科学・政策と社会ニュースクリップ

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「望ましい働き方ビジョン」は研究者コミュニティに何をもたらすか

■以下のような報告書が厚生労働省から出ました。

●「望ましい働き方ビジョン」をとりまとめました〜非正規雇用問題に総合的に対応し、労働者が希望する社会全体にとって望ましい働き方を実現する〜
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000025zr0.html

簡単に抜粋しますと、望ましい働き方ビジョンでは非正規雇用に共通する課題として

1)雇用が不安定
2)経済的自立が困難
3)職業キャリアの形成が不十分
4)セーフティネットが不十分
5)ワークルールの適用が不十分 労働者の声が届きにくい

を挙げ、そのために以下のような提案を行なっています。

1)若者に雇用の場を確保
2)正規雇用・無期雇用への転換促進
3)中立的な税・社会保障制度の構築
4)公正処遇の確保 不合理格差の解消
5)均等・均衡待遇の効果的促進
6)職業キャリアの形成の支援
7)雇用のセーフティネット強化

また、

●「多様な形態による正社員」に関する研究会報告書をとりまとめました〜「一人ひとりの労働者が満足できる働き方」としての活用に向けて〜
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000260c2.html

も出ています。こちらでは以下のように述べられています。

いわゆる正社員と同様に無期労働契約でありながら、職種、勤務地、労働時間等が限定的な「多様な形態による正社員」の導入は、非正社員にとって正社員転換の機会を拡大する可能性。いわゆる正社員にとってもワーク・ ライフ・ランスの実現の一つの手段となりうる。

これらが研究者社会にどのような影響をもたらすか、まだ考察しきれていませんが、先週の労働契約法改正案も含め考えていかないといけないと思います(実際上記報告書の中にも触れられています)。

E.E
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