民主党がマニフェストを発表しました。また、それのもとになった民主党政策集INDEX2009も発表になっています。
民主党政策集INDEX2009(PDF1.68MB)
http://www.dpj.or.jp/news/files/INDEX2009.pdf
民主党の政権政策Manifesto2009
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2009/index.html
ここから、エネルギー、医療、環境などは除いた、科学技術政策をピックアップします。
まずマニフェストから。
- 大学などの学生に、希望者全員が受けられる奨学金制度を創設する
- 国立大学法人など公的研究開発法人制度の改善、研究者奨励金制度の創設などにより、大学や研究機関の教育力・研究力を世界トップレベルまで引き上げる
政策集には以下のような記載があります。
- 奨学金制度改革、イノベーションを促す基礎研究成果の実用化環境の整備、科学技術人材の育成強化
- 国際人権A規約(締約国160カ国)の13条における「高等教育無償化条項」の留保を撤回し、漸進的に高等教育の無償化を進めます
- 所得800万円以下の世帯の学生に対し、国公私立大学それぞれの授業料に見合う無利子奨学金の交付を可能にします
- 「学生・研究者本位の大学」「創意ある不断の改革を現場から創発する大学」「社会に開かれ、社会と連携・協働する大学」を目指し、「象牙の塔」から「時代が求める人づくり・知恵づくりの拠点」として大学改革を進めます
- 国公立大学法人に対する運営費交付金の削減方針を見直します
- 「科学技術戦略本部(仮称)」を、現在の総合科学技術会議を改組して内閣総理大臣のもとに設置
- スーパーサイエンスハイスクール(科学技術・理数教育を重点的に行う学校)を拡充するとともに、科学の面白さを子どもたちに実感させるため、産業界の協力を得て、サイエンスキャンプ(研究所などでの実験体験など)や研究者の小中学校への派遣などを行います
- 研究者奨励金制度を創設するとともに、国内の優れた研究プロジェクトへの支援を強化します。また、研究者ビザの拡充など優れた外国人研究者がわが国に集まる環境をつくります
- 国際競争力の強化、科学技術の振興を図るために、知的財産権の強化に取り組みます