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中川文部科学副大臣、特別研究員支援制度を存続したいと述べる

中川副大臣記者会見録(平成21年12月16日)

会見の後半部、22分20秒付近から、特別研究員制度についてふれている。以下。文章の大部分を起こしてくださったHさんに感謝。

それから、この事業仕分けに関してちょっとみなさんにあえて説明をするというか、メッセージとしてを伝えておきたいことがあります。

若手研究者支援が縮減されたといいますか、事業仕分けでこの部分について不定されたということで、あちこちで波紋が起きているようでありまして、これについて説明しておかなければならない。

おそらく一番心配しているのは、あのときは(競争的資金(若手研究育成))色々とメニューがあって、全部ひっくるめて「いらないんじゃないか」というような指摘があり、誤解を生んでいる。

私たちの今の対応としては、やっぱり「若手は必要だ!」というふうに思っています。
ですから、方々から工面しまして、特に一番心配されているのは特別研究員事業だと思うんですが、これが波紋を起こしているのだろうとおもっているのですが、こういうものも含めしっかりこれからの予算の編成において安心できる領域にむけてがんばっていきたいと思っている。

文科省あるいは政務三役としては、若手は重視していくということについて意志を持っていることをぜひお伝え願いたい。
人によってはもう次の計画がはじまっている。人生のもっていきかたとして研究以外のところに向いて生活をしていこうという、そういう動きも始まっていると聞き、危機感をもっている。
これまでの土台はしっかり確保していこうと精一杯頑張ってこうとおもっている。

でも、がんばった結果を言えればいいんだけど、財務当局と精一杯戦っている最中ですから。
このさきの見通しまで言えないというのは残念ですけれど、そういうメッセージを伝えていただけたら。