文部科学省関連の資料は以下。
議事次第
成長戦略事務局チーム資料資料
文部科学省説明資料/参考資料
next49さんが、参考資料について感想を述べられている。
この資料のなかで、私が注目したのは、経済効果、雇用効果が試算されている点。8、9ページから。
ライフ・イノベーションのための研究開発
・再生医療等の先端医療技術の実現に向けた研究の抜本的強化
・官民の垣根を越えた創薬・医療技術支援拠点の整備とオールジャパンでの外部開放
・ライフ・イノベーションを担う人材養成と新たな市場創出に向けた制度改革等の実施
→再生医療:世界で10兆円以上の市場規模、約126万人の雇用に貢献
地域の研究開発力を活用した「地域成長プラットフォーム(仮称)」の構築
・地域成長戦略(仮称)に対し関係府省の施策を総動員できるシステムの構築
・地域の大学等が連携して地域活性化に取組む知的ネットワークの構築
→2020年時点で年間9,000億円程度の経済効果(売上げ)、2020年度までの累計5.6万人程度の雇用効果
トップレベル頭脳循環システム(仮称)の実現
・世界に誇る最先端研究施設、世界トップレベルの研究者を中心とした国際研究拠点・コミュニティの形成
・外国人研究者受入れのための周辺環境整備など国際的な人材流動の活性化
・高度専門人材が活躍する研究支援体制の構築・強化
・研究に専念するための基盤的・持続的な研究資金の確保
→HPCI(ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)導入による経済効果:3.05兆円
世界的なリーディング大学院の形成
・世界をリードする「リーディング大学院」における教育研究への重点的支援
・リーディング大学院の裾野を拡げる特定分野・学際分野の優れた教育研究拠点の形成、分野別評価の充実
・産学連携による博士課程教育の充実とマッチングの戦略的推進、新たな時代やニーズに対応できる高度人材養成のための優れた取組の支援
・優秀な大学院生に対する経済的支援の充実
優秀な大学院生輩出による新たなイノベーション創出→年間約3,300億円(10年後)+α(新規市場創出)
なんでもお金に換算するのか、金ではない部分も重要だ、というのはそのとおりだが、社会や財務省を説得するのには、こうした観点も重要なのかもしれない。ただ、next49さんがいうように、この数値の妥当性はどの程度かが気になる。
14、15ページのポンチ絵は以下。
対象のなかに社会起業のようなものが入っていないのがやや残念。成長戦略にはそぐわないかもしれないが。
あくまでイメージだが、重厚長大な産業で成長という感じがする。20世紀的というか。「飯を食わせる」にはそれが必要かもしれないが、社会と関わるのは産業だけではないので、そのあたりも含めて成長戦略を考えていただけると嬉しいかもしれない。
その他、科学技術関連の資料は以下。
内閣府(科技、経済財政)、IT戦略本部、知財戦略本部
・議事次第
・成長戦略事務局チーム資料資料
・内閣府(科技、経済財政)、IT戦略本部、知財戦略本部説明資料/参考資料