科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

ノーベルウイーク終わる、ローカルルール

2016年12月5日〜12月12日

 ノーベルウイークが終了しました。

大隅さん最高の栄誉に輝く 授賞式、晩さん会など「ノーベル週間」終わる
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2016/12/20161212_01.html

 受賞決定時ほどではありませんが、報道も多かったように思います。

 大隅博士の発言のおかげか、基礎研究の在り方や若手研究者のおかれた環境などへの注目が集まっているように思います。

★小林武彦 氏オピニオン 12月6日
ポスドク問題と人材の流動化―日本のサイエンスを救うために―
東京大学分子細胞生物学研究所教授(生物科学学会連合・ポスドク問題検討委員会委員長) 小林武彦 氏
http://scienceportal.jst.go.jp/columns/opinion/20161206_01.html

 せっかくの機運を一過性のものにしないようにしたいですが…

 個人的な話ですが…

思い出文集「駒場での大隅研究室」(第一版 ver07)
http://bio.c.u-tokyo.ac.jp/file/OHSUMI.pdf

 表紙の写真に研究室の同期が映っているなど、大隅先生はほんと身近にいたんだなと思いました。文集で師匠の浅島先生が、大隅先生の部屋が隣だった、と書いているのを読んで、ぼんやりと、当時の研究室の配置などを思い出しました。

 とはいえ、思い出文集書けるほどではないので、なんなんですが…


 河野太郎議員の動きです。

★まだまだ研究者の皆様へ
http://www.taro.org/2016/12/%E3%81%BE%E3%81%A0%E3%81%BE%E3%81%A0%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%80%85%E3%81%AE%E7%9A%86%E6%A7%98%E3%81%B8.php

★まだ研究者の皆様へ
http://www.taro.org/2016/12/%E3%81%BE%E3%81%A0%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%80%85%E3%81%AE%E7%9A%86%E6%A7%98%E3%81%B8.php

河野太郎議員が大学研究費のローカルルールを公開 「100円の品を業者経由で500円で買わねばならない」など多数
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161212-00000075-it_nlab-sci

 すさまじいローカルルールの数…

 こうしたルールは、河野議員が登場しなければ解決できないのか、考えてしまいます。

 水戸黄門の印籠よろしく、「お上」の声がなければ動かないとしたら、ちょっと残念です。 

★第2回イノベーション促進産学官対話会議 配付資料
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/taiwa/1380310.htm

議題

1.「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン(案)」について
2.その他(ガイドラインの実行による本格的な産学官連携の拡大に向けて)

 すでに先週、ガイドラインは公開されています。

★「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン」を策定しました
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/12/1380114.htm
http://www.meti.go.jp/press/2016/11/20161130001/20161130001.html

国立大学法人等の修学支援事業に対する個人からの寄附に係る所得税の税額控除について
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1376267.htm

★総合政策特別委員会(第15回) 配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu22/siryo/1380241.htm

議題

経済社会・科学技術イノベーション活性化委員会等の政府における取組動向について
超スマート社会(Society5.0)の実現に向けた取組・推進体制の在り方について
オープンサイエンスの推進について

 Society5.0は、政府が一押しなのですが、いまいち具体像が分かりません。

 先週公開されたAmazon GO
https://www.youtube.com/watch?v=NrmMk1Myrxc

 のような社会なのでしょうか。

★第8期国際戦略委員会(第2回) 配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu24/siryo/1380192.htm

議題

科学技術分野における国際的な状況について
大学におけるグローバルな取組について
SDGsと政府科学助言について

★文部科学広報平成28年12月号
http://www.mext.go.jp/b_menu/kouhou/08121808/001/1380345.htm

科学技術・学術政策研究所の調査研究から見る日本の科学技術の現状〜科学技術指標2016と第2期NISTEP定点調査の結果から〜
文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)

★第9回政策研究レビューセミナー(発表資料の掲載)
http://www.nistep.go.jp/archives/30803

博士人材のキャリアパス追跡 −現状と将来像−
http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/review2016_presentation_4-1.pdf

 ほか重要資料あり。

★「科学技術への顕著な貢献2016(ナイスステップな研究者)」の選定について
http://www.nistep.go.jp/archives/30707

★学術研究フォーラムと日本学術振興会が主催し、科学技術振興機構日本医療研究開発機構が共催して、11月29日(火)にホテルエルセラーン大阪にて、「学術研究フォーラム 第8回学術シンポジウム 科学研究のよりよき発展と倫理の確立を目指して」を開催しました。
http://www.jsps.go.jp/j-kousei/sinpojium2016.html

 発表資料が公開されています。

★提言「学術研究の円滑な推進のための名古屋議定書批准に伴う措置について」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-t238.pdf

 日本学術会議

★Turn children on to science through reading
Books have the power to trigger a lifelong urge to know more about the world and its environs.
http://www.nature.com/doifinder/10.1038/540170a

★捕食ジャーナル - 倫理学分野にすら登場
https://www.enago.jp/academy/predatory_journals_beallslist/

★Popular French physicist accused of plagiarizing colleagues and famous writers
http://www.sciencemag.org/news/2016/12/popular-french-physicist-accused-plagiarizing-colleagues-and-famous-writers

★Involve social scientists in defining the Anthropocene
The causes of Earth's transition are human and social, write Erle Ellis and colleagues, so scholars from those disciplines must be included in its formalization.
http://www.nature.com/doifinder/10.1038/540192a

コロンビア大学の大学院生TA・RAが全米自動車労働組合UAW)の組合員に
http://markethack.net/archives/52029681.html

★Mentoring awards: Leading by example
Nature announces this year's outstanding science mentors from the US west coast.
http://www.nature.com/naturejobs/science/articles/10.1038/nj7632-305a

★Controversial impact factor gets a heavyweight rival
Elsevier’s CiteScore uses a larger database - and provides different results for the quality of journals.
http://www.nature.com/doifinder/10.1038/nature.2016.21131

 インパクトファクターに強力なライバル登場。