科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

新たな夜明け

 行政刷新会議事業仕分け、11月13日分は以下のようになった。

http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/pdf/nov13kekka/3.pdf

当日配布資料
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/nov13.html

3−17
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov13-am-shiryo/07.pdf

3−18
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov13-am-shiryo/08.pdf

3−19
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov13-am-shiryo/09.pdf

3−20
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov13-pm-shiryo/09.pdf
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov13-pm-shiryo/10.pdf
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov13-pm-shiryo/11.pdf


3−21から3−22まで
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov13-pm-shiryo/12.pdf
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov13-pm-shiryo/13.pdf

3−23から3−24まで
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov13-pm-shiryo/14.pdf
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov13-pm-shiryo/15.pdf

行政刷新会議事業仕分け」第3ワーキンググループ 録音ファイル
http://d.hatena.ne.jp/riocampos/20091113/p1

報道
毛利さん「仕分け人」と激論、日本科学未来館巡り
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091113-OYT1T01071.htm

事業仕分け 科学予算バッサリ、毛利館長も防戦
http://www.asahi.com/politics/update/1113/TKY200911130413.html

Japan's freeze on supercomputers marks end of era
http://www.reuters.com/article/rbssTechMediaTelecomNews/idUSLD36753620091113

事業仕分け】最先端科学も“敗北” 「スパコン世界一」を否定 ノーベル賞受賞の野依氏憤慨
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091113/stt0911131914010-n1.htm

毛利さんの言葉
行政刷新会議ワーキンググループ「事業仕分け」の結果について
http://www.miraikan.jst.go.jp/info/091113213959.html

スーパーコンピュータの見送りも大きな衝撃を与えたが、若手研究費の縮減、理科支援員の廃止など、ウェブ上でも大きな話題となった。研究者の間から、大きな失望とため息の声が聞こえてくる。

twitterでの議論。
http://twitter.com/#search?q=%23shiwake3


ブログでの反応

科学技術立国と呼ばれた日本の行方
http://nosumi.exblog.jp/10452121/

事業仕分け」中間報告:若手支援は切り捨ての方向に向かい、最悪のシナリオが一歩現実味を帯びた
http://www.mumumu.org/~viking/blog-wp/?p=3462

#shiwake3 見てorzとなったみなさんへ
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51321745.html

スプリング8
http://flavin.exblog.jp/12310281/

など。


以下思ったことを短く。


確かに、研究者にとって厳しい結果に終わったと思う。こういう事態に慌てふためくのも分かる。


ただ、私たちも含め、繰り返し述べてきたように、研究者コミュニティ、研究者が、あまりに鈍感になってきたつけではないかとも思う。


政治から、社会から背を向けて、自分の世界に閉じこもっていたのではないか。

科学コミュニケーション、広報といったものを軽視し、論文だけ書いていればよいと思ったのではないだろうか。


すでに、科学は崇高だ、重要だ、というだけでは、社会は科学を支援してくれない。


今回のことで、それが甘い考えだったと思い至った研究者もいただろう。


厳しい結果だが、これは、新しい出発なのかもしれない。

当事者が動かなければ始まらない。そして、自分たちの利益(私益)ではなく、公益を訴えなければ支持されない。分かりやすく伝えなけえばならない。プレゼンテーション能力を高めなければならない。市民の声に耳を傾けなければならない。

sivadさんが看破していたように全米科学振興協会(AAAS)憂慮する科学者同盟のような団体などを作る必要がある。

政治に訴える手段は一つじゃない。以下のような本にあるように多彩な方法がある。

アメリカに学ぶ市民が政治を動かす方法

アメリカに学ぶ市民が政治を動かす方法


twitter上では、何人かの若手研究者が動き始めた。すでにまとめサイトが立ち上がった
http://mercury.dbcls.jp/w/


絶望から希望が見える。まだまだこれからだ。あきらめるのは早い。