科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

科学コミュニケーションが目指すべきもの

 大学院進学ガイド本編集が佳境を迎えている。執筆協力者の方にメールを出したり、いろいろやることがある。

 ようやく見えてきた感じがする。素人が本を作ることの果てしない厳しさ。けれど本を作ることの面白さも感じた。

 さて、7月31日の朝日新聞に平川幸秀さんの主張が掲載されたようだが、その本当の原稿が平川さんのブログに掲載されている。なんで本当なのかはブログの記事を読んでほしいが、平川さんの意見には非常に共感する。

 私たちサイコムジャパンも、「楽しい科学」だけではなく、科学政策の情報を集め、問題点を指摘し、提言などができるハードなNPOになりたい。そのために助成金を頂いたり、メルマガを発行したり、最近では政策勉強会を開いたり、研究問題ブログを立ち上げたりしている(一応研究問題ブログは個人のプロジェクト)。

 前に「オブザーバ」というイタリアのNPOを紹介したが、こういうNPOは多数あり、政策決定に影響を与えているという。その最たるものが、緑の党だという。

 日本にこういうNPOがないと嘆いていても始まらない。まずはやってみるしかない。

 トップダウンに対抗できるボトムアップを作ること。科学コミュニケーションブームの力をそちらの方に振り向かせることができたらと思う。