科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

沖縄科学技術大学院大学を巡る謎

●沖縄科技大予算、“政治圧力”で評価格上げ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061205it02.htm


●沖縄科技大構想、政治圧力で評価最高ランクに…専門家審査覆す
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06120505.htm


●沖縄科技大準備法人、理事長“週1で常勤”…年俸1700万円、国も容認
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news004.htm


●沖縄科技大の準備法人理事長、勤務は週1回でも“常勤”
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06120307.htm


沖縄科学技術大学院大学で突如問題が発生しました。何か裏にあるのでしょうか?


 おりしも理系白書の中で、元村記者がシンガポールと沖縄科技大を比較していました。
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/rikei/news/20061129ddm016070115000c.html


 いろいろな論点があると思います。総合科学技術会議のSABC評価の妥当性や、政策の即効性などです。


 総合科学技術会議の評価が果たして妥当なのか…以前も小柴さんのカミオカンデが評価が低く、小柴さんが激怒して怒鳴り込み、それで評価が上がったなんてことがありました。評価はその程度のものなのかと思ってしまいます。


 あと、政策課題を評価するのは重要ですが、シンガポールの例などを考えると、評価にこだわりすぎるとスピードが減ってしまうようにも思ったりします。


 もちろんだから評価はいらないというわけではなく、評価は我々のようなNPOやマスコミが厳しい目を光らせるべきでしょう。


 一度、このような政治的圧力が科学政策にどの程度あったのか、調べてみたいなと思います。科学技術政策が公共事業化しているという指摘は各方面から聞かれますし…


 シドニーブレンナーさんの件は、難しい問題です。大物をスカウトするためにブレンナーさんがいるわけで、常勤でないからだめ、とまでは言い切れないですし…報酬の年間1700万円も、高いとまでいえるかどうか…


 ただ、説明がなかったのは釈然としません。説明責任は果たすべきでしょう。