最近メルマガやこのブログなどで、早稲田大学の不正問題について散々書きまくっているせいか、私が松本教授を徹底糾弾しようとしていると思われているみたいだ。
ちょっと誤解。
松本教授の責任は確かに重い。それを擁護するつもりはない。
私が言いたいことは、松本教授を徹底糾弾するのではなく、なぜこうした事件が起こったのかを考え、どうすればこうした事件が起こりにくいようにできるかを具体的に考えてみたいということだ。
松本教授は決して研究者コミュニティから浮いた存在ではない。あくまで地続きだ。誰もが松本教授になった可能性がある。
そのことを自覚せず、他人事のように教授を責めたててもなにもいいことはない。
自分が起こしたかも知れない事件として、自分のこととして考えてほしい。
最近聞いたところでは、某学会が、この問題を真剣に受け止め、声明などを出すことを検討しているという。
科学コミュニティもすてたものではないなと思う。
あと、私たちも共有ブログなどをつくって、事件を踏まえて研究費問題を議論していこうと考えている。
もし一緒に共有ブログに参加してくださる方がいらっしゃったら、こちらまでご連絡いただきたい。