科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

生化学若い研究者の会・生命科学夏の学校〜はやくも2週間

 生化学若い研究者の会・生命科学夏の学校でお話をさせていただいてから、はやくも2週間がたちました。

 私はワークショップ「研究下流社会をぶっとばせ!幸せをつかむためのサバイバル術」で、ちょっと過激なお話をさせていただきました。

 話の内容は、このブログでも書いてきたように、研究者になりたい、大学で研究したい、と思っても皆が可能なわけじゃないから、将来のことを考えるように、また、研究以外のほかの道に行っても、考え方次第で幸せになれるよ、ということでした。

 いろいろ反論などもあると思います。まだ将来を決めていない学部生の希望を奪ったとか(^_^;)。

 でも、サッカー選手だって野球選手だって、厳しい現実を知りつつ、その可能性にかけているわけです。研究が本当に魅力的なものだったとしたら、厳しい現実を語っても、やりたいという人が出てくるでしょう。

 実際、参加者のみなさんも、それでも研究者になる!と宣言してくださる方がいました。それはすばらしいことだと思います。

 このブログでは何度か取り上げましたが、Jリーグにキャリアサポートセンターがあるの、ご存知ですか?

 サッカー選手になるのなんて、自己責任の最たるものですよね。厳しいの分かって挑戦したのだから、駄目だったら自分でなんとかするのが筋だろ…そんなことを言う人もいるでしょう。

 けれど、Jリーグは、そんな批判を踏まえたうえで、選手の引退後のキャリアを斡旋したりしているのです。

 日本学術会議あたりは、是非こういうサポートセンターを作ってほしいなと思ったりします。

 ちょっと脱線しましたが、生化学若い研究者の会(生化若手の会)は、私の活動の原点でもある会なので、今回講師として参加できてうれしかったです。

 生化若手についてはこのブログでも何度か取り上げました→たとえばこちら

 皆さんにとって、生化若手が有用であったことを祈っています。


 夏の学校後ですが、失敗しない大学院進学ガイドSNSに何人かの皆さんがご加入くださいました。

 夏の学校に参加されたみなさんも、そうでない皆さんも、若手研究者の進路、キャリア問題に関心がございましたら、是非お声がけください。ご招待させていただきます。詳しくはこちら

 あと、キャリア問題にもっと取り組むべきだろうと思い、科学政策ニュースクリップに情報を集約させています。こちらもご覧ください。