科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

2018年11月11日 サイエンスアゴラ2018企画 「本音で語るハラスメント ~ 今のままでいいんですか? ~」 へのご招待

「本音で語る」ワークショップ実行委員会

 

 10月とは思えないほど冷え込む朝方があったり、逆に10月とは思えないほど暖かな日中があったりする今日このごろですが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

 

本年2018年も、「サイエンスアゴラ」の季節がやって参りました。

 そして本年も、毎年おなじみの「本音で語る」ワークショップを企画しております。

 本年のテーマは、「ハラスメント」。

秋の一日、ハラスメントを根本から知り、考え、発見し、ほぐすための糸口を探しましょう。

 

●企画タイトル 本音で語るハラスメント ~ 今のままでいいんですか? ~

●開催日時11/11(日)13:00-16:00 (サイエンスアゴラ最終日)

●会場 テレコムセンターゆりかもめテレコムセンター」駅直結) 

8階 会議室C

●参加費用 無料

●内容 話題提供者3名による講演+全員参加型ワークショップ

●話題提供者(敬称略)

 

北仲千里(広島大学ハラスメント相談室准教授)

大坪久子(日本大学男女共同参画学協会連絡会)

錦光山雅子(ハフポスト日本版ニュースエディター)

 

プログラム前半では、3名の話題提供者に、大学で長年にわたってハラスメントに取り組んできた経験・学協会で「無意識のバイアス」に取り組んできた経験・東京医大の入試操作など差別やハラスメントに関する取材報道を行ってきた経験を踏まえて、「ハラスメント」を語っていただきます。

後半は、全員参加のワークショップで「いま」「ここ」「私たち」のハラスメントを考え、具体的な解決の可能性を探ります。

 

●イベント情報ページ

 

Facebookページ「本音で語るハラスメント ~ 今のままでいいんですか? ~」

https://www.facebook.com/honne2018/

 

●参加申し込みページ

 

こくちーず「本音で語るハラスメント ~ 今のままでいいんですか? ~」

https://kokucheese.com/event/index/541120/

 

(FBを利用されていない方、および科学研究とふだん深く関わられていない方のご利便を考慮しました。ご理解とご協力をお願いします)

 

●話題提供者紹介(敬称略)

 

北仲千里(広島大学

1998年、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。1997年ごろより「キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク」設立にかかわる。2007年から広島大学ハラスメント相談室准教授。NPO法人全国女性シェルターネット共同代表。NPO法人性暴力被害者サポートひろしま代表理事を務める。共著に『身体、性、生―個人の尊重とジェンダー』(尚学社)など(Amazon.co.jp 著書ページより)。

 

大坪久子(日本大学男女共同参画学協会連絡会)

現職は日本大学薬学部薬学研究所上席研究員. 専門は「動く遺伝子とゲノム動態」。また日米における女性研究者支援の違いとその背景にも関心を持つ。

1970年九州大学薬学部薬学研究科修了。 1975年薬学博士(九州大学)。1974~1982年、ニューヨーク州立ストーニーブルック大学博士研究員を経て研究准教授。その後、東京大学日本大学上智大学九州大学で研究および女性研究者支援に携わる。第7期・第8期男女共同参画学協会連絡会提言委員会委員長(researchmapより)。

 

錦光山雅子(ハフポスト日本版ニュースエディター)

朝日新聞科学医療部、特別報道部などを経てハフポスト日本版ニュースエディター。公衆衛生、ジェンダーが関心領域。公的手当のまとめ支給問題、公立中学の制服価格調査報道で「貧困ジャーナリズム大賞2016」受賞。2012-2013、米ハーバード公衆衛生大学院フルブライト研究員。

 

●タイムテーブル(予定)

 

12:30 受付開始

13:00 開会挨拶・趣旨と進行の説明

13:05 話題提供および質疑(1)

13:35 話題提供および質疑(2)

14:05 話題提供および質疑(3)

14:35 休憩

14:45 グループワーク開始

15:45 まとめ

16:00 終了

 

話題紹介者が3名とも女性のため、男性2名にコメンテーターをお願いすることを検討中です。当日は、タイムテーブルが若干変更される可能性があります(開始・終了時刻が変更されることはありません)。

 

●ワークショップ「本音で語る研究問題」とは

 

 本ワークショップシリーズは、「サイエンスアゴラ」第一回(2006年)より毎年、故・横山雅俊さんを中心に開催されてきました。

気になる社会課題であり重要な研究問題ではあるけれども、語ろうとすると語りにくい話題の数々を「本音」で語り、関心ある皆様のご参加、話題提供者の皆様のご協力、スタッフの皆さんの素晴らしいファシリテーションにより、毎年、好評を博してきました。

過去のタイトルは以下の通りです。

 

2006 本音で語る研究倫理問題

2007 本音で語るポスドク問題

2008 本音で語る研究問題~研究問題 ML 10 周年に寄せて~

2009 本音で語る“大学とは何か”

2010 本音で語る科学技術政策 - Our Future and STS -

2011 本音で語る“夢の薬”

    ~2010 年問題(特許の期限切れ)をぶっ飛ばせ~

2012 本音で語る"専門職学位"―薬学6年化は成功するかー

2013 本音で語る生命倫理動物実験なぜ必要?なぜ反対?

2014 本音で語る研究倫理問題リターンズ

2015 本音で語る研究費問題 ~幸せに研究するために~

2016 本音で語る生命操作~基礎と臨床の距離どうする?~

2017 本音で語るデュアルユース~幸せになれる科学研究とは?~

 

 横山雅俊さんは、2017年4月に急逝されましたが、2017年以後は友人知人有志たちが実行委員会を立ち上げ、横山氏が掲げ続けてきた灯火を引き継ぎ、「本音で語る」ワークショップシリーズを開催しつづけています。

 どうぞ、今年もお誘い合わせの上、ご参加をお願い申し上げます。