科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

フランスの運動 研究を救え

フランスの研究者の動きを簡単に紹介。

 まず2003年ごろの研究を救え運動
研究を救え運動---不安定雇用化と反知性主義に抗して
http://areserjp.org/soki0304.html

〈報告〉「研究を救おう!」グループの勝利から全国三部会開催までの動き
http://areserjp.org/nishiyama0804.html

フランスにおける科学者・研究者たちの闘い――「研究を救おう!」をめぐる三週間の動き
http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000500.html

フランスで2003年ごろ、研究費の減額に対して研究者が立ち上がり、署名運動やデモなどを行った。これが研究を救え(SLR)だ。

ここで目を引いた言葉が。

SLRが腐心したのは、問題が理科系研究者という特殊な集団に限られたものでないことを示すこと、とりわけ予算獲得のためのロビーイングの類と混同されないようにすることであった。

自然科学者、人文社会科学者、そして労働組合、芸術関係者、教員、学生、失業者…とこれまで資本の力で分断を余儀なくされてきた集団同士が出会い連帯する空間が成立していることの意義は大きい

今彼等をつないでいる主要なキーワードの一つ、「雇用の不安定化」(précarisation)


 今年の動き
【寄稿:揺れるフランスの現状】 隠岐さや香
http://archive.mag2.com/0000116394/20090302060500000.html


日本でも、各学会などがバラバラでやってないで、「日本の科学を救おう」みたいなページを立ち上げて、さまざまな戦略、戦術を駆使しての大規模運動、という手は あると思う…