科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

G20大阪サミット、無給医、研究時間低下

 交通渋滞や郵送の遅延など、市民の生活に影響を与えたG20大阪サミット。

G20大阪サミット公式ホームページ
https://www.g20.org/jp/

2019年G20大阪サミット関西推進協力協議会
https://www.2019-g20-osaka.jp/index.html

G20 大阪サミット
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page22_003217.html

 科学技術にからむ問題も多数話し合われました。
https://g20.org/jp/documents/

 G20大阪首脳宣言では、
イノベーション:デジタル化,データフリーフローウィズトラスト(信頼性のある自由なデータ流通)
女性のエンパワーメント
国際保健
地球環境問題と課題
気候変動
エネルギー
環境
について触れています。

 また、付属文書には

関係閣僚会合閣僚宣言・声明
G20 新潟農業大臣宣言(2019 年 5 月 11 日~12 日)
G20 貿易・デジタル経済大臣会合閣僚声明(2019 年 6 月 8 日~9 日)
G20 財務大臣中央銀行総裁会議声明(2019 年 6 月 8 日~9 日)
G20 持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚 会合閣僚声明(2019 年 6 月 15 日~16 日)

G20 ワーキンググループ等付属文書

1.質の高いインフラ投資に関する G20 原則
2.経済の電子化に伴う課税上の課題に対するコンセンサスに基づいた解決策 の策定に向けた作業計画
3.高齢化と金融包摂のための G20 福岡ポリシー・プライオリティ
4.金融包摂のためのグローバル・パートナーシップ(GPFI)作業計画提案
5.途上国におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ・ファイナンス強化の重 要性に関する G20 共通理解
6.G20 インフラ開発における清廉性と透明性に関するグッドプラクティス集
7.G20 効果的な公益通報者保護のためのハイレベル原則
8.G20 AI 原則
9.女性労働参画進捗報告書
10. G20 持続可能な開発のための人的資本投資イニシアティブ
11.持続可能な開発のための 2030 アジェンダに関する G20 行動計画に基づく大 阪アップデート
12.持続可能な開発目標達成のための科学技術イノベーション(STI for SDGs) ロードマップ策定の基本的考え方
13.G20 開発コミットメントに関する大阪包括的説明責任報告書
14.G20 海洋プラスチックごみ対策実施枠組
15.G20 適応と強靱なインフラに関するアクション・アジェンダ
16.持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する G20 軽井沢イノベーションアクションプラン

 があります。

 私自身これらの文章をすべて熟読したわけではありませんが、皆様も関心のある分野の文書を読んでみてください。

★「大学病院で診療に従事する教員等以外の医師・歯科医師に対する処遇に関する調査」の公表について
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1418468.htm

 給料が払われないまま働く無給医の存在が公になりました。

「無給医」全国で2191人 国が初めて認める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190628/k10011972751000.html

全国医師ユニオン「今の医療界、経営者の立場代表」-文科省調査「無給医2000人超」受け声明
https://www.cbnews.jp/news/entry/20190628215452

「無給医、少なくとも2191人」の衝撃~医師の視点~
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20190628-00132010/

会員大学病院での無給医問題、「極めて遺憾」 - 全国医学部長病院長会議
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190701-19400000-cbn-soci

 医師がアルバイトなどで比較的経済的に恵まれているということもありますが、法的に問題があるのは明らかです。

 医師の労働問題は、そうはいっても人を助けないといけない、ということを言われ、解決が先延ばしにされてきました。

 こうした「なあなあ」で済ませて先送りされた問題が顕在化しているのが今という時代です。

 もう先送りせず、今解決しなければなりません。

★医学部医学科における不適切な事案の改善状況等に関する調査結果(平成31年度入学者選抜について)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/06/25/1409128_014_1.pdf

 医学部入試の問題も同じです。「昔はこうだったんだから、何が悪いんだ」は通用しません。

不適切な医学部入試、9大学で「改善」 文科省が公表
https://www.asahi.com/articles/ASM6T56LSM6TUTIL01Y.html

医学部医学科の入試不適切事案、9大学が「改善」-文部科学省が調査結果を公表
https://www.cbnews.jp/news/entry/20190626154002

医学部入試、改善を確認 「不適切」事案の10校
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46530360V20C19A6CR0000/

★大学入学者選抜における不正行為に関する対応窓口について
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1418376.htm

★「大学等におけるフルタイム換算データに関する調査報告書」について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/06/1418365.htm

 大学教員が研究に時間を割けなくなってきたことが明らかになり、ネット上などでも大きな話題になりました。

大学教員 研究時間の減少続く「学内事務 減らすこと必要」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190626/k10011970021000.html

労働時間の3割だけで研究? 大学教員、他の仕事多く…
https://www.asahi.com/articles/ASM6V4V2JM6VULBJ00B.html

「研究自体の効率化」の実現可能性を論じる研究者さんたち
https://togetter.com/li/1370630

労働時間の3割だけで研究? 大学教員、他の仕事多く…
https://www.asahi.com/articles/ASM6V4V2JM6VULBJ00B.html

 必要なのは業務のアウトソーシングですが、今の状況ではなかなか難しいでしょう。

 医療も同じですが、研究も「早い安いうまい」の三拍子などありえないのです。では何を重視するか、考え決めるのが政治です。

 選挙の公約比較に関しては、また別の号でご紹介します。

法科大学院の教育と司法試験等との連携等に関する法律等の一部を改正する法律
http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/kakutei/detail/1415450.htm

★平成30年度「学術情報基盤実態調査」の結果報告について-大学における大学図書館及びコンピュータ・ネットワーク環境の現状について-
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/06/1418398.htm

★科学技術に関する国民意識調査 - Society5.0-[調査資料-282]の公表について
http://www.nistep.go.jp/archives/40989

★AI関連発明の特許出願状況を調査しました
https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190701005/20190701005.html

★保健医療分野AI開発加速コンソーシアム議論の整理と今後の方向性
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05537.html

労働政策審議会労働政策基本部会 報告書 ~働く人がAI等の新技術を主体的に活かし、豊かな将来を実現するために~
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05463.html

★令和の教育改革に向けた、「未来の教室ビジョン」をとりまとめました
https://www.meti.go.jp/press/2019/06/20190625002/20190625002.html

 文科省ではなく経産省です。

★「SDGs経営/ESG投資研究会報告書」を取りまとめました
https://www.meti.go.jp/press/2019/06/20190628007/20190628007.html

★熊本ハンセン病家族訴訟 熊本地裁判決について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05430.html

 過酷な差別をもたらしたハンセン病、家族への賠償が認められました。

ハンセン病隔離政策 国に家族への賠償命じる 差別助長を認定 熊本地裁
https://mainichi.jp/articles/20190628/k00/00m/040/324000c

クローズアップ:ハンセン病訴訟判決 家族差別放置を指弾 弁護団「画期的だ」
https://mainichi.jp/articles/20190629/ddm/003/040/033000c

ハンセン病:家族訴訟判決 骨子
https://mainichi.jp/articles/20190629/ddm/001/040/127000c

商業捕鯨の再開について
http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/190701.html

 国際捕鯨委員会を脱退し、商業捕鯨が再開されました。世界はこれをどう見るか…。

鯨の捕獲枠、昨年比4割減に 31年ぶり再開の商業捕鯨
https://www.asahi.com/articles/ASM6X6HD2M6XULFA02Z.html

商業捕鯨再開の日本、19年捕獲枠は220頭前後
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46782010Q9A630C1MM0000/

商業捕鯨、19年の捕獲枠上限227頭 1日出航
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46787390R00C19A7MM0000/

★「農林水産分野におけるゲノム編集技術の利用により得られた生物の情報提供等に関する具体的な手続について(骨子)(案)」についての意見・情報の募集(パブリックコメント)について
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/190628.html

★研究の魅力を社会に伝え、資金募る 研究費集めの新潮流
https://www.asahi.com/articles/ASM6V4WNDM6VPLBJ004.html

★ネイチャー誌が糾弾~日本発最悪の研究不正が暴く日本の大学の「不備」
https://news.yahoo.co.jp/byline/enokieisuke/20190626-00131623/

 先週のメルマガに加筆して記事にしました。大きな反響がありました。

★近大准教授が著作権法違反の疑い「教科書5冊で無断転載」
https://bunshun.jp/articles/-/12516

 上記記事で榎木がコメントしていますが、ミスで所属が近大となっており、ネット上で揶揄されました。近大の自浄作用と捉えていただけたら幸いですが…。

近畿大准教授が盗用疑い 教科書など5冊で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46629410X20C19A6AC1000/

近畿大准教授が盗用疑い 教科書など5冊で
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019062601002391.html

神戸学院大学元教員による研究活動上の不正行為の認定について
https://www.kobegakuin.ac.jp/files/source/chosagaiyou_1.pdf

神院大助教が論文不正 10本で実験データ改ざん
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190628-00000006-kobenext-soci

論文10本で実験データ改ざん 神戸学院大の元助教
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190628-00000064-kyodonews-soci

 実は榎木は公正研究推進協会の仕事で何度も神戸学院大学で研究倫理講習をしています。講習の限界を感じてしまいます。

★「文化財の科学調査に伴う手続きの重要性について」の声明文
http://www.jssscp.org/index.php/85-information/203-2019-06-24-10-08-47

「重大な不正」 学会が非難声明 文化財無断切り取り 「規範厳守を」
https://mainichi.jp/articles/20190625/k00/00m/040/202000c

★Journals’ Plagiarism Detectors May Flag Papers in Error
http://bit.ly/302Hb2q

 なかなか難しいですね。日本でも自動ソフトで判定しているところが多いと思いますが…。

★子宮頸がんワクチン、14カ国の調査で効果明らかに 撲滅の可能性も
https://www.bbc.com/japanese/48795883

Hopes raised of cervical cancer eradication
https://www.bbc.co.uk/news/health-48758730

 ワクチンに対する厳しい目があるなか、ワクチンの有用性が示されました。この件に関しては、製薬メーカーの陰謀ではないと考えているのですが…。

Population-level impact and herd effects following the introduction of human papillomavirus vaccination programmes: updated systematic review and meta-analysis
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(19)30298-3/fulltext

★Lessons learnt from doing research amid a humanitarian crisis
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01989-8

★米宇宙軍司令官を承認 上院、レイモンド氏
https://www.sankei.com/life/news/190630/lif1906300021-n1.html

 ついに宇宙戦争?!

★研究現場は今:第1部 博士/3 人材確保へ、各大学支援策 経済面以外にも、進学に不安要素 /京都
https://mainichi.jp/articles/20190625/ddl/k26/040/444000c

 榎木のコメントも出ています。

★なぜ、日本は<異端>の大学教授を数多く生み出したのか
https://www.newsweekjapan.jp/stories/carrier/2019/06/post-12412.php

 厳しい批判です…。

★子連れの妻が「Dr.」であることを空港で疑った日本の深い闇
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65490

 酷い話です。怒るべきです。

★How a Dutch university aims to boost gender parity
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01998-7

★It’s OK to quit your Ph.D.
https://www.sciencemag.org/careers/2019/06/it-s-ok-quit-your-phd

 自分を縛るのはやめたいところです。

ノーベル賞・野依博士「本気で怒っている」日本の教育に危機感
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190625-00010002-wordleaf-soci

 その怒りをどうやって政策に落とし込むべきでしょうか。

★James Lovelock at 100: the Gaia saga continues
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01969-y

 100歳!

日本発史上最悪の研究不正が示す体制の不備、統合イノベーション戦略2019、骨太方針

2019年6月18日~2019年6月25日

 昨年8月に特集記事を書いたのはサイエンスでしたが、今度はネイチャーがあの事件に関する記事を掲載しました。

★What universities can learn from one of science’s biggest frauds
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01884-2

 史上最悪の一つと言われるあの事件とは、STAP細胞事件ではありません。

 弘前大学の教授だったS氏(故人)の骨粗鬆症に関する研究です。診療ガイドラインに採用されるなど、その影響はSTAP細胞事件どころではありません。

 今回の記事では、弘前大学などの調査の不備を指摘しています。

「university investigations into research misconduct are often inadequate, opaque and poorly conducted.」

 問題を指摘されたのは日本の大学だけではないのですが、日本の大学の問題を厳しく指摘しています。

 この記事にはありませんが、東北大、岡山大など、研究不正の疑義を指摘した研究者が処分されたり、東京大のように、医学部の研究者の研究不正の指摘が不自然なシロ判定になるなど、日本の大学、研究機関の体制に問題があることはかねてから言われてきました。

 サイエンスにネイチャーと、世界からの厳しい指摘に、日本の科学コミュニティ、学術行政はどう向き合うのでしょうか。

 研究倫理教育の強化だけではとても対処できているとは言えません。

★統合イノベーション戦略2019(PDF:1275KB)
https://www8.cao.go.jp/cstp/togo2019_honbun.pdf

統合イノベーション戦略2019概要(PDF:499KB)
https://www8.cao.go.jp/cstp/togo2019gaiyo.pdf

 決定しました。すでに報道で出てきていましたが、若手研究者支援やAIなどについて触れています。

●AI技術
• すべての高校卒業生(約100万人/年)が基礎的なリテラシー習得等抜本的な教育改革
• AI研究開発ネットワーク創設
• AI社会原則の国際枠組み構築

●基礎研究を中心とする研究力強化・若手活躍支援
研究力強化・若手研究者支援総合パッケージの策定

★経済財政運営と改革の基本方針2019(令和元年6月21日閣議決定
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2019/decision0621.html

 科学技術関連ではSociety 5.0がキーワードになっています。そして、就職氷河期世代支援プログラムを行うとしています。

就職氷河期世代支援プログラム(令和元年6月21日)
https://www5.cao.go.jp/keizai1/hyogaki/hyogaki.html

 遅きに失したと言う声はありますが、やっていかなければなりません。

 裏側に見え隠れしている将来の社会保障費の増加を抑えると言う目的があったとしても、それをてこに政府や人々を動かすのは一つの戦略です。

★国立大学改革方針について
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1418126.htm

徹底的な教育改革

世界の「知」をリードするイノベーションハブ
イノベーション創出の基盤となる基礎研究の強化
女性研究者、若手研究者等の多様な人材の登用・活躍促進

世界・社会との高度で多様な頭脳循環
組織全体を貫徹した大学の国際化の加速
リカレント教育の充実

地域の中核として高度な知を提供
「地域連携プラットフォーム(仮称)」を通じた地域構想策定
地方創生の中心を担い、地域経済を活性化

強靱なガバナンス

多様で柔軟なネットワーク

国立大学の適正な規模

とのことです。

感染症研究の推進の在り方に関する検討会報告書
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shinkou/052/gaiyou/1418125.htm

東京港におけるヒアリの確認について
http://www.env.go.jp/press/106928.html

東京港ヒアリ20~30匹 今季初確認、健康被害なし
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46255860Y9A610C1CR8000/

 ヒアリが今年も出てきました。

★「放送大がなかったら心が折れていた」難関大中退の女子大生が抱く夢
https://dot.asahi.com/aera/2019061900028.html

「金髪はまずいですか」就活知識ゼロの放送大生が大手内定のワケ
https://dot.asahi.com/aera/2019062000084.html

経済的理由だけではない…若者たちが放送大学に進学するきっかけは?
https://dot.asahi.com/aera/2019061900076.html

 放送大学の特集。

★Government-funded research increasingly fuels innovation
By L. Fleming, H. Greene, G. Li, M. Marx, D. Yao
Science21 Jun 2019 : 1139-1141
Nearly a third of U.S. patents rely directly on federal research
https://science.sciencemag.org/content/364/6446/1139

 研究に対する政府投資が重要とのこと。

★「統計的に有意」誤解の温床で有害 ネイチャー論文波紋
https://www.asahi.com/articles/ASM6K7F3QM6KULBJ016.html

 ネイチャー論文が波紋を呼んでいるわけではなく、もうこの何年か話題になっている問題ですが、一般紙に記事が出るのは大きなことです。

★「プランS」の要点
https://www.editage.jp/insights/plan-s-the-nuts-and-bolts

 日本語で読めるまとまった記事。

★「名ばかり共同研究」で知財搾取726件、公取委 オープンイノベのわな
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00001/02397/

★過去の差別発言で合格取り消し=米ハーバード大の判断に賛否
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190621-00000027-jij-n_ame

★臨床研究中核病院に係る平成30年度業務報告書を公表しました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000165585.html

臨床研究不適正事案の概要、千葉大病院は黒塗り公開-2018年度業務報告書、第三者委員会調査対応で
https://www.cbnews.jp/news/entry/20190621200132

★Japan and Ukraine most likely to doubt safety of vaccines
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01937-6

 日本はワクチンの信頼性が低いとの指摘。

★France is wary of science and vaccines, global survey finds
https://science.sciencemag.org/content/364/6446/1122

安倍総理は第2回認知症施策推進関係閣僚会議に出席しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201906/18ninchisho_kaigi.html

認知症施策推進関係閣僚会議(第2回)
議事次第
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/ninchisho_kaigi/dai2/gijisidai.html

【資料一覧】

資料1 認知症施策推進大綱(案)(概要) (PDF/1,004KB)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/ninchisho_kaigi/dai2/siryou1.pdf

資料2 認知症施策推進大綱(案)(PDF/2,869KB)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/ninchisho_kaigi/dai2/siryou2.pdf

認知症「誰もがなりうる」 政府大綱が描く共生と予防
https://www.asahi.com/articles/ASM6K65C8M6KUTFK01H.html

エビデンス不十分」の認知症予防にどう関わる?-関係閣僚会議が大綱決定、データ蓄積へ
https://www.cbnews.jp/news/entry/20190619201015

★Nature Index 2019 Annual tables
https://www.nature.com/collections/fbfjafhcbb

 沖縄研究大学院大学が日本で一位になったことが話題のネイチャーの調査。

Top 10 academic institutions in 2018: normalized
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01924-x

The top 10 global institutions for 2018
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01922-z

Top 10 institutions for physics in 2018
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01927-8

Leaders in high-quality natural sciences research by subject
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01920-1

Top 10 institutions for chemistry in 2018
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01926-9

Top 10 institutions for life sciences in 2018
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01925-w

The top 10 academic institutions in 2018
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01923-y

Top 10 institutions for Earth and environmental sciences in 2018
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01928-7

The top 10 countries that dominate natural-sciences research
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01921-0

In rankings, size is not the whole story
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01919-8

★Trump Issues Executive Order that Could Reduce Scientific Advice
https://www.the-scientist.com/news-opinion/trump-issues-executive-order-that-could-reduce-scientific-advice-66015

Trump’s plan would make government stupid
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01961-6

 トランプ政権がまたまたやってくれています。もう日常です。トランプ氏は大統領選に再選を目指していますが、候補が乱立する民主党の候補は誰になるのか…。

★Academics join outcry sparked by Hong Kong’s contentious extradition bill
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01889-x

Hong Kong researchers forge ties with mainland China even as protesters fight for autonomy
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/hong-kong-researchers-forge-ties-mainland-china-even-protesters-fight-autonomy

Hong Kong scientists protest, but also forge mainland ties
https://science.sciencemag.org/content/364/6446/1118

 香港の問題は研究者にも影響を与えています。

★Africa’s science academy leads push for ethical data use
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01894-0

★女子の物理系学科進学をはばむ壁とは?
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/fsi007.html

★Unintended consequences of gender-equality plans
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01904-1

★It could take 118 years for female computer scientists to match publishing rates of male colleagues
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/it-could-take-118-years-female-computer-scientists-match-publishing-rates-male

★Men need not apply: university set to open jobs just to women
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/men-need-not-apply-university-set-open-jobs-just-women

★ダイソンの「給料の出る」大学に通う学生たちの華麗なるキャンパスライフ
https://www.businessinsider.jp/post-191457

大学院は出たけれど ロスジェネ

2019年6月11日~2019年6月18日

 選挙が一ヶ月後に迫ってきています。カセイケンでも質問状など準備中です。

 前身のサイコム時代から、選挙の公約比較や質問状などを出しはじめてはや16年。しつこく諦めず聞いていきます。

自死した2人のオーバードクターと私の分かれ道
大学院は出たけれど——博士の就職難は「自己責任」か?
粥川準二 県立広島大学准教授(社会学
https://webronza.asahi.com/science/articles/2019061200002.html

 旧知の粥川さんの論考。

 お二方の自死のニュースは、本当の動機は分かりませんが、私を含め多くの人の心に突き刺さっています。

研究現場は今
第1部 博士/1 人材減少、揺らぐ基盤 高学歴ワーキングプアなど問題 /京都
https://mainichi.jp/articles/20190611/ddl/k26/040/390000c

 毎日新聞の京都版で始まった連載。大学が多い京都という地域の問題でもあります。

 この問題は研究者だけの問題ではないでしょう。ロスジェネ、就職氷河期世代という、時代の波に翻弄された世代の問題でもあります。

年収200万円未満が75% 非正規のリアルに政治は
https://www.asahi.com/articles/ASM6F73F1M6FULFA04B.html

(記者解説)ロスジェネ、凍る世代 「昭和型」脱し、社会のあり方再考を 編集委員・真鍋弘樹
https://www.asahi.com/articles/DA3S14058764.html

 いちどメンバーになれなければずっとメンバーに入れてもらえない日本の雇用では、非正規雇用を続けざるをえない人が多数出ました。それは研究者も同じです。

頭が良い東京大学が出す、頭のおかしい求人を見て思う
https://lite.blogos.com/article/384112/

 この記事で指摘されているように、専門性を安く買い叩かれ…

厚労省「無期雇用ルール」で対策へ 通知義務化など
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46163820V10C19A6MM8000/

 雇い止めされます。

 正規雇用への道は狭き門。

★大学教員採用における「公募制度の問題」と「採用問題の団体交渉拒否」を問う
前例のない提訴です
http://university.main.jp/blog8/archives/2019/06/post_1415.html

 公正ではない公募も多々あります。

 メンバー優遇の雇用制度はもう持たないとの声も多くなってきましたが…

支え手拡大へ雇用改革 年功・終身の「日本型」に限界
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45961540R10C19A6EE8000/

 ロスジェネ、氷河期世代のメンバーになった側も急にハシゴを外されそうです。

 流石にこれではまずいと政府も対策を立てていますが…

安倍総理は令和元年第3回経済財政諮問会議を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201906/11keizaishimon.html

令和元年第3回経済財政諮問会議
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2019r/0611/agenda.html

議事

(1) 就職氷河期世代支援プログラム
(2) 骨太方針の原案

 遅きに失したという声も多く、氷河期世代の心にダメージを与えています。

月収2万円低い氷河期世代 政府の就職支援策は有効か
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO45995580S9A610C1EAC000/

ロスジェネは「人手不足の穴埋め」 救済策に透ける打算
https://www.asahi.com/articles/ASM6D5WMZM6DULZU00F.html

 とはいえやっていくしかないわけです。

 ロスジェネと一括りにしてはいけません。

 さまざまなスキルを身につけている博士号取得者は、活躍の場が多いはずで、年功序列の賃金制度など、移動を阻むものを取り除けば、需要はあるはずです。

★大学院生への経済支援拡充を政党に訴えた結果
https://nipo.hateblo.jp/entry/20190609/1560082264

 当事者が問題を訴えるのはとても重要です。もちろん今までも大学院生協議会
http://zeninkyo.blog.shinobi.jp/

 などが地道に訴えているわけですが、多様な人が行動していくことが重要だと思っています。

男女共同参画白書 令和元年版
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r01/zentai/index.html

第2節 進路選択に至る女子の状況と多様な進路選択を可能とするための取組
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r01/zentai/html/honpen/b1_s00_02.html

 今年版の白書。理系の進路選択について触れています。

★医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査について
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1409128.htm

大学入学者選抜の公正確保等について
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1417494.htm

 昨年明らかになった医学部での女性差別など、まだまだ不平等は続いており、残念ながら男性には意識改革が十分でない人が多くいる印象です。

 これも行動を通じて変えていきましょう。

安倍総理は第19回まち・ひと・しごと創生会議を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201906/11mhs_sousei.html

まち・ひと・しごと創生会議(第19回)議事次第
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/meeting/souseikaigi/r01-06-11.html

まち・ひと・しごと創生基本方針2019について

★「大学と経済界の対話を」 柴山昌彦文部科学相に聞く
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46096050U9A610C1CK8000/

高等教育の改革 大学と経済界の対話を
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO46106230U9A610C1CK8000/

司令塔の役割、問われる真価
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO46106280U9A610C1CK8000/

 どうしても大学の努力不足という方向に行ってしまいがちです。大学に問題が多々あるのはその通りですが、大学と文科省、そして産業界の交わらない議論の先がみたいものです。

★外国人留学生の在籍管理の徹底に関する新たな対応方針等について
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1417927.htm

京福祉大系列の専門学校、定員4倍の留学生受け入れか
https://www.asahi.com/articles/ASM6D53LKM6DOIPE015.html

京福祉大、不明留学生1600人に 文科省が指導
https://www.asahi.com/articles/ASM6B6QK7M6BUTIL04H.html

京福祉大系の専門学校、定員4倍超 名古屋、大半が留学生
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019061202000060.html

文科省、東京福祉大を指導 留学生多数不明「責任重大」
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019061101001540.html

京福祉大、ずさん運営
雑居ビルに教室/机の横にトイレ 留学生、入学直後から不明も
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO45982180S9A610C1CC1000/

検証:留学生、所在不明1600人 東京福祉大の募集一部認めず 文科省、管理強化
https://mainichi.jp/articles/20190612/ddm/012/100/089000c

脱法留学生ビジネスを断て
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO46005630S9A610C1EA1000/

留学生増 他大学も調査
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO45982210S9A610C1CC1000/

 次々と明らかになる杜撰さ。大学にもピンからキリまであるといえばそれまでですが、世間の大学を見る目が厳しくなるでしょう。

★大臣官房審議官(科学技術・学術政策局担当)募集のお知らせ【科学技術・学術の振興に関する基本的な政策の企画及び立案並びに推進を行う業務】
http://www.mext.go.jp/b_menu/saiyou/sonota/1416807.htm

 公募期間が延びたようです。サイエンスがわかる審議官を是非!

★平成30年度ものづくり基盤技術の振興施策(ものづくり白書)について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/06/1417842.htm

「平成30年度ものづくり基盤技術の振興施策」(ものづくり白書)をとりまとめました
https://www.meti.go.jp/press/2019/06/20190611002/20190611002.html

★総合政策特別委員会(第26回) 配付資料
http://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2019/05/1416553.htm

科学技術・学術審議会 総合政策特別委員会への提言
白石 隆
http://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2019/05/__icsFiles/afieldfile/2019/06/11/1416553_07.pdf

 白石氏が、流動化についてアイディアを出されています。

2.「若手研究者の自立促進・キャリアパスの安定」のところ、日本の大学の多様性を促進す ることを条件として、これを推進すべきである。そのために、(1)学部学生として学んだ 大学とは違う大学の博士課程に進んだ学生、博士号を取得した大学とは違う大学でポスト・ ドクとして研究活動を行う研究者を優先的に支援する、(2)「研究大学」を選択する大学 (あるいは研究大学の学部・学科)は、中長期的に大学院大学への移行を準備する。 理由:日本の研究者コミュニティにおける流動性をいかに高め、日本の大学の多様性をいか に促すかは、現在、大きな課題となっている。この課題を忘れ、「若手研究者の自立促進・ キャリアパスの安定」のためにフェローシップ、研究費補助等を行うと、日本の研究者コミ ュニティにおける流動性はますます低下し、日本の大学の多様性もいつまでたっても促進 されないということなりかねない。

★当研究所の調査研究成果の活用例(令和元年版科学技術白書)
http://www.nistep.go.jp/archives/40950

★日米欧で水素・燃料電池に関する共同宣言を発表しました
https://www.meti.go.jp/press/2019/06/20190615001/20190615001.html

行政事業レビュー「公開プロセス」を実施します
https://www.meti.go.jp/press/2019/06/20190612001/20190612001.html

安倍総理は第40回地球温暖化対策推進本部を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201906/11ondanka.html

★「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」の閣議決定について
https://www.env.go.jp/press/106869.html

関連閣議決定
令和元年 6月11日パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略[PDF]
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/ondanka/kaisai/dai40/pdf/senryaku.pdf

同戦略の概要[PDF]
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/ondanka/kaisai/dai40/pdf/gaiyou.pdf

同戦略に対するパブリックコメントの結果
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/ondanka/kaisai/dai40/pdf/pubcome.pdf

★G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合の結果について
https://www.env.go.jp/press/106891.html

知財創造教育推進コンソーシアム
検討委員会(第6回)
議 事 次 第
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tizaikyouiku/consortium_kentou/dai6/gijisidai.html

枠に収まらない「尖った人材」に関する取組について

SDGsプラットフォーム:G20でコンセプトや事例を発信
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/chitekizaisan2018/pdf/sdgs_gaiyo.pdf

英語版
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/chitekizaisan2018/pdf/sdgs_gaiyo_e.pdf

パネル画像
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/chitekizaisan2018/pdf/sdgs_panel.pdf

★Challenges and opportunities for Japanese researchers
https://www.springernature.com/in/open-research/open-data/japan-survey

★島根大 裁量労働制で是正勧告受け 未払いの9000万円支払う
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190611/k10011948571000.html

 これ、パンドラの箱かもしれませんね…。

★研究公正を守るための、政府説明責任局(GAO)による政府科学機関に対する勧告
https://crds.jst.go.jp/dw/20190611/2019061119922/

★Harassment Common for National Institutes of Health Employees
https://www.the-scientist.com/news-opinion/harassment-common-for-national-institutes-of-health-employees-66008

Big changes needed to fight harassment, group tells US biomedical agency
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01886-0

NIH should ask both institutions and investigators to report sexual harassment findings, advisory group says
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/nih-should-ask-both-institutions-and-investigators-report-sexual-harassment-findings

Nearly one in five NIH employees say they experienced gender harassment in the past year
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/nearly-one-five-nih-employees-say-they-experienced-gender-harassment-past-year

US science agencies report ‘shockingly low’ rates of harassment complaints
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01873-5

 ハラスメントに揺れるNIH。

N.I.H. Head Calls for End to All-Male Panels of Scientists
https://www.nytimes.com/2019/06/12/health/collins-male-science-panels.html

★Research Institute Investigates Possible Image Manipulation in Papers
https://www.the-scientist.com/news-opinion/research-institute-investigates-possible-image-manipulation-in-papers-65998

ウガンダエボラ出血熱感染確認 流行の隣国コンゴから拡大
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019061201001060.html

WHO、緊急委開催へ エボラ熱ウガンダ拡大で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46054780T10C19A6000000/

Ebola makes much-feared jump into Uganda
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/ebola-makes-much-feared-jump-uganda

Ebola outbreak crosses border into Uganda
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01864-6

エボラ流行、医師襲撃で封じ込め難航 死者1400人超
https://www.asahi.com/articles/ASM6H135XM6GUHBI05D.html

WHO under pressure over Ebola response
https://www.scidev.net/global/ebola/news/who-under-pressure-over-ebola-response.html

World Health Organization resists declaring Ebola emergency - for third time
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01893-1

WHO unexpectedly declines, again, to call Ebola outbreak a global emergency
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/who-unexpectedly-declines-again-call-ebola-outbreak-global-emergency

 止まる気配がありませんが、緊急事態宣言を出さないWHO…。

★ロシア研究者のヒト受精卵を使ったゲノム編集の臨床応用の計画に関する国際共同声明
http://bit.ly/2N3XURk

Russian biologist plans more CRISPR-edited babies
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01770-x

ゲノム編集の赤ちゃん、ロシア研究者も計画 中国に続き
https://www.asahi.com/articles/ASM6D6F98M6DULBJ00V.html

Russian geneticist answers challenges to his plan to make gene-edited babies
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/russian-geneticist-answers-challenges-his-plan-make-gene-edited-babies

Act now on CRISPR babies
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01786-3

 またゲノム編集ベビー計画が…。

★Keep Landsat data free, panel urges Department of the Interior
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/keep-landsat-data-free-panel-urges-interior-department

★US House Moves to Block New Reviews of Fetal Tissue Research
https://www.the-scientist.com/news-opinion/us-house-moves-to-block-new-reviews-of-fetal-tissue-research-66007

House Democrats move to block part of Trump’s fetal tissue policy
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/house-democrats-move-block-part-trump-s-fetal-tissue-policy

Trump clamps down on fetal tissue research
https://science.sciencemag.org/content/364/6445/1016

In wake of Trump’s fetal tissue clampdown, scientists strain to adjust
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/wake-trumps-fetal-tissue-clampdown-scientists-strain-adjust

★Emory scientist was told to vacate his office. He says move is reprisal for activism on Asian ties
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/emory-scientist-was-told-vacate-his-office-he-says-move-reprisal-activism-asian-ties

★Wellcome Sanger Institute to Close Animal Facility
https://www.the-scientist.com/news-opinion/wellcome-sanger-institute-to-close-animal-facility-65990

★Research EnglandがRED基金を通じてポスドク研究者のキャリア開発を支援
https://crds.jst.go.jp/dw/20190613/2019061319956/

★When English is not your mother tongue
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01797-0

★日本を危険にさらす財務省「ヤバい本音」~教育に金は出せないって…
そもそも「税でまかなう」は間違いです
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65087

 建設国債でまかなうべきという意見。

★役に立つ学問?が事前にはわからない根本理由
モンゴル×超ひも理論×シロアリ?で考える
https://toyokeizai.net/articles/-/286170

分断を乗り越えるには

大学の危機をのりこえ,明日を拓くフォーラム(第2回)

高等教育の機会均等 -権利としての無償化

日時:2019年6月16日(日)13:30〜17:00(開場 12:30)
会場:明治大学 駿河台キャンパス リバティータワー 1012教室
(JR 「御茶ノ水駅」徒歩3分;東京メトロ新御茶ノ水駅」徒歩5分;地下鉄「神保町駅」徒歩5分)

参加費・申し込み不要

パネリスト(予定)

岩重 佳治 氏(弁護士・奨学金問題対策全国会議事務局長)「奨学金被害の救済の現場から」
岩崎 詩都香 氏(高等教育無償化プロジェクト(FREE)・代表)「高学費に苦しむ学生とFreeがめざすもの」
中嶋 哲彦 氏(名古屋大学大学院教育発達科学研究科・教授)「修学支援法と教育の機会均等」
渡部 昭男 氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科・教授)「権利としての教育無償化」

詳細は
http://univforum.sakura.ne.jp/wordpress/event/

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 国立研究開発法人科学技術振興機構(略称:JST)主催
 サイエンスアゴラ出展企画募集中
 https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/

国立研究開発法人 科学技術振興機構(略称:JST)は、「科学」と「社会」の
関係をより深めていくことを目的として、あらゆる立場の人たち(市民、研究
者・専門家、メディア、産業界、行政関係者など)が参加し対話するオープン
フォーラム「サイエンスアゴラ」を今年度も開催します。
今年のテーマは、「Human in the New Age -どんな未来を生きていく?-」
と設定し、そもそも人間とは何なのか、自分は何を選びたいのか、目の前の
ものをどう使いたいのかを、さまざまな視点から考える機会を提供します。
出展企画の応募方法等についてはサイエンスアゴラHPをご確認ください。

●開催日時:2019年11月15日(金)~17日(日)
●会場:東京・お台場地域 日本科学未来館テレコムセンタービル、
    シンボルプロムナード公園
●募集期限:2019年6月30日(日)23:59まで
●詳細URL:https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/
●問合せ先:国立研究開発法人科学技術振興機構JST
      「科学と社会」推進部 サイエンスアゴラ事務局
      TEL:03-5214-7493 E-mail:agora@jst.go.jp

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★「分断」を乗り越えるには?参院選公約
2019年6月4日~2019年6月11日

 参院選を来月に控え、そろそろ公約が出てきました。

自民党
参院選公約を発表
岸田文雄政調会長が記者会見
https://www.jimin.jp/news/policy/139734.html

公明党
参院選2019「重点政策」
https://www.komei.or.jp/campaign/sanin2019/images/top/policy2019.pdf

公明党成長戦略2019
https://www.komei.or.jp/campaign/sanin2019/images/top/stra2019.pdf

 各党の公約が出揃ったら比較などしたいと思います。しかしマニフェストはもう流行らなくなって久しいですが、公約の達成の目処や達成率で評価しないと、言いっぱなしになってしまいます。

★規制改革推進に関する第5次答申~平成から令和へ~多様化が切り拓く未来~(令和元年6月6日)(PDF形式:728KB)
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/publication/toshin/190606/toshin.pdf

※参考資料:規制改革推進に関する第5次答申 主な実施事項(内閣府規制改革推進室作成)(PDF形式:25KB)
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/publication/toshin/190606/point.pdf

※関連資料集:規制改革推進に関する第5次答申 関連資料集(内閣府規制改革推進室作成)(PDF形式:1773KB)
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/publication/toshin/190606/point2.pdf

安倍総理は第46回規制改革推進会議に出席しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201906/06kiseikaikaku.html

第46回規制改革推進会議
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/committee/20190606/agenda.html

規制改革推進に関する第5次答申(PDF形式:732KB)
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/committee/20190606/190606honkaigi01.pdf

 科学技術関連では、ドローンや医療などについて言及されています。

 医療では「健康・医療・介護に係るビッグデータの民間開放」「日本医療研究開発機構の研究開発に係る各種手続の簡素化」などです。

 そして重要なのが「ジョブ型正社員(勤務地限定正社員、職務限定正社員等)の雇用ルールの明確化」です。

「また、有期労働契約が更新されて通算5年を超えた労働者に対する無期転換ル ールによって、安定した雇用へのルートが制度化されたにも関わらず、その周知が必ずしも十分でなく、制度を認知し正社員化を希望しながらも、転勤や残業を強制されるような無限定な働き方を憂慮するあまり、その活用が進んでいないとの指摘がある。」

 労働契約法の無期転換に関しては、こんなニュースも。

★東大で非正規の無期転換開始――「既得権正社員クラブ」を拒否した労組が非正規と共闘、非常勤講師2800人 と有期職員8000人を救った
http://www.mynewsjapan.com/reports/2471

 記事中でも同じ指摘がされています。

「大学においても、制度の詳細を知る人は多数とは言えず、まして有期雇用職員や非常勤講師の組合加入率は低い。そのせいもあり、東大教職員組合も、共闘した首都圏大学非常勤講師も、実績人数を把握できていない。」

 研究の分野でも、非正規雇用労働者と正規雇用の労働者の分断は至る所で起きています。

 医療における「無給医」の存在も、分断の一つかもしれません。

無給医 少なくとも2000人 国が初めて存在認める 公表へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190607/k10011945161000.html

ある無給医の死
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190604/k10011940271000.html

 貧困ポスドク、無給医が存在するのは、分断のために正規雇用を得た人たちがあまり関心を払って来なかったからでもあります。関心を持つ動機がないのかもしれません。

「私たちだって昔そういう状況だった。頑張って勝ち上がったんだ。文句を言うなんて努力が足りない。」

 しかし、それが言えるのは、右肩上がりの成長時代だけであり、現在の低成長時代を昔と同じと考えることはできません。

 「正社員クラブ」に永遠に入れない人たちがいる現状を直視し、分断の垣根を超えていかなければなりません。

★私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々
ある大学教授の告白
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65088

 話題の記事。「立ち去り型サボタージュ」というのも、「正社員」の問題の解決のための一つの手段なのかもしれません。ただ、この手は立場の弱い人は使えない現実があります。

 「正社員」というのも一つのレッテル貼りであり、分断の垣根を超える言葉が必要とされているように思います。

★受験に格差、授業動画アプリが手助け「裕福でなくても」
https://www.asahi.com/articles/ASM4T4G45M4TUTFL00F.html

 分断といえば、大卒者と高卒者の間に大きな分断があることが指摘されています。

「学歴」という最大の分断 大卒と高卒で違う日本が見えている
https://www.buzzfeed.com/jp/satoruishido/gakureki-bundan

 研究者を含めた大卒者はそのあたりにかなり無関心な印象です。人は常に自分の立場を当たり前と考えてしまうようです。そういう意味では、「正社員クラブ」の関心のなさを一概に批判できません。

 「当たり前」を疑うにはどうすればよいか、そして行動に出るにはどうすればよいか…。課題は多いですが、やっていかなければ、分断は壊せません。

★医師個人にも製薬マネー 新薬講師料など272億円
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019060502000078.html

<税を追う>医師に製薬マネー 年1000万円超 111人
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201906/CK2019060602000135.html

不正発覚でも懲りずに癒着する医師と製薬企業
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56643

知ってほしい「医者と製薬マネー」の底深い闇
https://www.fsight.jp/articles/-/45428

 この問題、私も関心を持っており、記事を書いたりしています。

 ただ、上昌広氏のグループがやっていること、みたいなレッテル貼りがあって、個々の医師たちが自分ごととして考えるに至っていないようにも思います。ここにも分断が…。

 どうすれば医師たちが自分ごととしてこの問題を考えるのか…科学コミュニケーションの問題でもあります。

★研究者がブラタモリから学んだこと
https://togetter.com/li/1362444

 私も好きな番組。この番組も科学コミュニケーションと言えるでしょう。

 分断を乗り越えるかぎがあるかも?!

ムーンショット、1千億円の賭け 壮大な研究に国投資
http://www.asahi.com/articles/ASM5Z6J9CM5ZULBJ019.html

 いろいろ批判の多いムーンショット。制度設計をしっかりしないとDARPAにはなりませんが、果たして…。

★第76回高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)及び第7回官民データ活用推進戦略会議を合同で開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201906/07it_kanmin.html

第76回高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部
第7回官民データ活用推進戦略会議 合同会議
議事次第
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dai76/gijisidai.html

大容量映像データ低遅延の無線伝送で遠隔手術も-総務省がICT戦略懇談会報告書を公表
https://www.cbnews.jp/news/entry/20190603200227

政府、IT大綱決定 デジタル政策で米と足並み
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45832170X00C19A6EA3000/

「デジタル時代の新たなIT政策大綱」等について

安倍総理は第28回未来投資会議を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201906/5miraitoushi.html

未来投資会議(第28回) 配布資料
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai28/index.html

パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略案
成長戦略実行計画案

成長戦略実行計画案
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai28/siryou1.pdf

 Society5.0について大きく触れられています。

「また、第4次産業革命の結果、大学院卒の賃金にプレミアムが発生するようにな っている。
賃金プレミアムが発生している分野は、学部卒を0%として、修士卒・ 博士卒のプレミアムを
みると、心理学、芸術、コミュニケーション、文学、理科系 では物理学といった基礎的、本
質的な分野に発生している(図10)。AIと組み合わ せたとき、基礎的な部分が問題になることを
示している。大学院卒を含め、日本に おいても、文理を問わず、大学院教育を含めリベラルアー
ツ教育の強化を進める必 要がある。同時に、企業による大学院卒業生の活用を促進する必要が
ある。また、 基礎的なデータ・AIのリテラシーの強化を推進する。」

★「余剰プルトニウム」をIAEA管理下に
在庫量の削減目指し再処理抑制を
日本政府に5つの提言
https://www.spf.org/security/news/20190604.html

プルトニウム管理の国際規範づくり、日本が主導を
「新たな原子力・核不拡散に関する政策提言」を発表
https://webronza.asahi.com/science/articles/2019060400001.html

★入学者選抜実施要項
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1346785.htm

 文科省。2021年の入試の輪郭が見えてきました。

★令和元年度公開プロセス配布資料
http://www.mext.go.jp/a_menu/kouritsu/detail/1417520.htm

令和元年度行政事業レビュー(公開プロセスの実施)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kouritsu/detail/1417517.htm

行政事業レビュー(公開プロセス)の実施について(ペーパーレス開催)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/04872.html

行政事業レビュー(公開プロセス)の実施について(ペーパーレス開催)
https://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/04872.html

 恒例の行政事業レビュー。

★「平成30年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書)」が閣議決定されました
https://www.meti.go.jp/press/2019/06/20190607001/20190607001.html

「平成30年度 森林・林業白書」の公表について
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kikaku/190607.html

「平成30年度食育白書」の公表について
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/190604.html

★令和元年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の閣議決定について
http://www.env.go.jp/press/106862.html

政府、プラごみ問題重視した環境白書を決定
https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2019/06/20190610_01.html

海洋プラ対策、環境白書で訴え 政府が決定
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45809270X00C19A6EAF000/

海洋プラごみ削減強調 環境白書
https://mainichi.jp/articles/20190607/k00/00m/040/150000c

 白書公表のシーズンです。環境白書では海洋プラごみがテーマに。

★妊産婦に対する保健・医療体制の在り方に関する検討会とりまとめ
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05127.html

安倍総理は第19回宇宙開発戦略本部を開催しました
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201906/04space.html

宇宙開発戦略本部 第19回会合 議事次第
https://www8.cao.go.jp/space/hq/dai19/gijisidai.html

宇宙基本計画の工程表改訂に向けた重点事項
スペースデブリに関する今後の取組について

 宇宙基本計画とスペースデブリがテーマに。

宇宙基本計画:今年度中に改定へ
https://mainichi.jp/articles/20190605/ddm/012/040/133000c

スペースデブリ、除去や監視の技術開発推進へ
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190604-OYT1T50166/

安倍首相、米ゲートウェイ構想参画への年内方針策定を指示
https://www.sankei.com/life/news/190604/lif1906040032-n1.html

★Reproducibility trial publishes two conclusions for one paper
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01751-0

★Opinion: Stop Gaming Peer Review
https://www.the-scientist.com/news-opinion/opinion-stop-gaming-peer-review-65975

★ヘリウムが入手できない!JAXAなど研究機関が“悲鳴”
https://newswitch.jp/p/17928

★研究者の誠実さを問う 深井智朗氏への「公開質問状」書いた小柳敦史氏インタビュー〝学会・出版社の責任は重大〟 2019年6月11日
http://www.kirishin.com/2019/06/07/25629/

【「キリスト新聞」との共同インタビュー】最初の告発をした小柳敦史氏 深井智朗氏の研究不正について語る(1)
https://www.christianpress.jp/koyanagi-atsushi/

【「キリスト新聞」との共同インタビュー】最初の告発をした小柳敦史氏 深井智朗氏の研究不正について語る(2)
https://www.christianpress.jp/koyanagi-atsushi-2/

【「キリスト新聞」との共同インタビュー】最初の告発をした小柳敦史氏 深井智朗氏の研究不正について語る(3)
https://www.christianpress.jp/koyanagi-atsushi-3/

 驚愕の事件の裏がみえてきました。告発しても不利益を被らないアカデミアであるべきと強く願います。

★Japanese hospital uncovers flood of research ethics violations
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01747-w

 国立循環器病センターの件が記事に。

観察研究に係る研究倫理指針不適合事案について(資料掲載)
http://www.ncvc.go.jp/topics/190531_press.html

★犯罪死見逃さない! 死因究明基本法成立
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO45776450W9A600C1CR8000/

死因究明等推進基本法が成立、20年4月施行へ
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=12482

死因究明等推進基本法
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g18605042.htm

 私の本業に関わる法律です。病理解剖の場合、第三条の2に関わります。

第三条 死因究明等の推進は、次に掲げる死因究明等に関する基本的認識の下に、死因究明等が地域にかかわらず等しく適切に行われるよう、死因究明等の到達すべき水準を目指し、死因究明等に関する施策について達成すべき目標を定めて、行われるものとする。
 一 死因究明が死者の生存していた最後の時点における状況を明らかにするものであることに鑑み、死者及びその遺族等の権利利益を踏まえてこれを適切に行うことが、生命の尊重と個人の尊厳の保持につながるものであること。
 二 死因究明の適切な実施が、遺族等の理解を得ること等を通じて人の死亡に起因する紛争を未然に防止し得るものであること。
 三 身元確認の適切な実施が、遺族等に死亡の事実を知らせること等を通じて生命の尊重と個人の尊厳の保持につながるものであるとともに、国民生活の安定及び公共の秩序の維持に資するものであること。
2 死因究明の推進は、高齢化の進展等の社会情勢の変化を踏まえつつ、死因究明により得られた知見が疾病の予防及び治療をはじめとする公衆衛生の向上及び増進に資する情報として広く活用されることとなるよう、行われるものとする。
3 死因究明の推進は、災害、事故、犯罪その他の市民生活に危害を及ぼす事象が発生した場合における死因究明がその被害の拡大及び再発の防止その他適切な措置の実施に寄与することとなるよう、行われるものとする。

 法律に書かれているように、死因究明は解剖だけが手段ではなく、画像などによる検査も重要です。

 日本ではとくに、医学は生きた患者さんを救うことを目的にしていることが多く、死因究明が疎かになってきたように思います。

 死因究明等担当大臣も任命されるようです。死因究明科学が進展することを願います。

★Trump administration halts fetal-tissue research by government scientists
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01783-6

Trump administration restricts fetal tissue research
https://www.sciencemag.org/news/2019/06/trump-administration-restricts-fetal-tissue-research

 かつてブッシュジュニア政権においても、ヒト胚を用いた研究が行いにくい状況でしたが、予想されたことではありますが、トランプ政権でも胚を用いた研究に制限がかかりました。

★US-China Tensions Leave Some Researchers on Edge
http://bit.ly/2K7OfqP

 いったい何が問題にあたる行為なのかなかど曖昧なことが多く、研究者たちが疑心暗鬼になっているようです。

★Hungarians protest against proposed government takeover of science
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01756-9

 ハンガリーで研究者がデモを。

★若手研究者に体系的トレーニングが必要な理由
https://www.editage.jp/insights/why-early-career-researchers-need-structured-and-systematic-training

★A warning from the academic underground of adjuncts and contingent faculty
https://www.sciencemag.org/careers/2019/06/warning-academic-underground-adjuncts-and-contingent-faculty

イノベーションの果実、得るための課題は? 識者に聞く
https://www.asahi.com/articles/ASM3P0H0WM3NPLBJ00V.html

★ばらばらにならないために 性差別、変わる意識・滞る法整備 隠岐さや香・名古屋大教授が寄稿
https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S14044708.html

 隠岐さや香名大教授の論考が2つ朝日新聞(とウェブ)に掲載されました。

★人工乳房で血液がん発症の衝撃
https://news.yahoo.co.jp/byline/enokieisuke/20190610-00129563/

人工乳房で血液がん、国内で初報告 手術は17年前
https://www.asahi.com/articles/ASM6763RDM67ULBJ014.html

 あまり報道がないので、記事を書かせていただきました。注意喚起します。