突然ではありますが、急遽代役として、NPG ネイチャーアジア・パシフィックのキャリアセミナーにてお話をさせていただくことになりました。
9月3日まで募集中です。
内容は「研究者の多角的なキャリアパス提案」。
このブログも含めて、研究者の多彩なキャリアというとき、どうしても企業のことばかり目がいってしまうのですが、職業はほかにも多数あります。
右の図は、文部科学省がよく引用する図で、私は勝手に「博士の木」と読んでいます。
学部卒、修士卒、博士卒、ポスドク後、それぞれに応じて、多彩なキャリアがあるよ、それはアカデミックばかりじゃないよ、ということを図にしているわけです。非常にたくさんの職業が書かれています(見難かったら、文科省の報告書(PDFです)をご参照)。
これのもとは、2001年にストラスブールで開催された「自然科学における若手研究者の国際的訓練と支援に関する会議」で示されたそうです。
以下の本には、実に20以上の多彩なキャリアの例が出ています。

Alternative Careers in Science, Second Edition: Leaving the Ivory Tower (Scientific Survival Skills)
- 作者: Cynthia Robbins-Roth
- 出版社/メーカー: Academic Press
- 発売日: 2005/08/26
- メディア: ペーパーバック
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以下の本の中にもいろいろ出てます。

Jump Start Your Career in Bioscience
- 作者: Chandra B. Louise
- 出版社/メーカー: Peer Productions
- 発売日: 1998/03
- メディア: ペーパーバック
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また、私たちも、失敗しない大学院進学ガイドのなかで、医学部進学、サイエンスコミュニケーター、初等、中等教育etcといった職業に転進した方をご紹介しています。
というわけで、当日には、多彩なキャリアの例と、そして重要な「夢の諦め方」についてお話しようと思います。