科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

Natureのセミナー

 突然ではありますが、急遽代役として、NPG ネイチャーアジア・パシフィックのキャリアセミナーにてお話をさせていただくことになりました。

 9月3日まで募集中です。

 内容は「研究者の多角的なキャリアパス提案」。

 このブログも含めて、研究者の多彩なキャリアというとき、どうしても企業のことばかり目がいってしまうのですが、職業はほかにも多数あります。

 右の図は、文部科学省がよく引用する図で、私は勝手に「博士の木」と読んでいます。

 学部卒、修士卒、博士卒、ポスドク後、それぞれに応じて、多彩なキャリアがあるよ、それはアカデミックばかりじゃないよ、ということを図にしているわけです。非常にたくさんの職業が書かれています(見難かったら、文科省の報告書(PDFです)をご参照)。

 これのもとは、2001年にストラスブールで開催された「自然科学における若手研究者の国際的訓練と支援に関する会議」で示されたそうです。

 以下の本には、実に20以上の多彩なキャリアの例が出ています。

Alternative Careers in Science, Second Edition: Leaving the Ivory Tower (Scientific Survival Skills)

Alternative Careers in Science, Second Edition: Leaving the Ivory Tower (Scientific Survival Skills)

 以下の本の中にもいろいろ出てます。

Jump Start Your Career in Bioscience

Jump Start Your Career in Bioscience

 また、私たちも、失敗しない大学院進学ガイドのなかで、医学部進学、サイエンスコミュニケーター、初等、中等教育etcといった職業に転進した方をご紹介しています。

 というわけで、当日には、多彩なキャリアの例と、そして重要な「夢の諦め方」についてお話しようと思います。