衝撃的なニュースが駆け巡っています。
科学技術振興機構(通称JST)が廃止の方向で検討されているそうです。
一つの記事しか見つけられませんでしたが、産経新聞のニュースから。
「2独法廃止・民営化3・統合方針11 行革相「見直し全力で」」
記事によれば、『科学技術振興機構(所管・文部科学省)、労働政策研究・研修機構(厚生労働省)を廃止し、日本貿易保険(経済産業省)や造幣局(財務省)、国立印刷局(同)を民営化する検討に入った』とのことで、その理由としては、『国からの財政支援が予算全体の9割を超えているにもかかわらず、給与水準が国家公務員よりも高く「存続させる意味がない」(政府関係者)と指摘されていた』からだそうです。
JSTの運営方針に関しては、柳田充弘先生のブログなどで話題になっていましたが、運営の方針以前に組織そのものがなくなる方向というのですから、衝撃的です。
JSTは多岐にわたる事業を行っており、私たちにはおなじみです。
私たちサイエンス・コミュニケーションで関わりのある事業で言えば、サイエンスポータルやサイエンスアゴラがあります。科学技術政策のデイリーウォッチャーはメルマガの参考にさせていただいています。
研究者の職探しと言えばJREC-IN。研究費で言えば、CREST、ERATO、さきがけなんかがおなじみです。
その他いろいろな事業をやっています。
確かにJSTには疑問を感じる点も多いとは思います。事業の横の関係が乏しいとか、いろいろあります。
しかし、給料が高い、というだけで、なくしてしまっていいんでしょうか?
まだ情報が上記しかないので、なんともいえません。続報を待ちます。