事業仕分けであれほど総合科学技術会議のことが言われたのに、関心がないのか報道はほとんどないが、第90回総合科学技術会議が開催された。
議事次第は以下。
(1) 最先端研究開発戦略的強化事業運用基本方針(決定)
(2) 諮問第11号「ヒトES細胞の使用に関する指針の改正について」
諮問第12号 「ヒトES細胞の樹立及び分配に関する指針の改正について」に対する答申 (決定、答申)
(3) 第4期科学技術基本計画策定に向けた検討状況(報告、意見交換)
(4) 平成23 年度の科学・技術に関する予算等の資源配分の方針の基本指針(決定)
というわけで、重要な決定がなされている。
配布資料は以下。
資料1−1 最先端研究開発戦略的強化事業運用基本方針(案)(概要)(PDF)
資料1−2 最先端研究開発戦略的強化事業運用基本方針(案)(PDF)
5億円を科学コミュニケーションに使うことが決定。
「最先端研究開発支援プログラムの対象となる中心研究者及び研究課題について」(平成21年9月4日 総合科学技術会議決定)で決定された中心研究者・研究課題の研究開発を一層加速・強化するために、
- 95億円程度を当該中心研究者・研究課題の研究開発の加速・強化
- 5億円程度を国際シンポジウム等最先端研究開発支援プログラム全般及び当該中心研究者・研究課題の研究内容を広く公開する活動
に対してそれぞれ助成を行う。
資料2−1 今回のES細胞指針の改正について(概要)(PDF)
資料2−2 諮問第11号「ヒトES細胞の使用に関する指針の改正について」に対する答申(案)(PDF)
資料2−3 諮問第12号「ヒトES細胞の樹立及び分配に関する指針の改正について」に対する答申(案)(PDF)
資料3−1 第4期科学技術基本計画策定に向けた検討状況(PDF:496KB)
参考1 第4期基本計画に向けた検討スケジュール
参考2 基礎研究強化に向けて講ずべき長期的方策について
参考3 大学院における高度科学技術人材の育成強化検討WG報告
参考4 科学・技術外交戦略タスクフォース報告書の概要
資料3−2 科学技術基本政策策定の基本方針(素案)(PDF:344KB)
資料3−3 参考5 基礎研究強化に向けて講ずべき長期的方策について(基礎研究強化に向けた長期方策検討ワーキング・グループの取りまとめ)
1(PDF:322KB)、2(PDF:444KB)、3(PDF:458KB)
資料3−4 参考6 将来の産業社会の基盤を支える科学技術系大学院生のための教育改革(大学院における高度科学技術人材の育成強化策検討ワーキング・グループの取りまとめ)
1(PDF:476KB)、2(PDF:399KB)、3(PDF:461KB)、4(PDF:477KB)、5(PDF:425KB)、6(PDF:376KB)
資料3−5 「科学技術基本政策策定の基本方針」についてのコメント(PDF)
資料4−1 平成23年度の科学・技術に関する予算等の資源配分の方針の基本指針(案)(概要)(PDF)
資料4−2 平成23年度の科学・技術に関する予算等の資源配分の方針の基本指針(案)(PDF)
資料5−1 平成22年度の科学技術振興調整費の配分方針(PDF)
資料5−2 平成22年度科学技術振興調整費による「重要政策課題への機動的対応の推進」課題の指定について(PDF)
資料6 第89回総合科学技術会議議事録(案)(PDF)
多くが既出の資料だが、資料3−1によると、第4期科学技術基本計画のパブリックコメントが5月末から6月初めに予定されているとのこと。
おそらく我々が意見を言える唯一と言ってよいチャンスだ。有効に使うべく、書類を読み込んでいきたい。