必要になってくると思っています。そういう意味で、末永く活動をしていくことができればと思っています。

自己満足にならないように、現地の状況をしっかりと把握していいきたいと思っています。

この活動に興味がある方、お手伝いをしてくださる方がいらっしゃいましたら、上記Facebookページ、メール等でご連絡ください。

とくに、本の推薦を受け付けています。

推薦図書の情報は
http://booklog.jp/users/scibooksforall

に集約していますが、まだまだです。皆様のお力をお貸しください。

また、以下で寄付を受け付けています。任意団体なので、寄付金控除などありませんが、どうぞよろしくお願い致します。

ゆうちょ銀行
記号 14350 番号 17931971
311科学書の会 サンイチイチカガクショノカイ

他の金融機関からだと
店名 四三八 読み ヨンサンハチ
店番 438 普通預金 1793197
311科学書の会 サンイチイチカガクショノカイ

誠に小さな活動ではありますが、未来の科学のために、ぜひ皆様のご協力をよろしくお願い致します。